忘年会を中座するか否か

TODAY’S CONTENTS

1:4分間のマリーゴールド
2:ほんのちょっと当事者
3:勝手に薬をやめました
4:服薬のメリット
5:服薬のデメリット
6:コネクトロンにおけるお薬の考え方
7:できるお手伝い
8:飲むな、というからには
9:忘年会を中座するか否か
10:天秤にかけるって大切

1:4分間のマリーゴールド

4分間のマリーゴールド、最終回でしたね。

結局、何が言いたかったんや、で終わってしまった私を許してください。心肺停止した後の蘇生率が4分で50パーセントを切る、それ?それだけなの?言いたかったことって?
意識を取り戻さない沙羅に家族が周囲で言葉をかけ続けます、頑張れ、生きろ、と。そして、病院のベッドにいる沙羅に対して家族ができることはありません。
生きろ、目をさませ、頑張れ、というのは沙羅を失いたくない家族の気持ちです。

2:ほんのちょっと当事者

ラジオ聞いてたら、こちらの本の著者さんの談話が聞こえてきました。

おかあさんの闘病について、それは大変だったそうなのですが、頑張れ、って言ったら、これ以上どう頑張れっていうの‼︎と返ってきたそうです。
看護師さんやドクターから同じこと言われたら、ありがとうございます、頑張ります、と答えていたのに。
娘だから本当の気持ちが言えたんだろうな、ということだそうです。言われる方は辛いですけどね。

3:勝手に薬をやめました

私は過去に、処方された薬の服用を自己判断で勝手にやめる、といことを2回しております。
1回目は精神科で。あれは25歳ぐらいの時でしたかね、多分不安神経症的な症状だったと思いますが、日常生活に支障をきたすほどだったので精神科を受診しました。
処方された薬を飲んだら、眠くて仕方がありません。これはこれで生活に支障をきたします。勝手にやめました。以来、メンタルのお薬ってのは感じさせなくする、ってのがその効き目なんだな、と思っております。
2回目は多発性硬化症になったとき。ちょっと太りますよ、といわれて処方された免疫抑制剤により2日で4キロ太ったので怖くなって勝手にやめました。ここで西洋医学と縁を切れたのはラッキーでした。
良い子のみんなは真似しちゃダメだお‼️

4:服薬のメリット

お薬とはなんらかの問題症状の解決のために処方されるものでしょう。
不安が強ければ、不安を感じさせなくなるお薬。免疫システムが暴走しているなら、それを抑えるお薬。
不安を感じなくなること、免疫が自分を攻撃しなくなることがメリットです。

5:服薬のデメリット

感じるという機能を制御すると、感じるべきものにも蓋がされます。
感じたくない不安を感じなくて済むかわりに、感じるべき喜びも感じられなくなってしまいます。
免疫が自分を攻撃しなくなるかわりに、外敵から自分を守ってくれることもしてくれなくなります。

6:コネクトロンにおけるお薬の考え方

常々申しておりますように、徒らに新薬を否定するものではありません。服用のメリットとデメリット、その天秤次第です。メリットをデメリットが上回るのなら飲めばいいし、逆ならば飲まなければいいのです。
何をもってメリットとするか、デメリットとするか、この見極め、選択という行為に必須のものです。それがわかっていないのに、選択はできません。
しかし鍼灸治療の現場に立つようになって、新薬のデメリットが思っていた以上だということを知らされました。できれば飲んでいただきたくないです。メンタルのお薬もしかり。
お薬があるから動ける、と、お薬がないと動けない。前者はメリット、後者はデメリット。いわば依存状態である後者になる前に、必要なくなるといいですね。

7:できるお手伝い

みなさんご存知のように(知らんか)、一時期コネクトロンにはメンタルのお薬問題を抱えた方が大変多かったです。みなさん服薬に罪悪感を抱いていらっしゃいました。
止めたいけど止められない。
眠気、集中できないなどのデメリットがあるけれど、止めるのは怖い。
飲むメリットないやんけ‼️
お薬を飲むにしても止めるにしても、体になんらかの症状が現れます。それは私にはどうすることもできません。それで私は鍼に助けを求めたのです。
断薬を強くすすめたことはありません。私は医療従事者ではないので、そんなことする権利はないのです。
私がどうにかできるのは、服薬への罪悪感のみ。
止めたいというのなら、お手伝いしましょう。お薬を止めるお手伝いではなく、服薬への罪悪感をなくすお手伝いです。

8:飲むな、というからには

長期服薬されてる方ほど、薬の影響を受けてしまってますから急な断薬は難しいです。ドクターからは減薬断薬は勧められないし、薬で抑えていた症状がどうなるか、という不安もあることでしょう。
飲むな、というからには、その後に発生するであろうリスクに対峙する覚悟が必要です(飲むな、って言わないけどね。
幸い、体のことは鍼にまかせることができました。
では、心は?

9:忘年会を中座するか否か

ご相談をちょうだいしました。
メンタルのお薬を服用されていた方、お薬なしでも外出ができるようになりました。
が。
時期柄、忘年会に参加したものの、途中で体調が悪くなり中座。ご家族からは、お薬飲んでたら大丈夫だったんじゃないの?と言われ、お気持ちがぶれてしまったとのこと。
考え方が2つあります。

その1

出席したくない忘年会であるなら、強制感を伴うものであるならば、そんな場に薬を飲んでまで居続けるのは自分を虐めることになります。周囲に自分を合わせることが必要、嫌と言ってはいけない、というものがあるなら、せっかくお薬必要なくなってきてるのに、またぞろ自分の気持ちを押し込めることに逆戻りです。

その2

出席したかったのであれば、その場を楽しめるのであれば、中座しないための服薬にメリットはあるでしょう。楽しい、という感情が次へのエネルギーとなることでしょう。
いえ、なりません(どっちやねん。
ここで大事なのは、忘年会を楽しいと思えるという感情が蘇ってきた、ということです。
服薬の時期、ご多分にもれず喜怒哀楽は薄いものとなっていたようです。それが復活してきたのです。これはたいへん喜ばしいことです‼️
しかし、感情の動きというのはエネルギーを消耗します。心が動かないようにずっと抑え付けていらっしゃったなら尚更のこと、久々の楽しさはさぞかし疲れたことでしょう。
これはたいへん喜ばしいことです‼️感じることができたのですから。
中座してしまった、それは義務を遂行できなかった罪悪感ではなくて、楽しみたかったのに楽しめなかった残念さ。
また楽しみたいよね。
「また」という未来に繋がるものができましたね。

10:天秤にかけるって大切

断薬はほんっと人それぞれの体調次第なので通り一遍のことは言えません。心身ともに状態を見ながら進めていかなくてはなりません。
断薬がスムーズにいったのは服薬のデメリットが大きすぎたケースですね。止めることの不安をデメリットが上回った。
忘年会に出ることが出ないことより大切であるならば、出るための手段を講じればいいでしょう。たとえそれが服薬であっても。
でも、本来の感情を取り戻した体はいずれ、お薬がなくても楽しめる状態になれますよ。だって薬で抑えることよりも、心の動きを感じることのほうが自分には必要だ、ってわかるから。
どっちが大切か、天秤にかけることをすれば迷いや不安はなくなっていきます。大切なものを選び続ければいいのです。
感じるものを大切に。

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