2)トマトは白ご飯のおかずになるか?

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タマコ:うちのおかあさん、お料理ヘタだったんです。

ジャミラ:そらー料理が苦手な人かておるわな。女やから料理や裁縫が上手でないとあかん、て時代錯誤もええとこや。

タマ:まずかったんです!!

ジャ:そ、そないにひどかったんか
タマ:ウチのごはんもひどかったし、お弁当もひどかった!みんなと一緒に食べるの恥ずかしかった!!
ジャ:おとうさんは文句いえへんかったんか?
タマ:おとうさんもおかあさんも苦労してるから、お腹がいっぱいになったらそれで十分、って考えなんです。おいしいもの食べようとか思わないんです。私が大人になってからおいしいとこに連れて行っても、全然喜ばないんです!!
ジャ:はー、そんなんでよくタマコはんは料理が好きになれたもんやなー
タマ:社会に出てから、世の中にはおいしいものがいっぱいあるということを初めて知りました。家族と囲む暖かい食卓、というのが憧れだったんです。

ジャ:料理はおいしゅうなくても、暖かい食卓てあるんやないか?
タマ:誰も何もしゃべらず、テレビを見て食べる、という食卓でした。食事のときはテレビ禁止、ってのを聞くと、それが「普通」なんだなー、ウチっておかしかったんだなー、って思います。
ジャ:いやいや、テレビみながらワイワイできたらええやんか
タマ:ウチはそんなのなかったですー
ジャ:ま、食事の時間が苦痛やったわけやな、食事が楽しくなかったいう人は摂食障害的なもんを出すことが多いけど、タマコはんはそんなんなかったんか?
タマ:アレルギーがひどかったです。
ジャ:子供の好き嫌いは、アレルギーを無意識のうちに避けてるから、いうんもあるらしいしな
タマ:私が体調わるくても、おかあさんちっとも心配してくれないんです。
ジャ:子供がアレルギーいうたら、おかあさん大変やんな
タマ:ちっとも!
ジャ:おかあさん、大変やなかったんか?
タマ:だって看病とかしてくれないんですもの!私が怪我して、血をダラダラ流していてもほったらかしなんです!!自分で薬箱から包帯ひっぱり出して、おかあさんに「巻いて」って持っていってました。そしたらおかあさん、面倒くさいとかなんとかブツブツ言うんです。

ジャ:そ、そらひどいなー。「普通」親いうたら子供になんかあったら、自分のことは放り出してでも子供の面倒みるもんやんな
タマ:小さい時の話を友達にしたら、あなたほんとにその家の子なの?って言われました。
ジャ:いわゆるネグレクトみたいなもんか?
タマ:おとうさんにはしっかり殴られました。
ジャ:はー、そんなんで自分に自信もてるはずないわな。
タマ:向き合ってもらえてない、私のことわかってくれない、というのはずーっとありました。
ジャ:タマコはんも、やりたいことやれんかった、いうんがあるんか?
タマ:絵が好きでしたけど、絵なんか勉強してなんになるんだ、お金もかかるし、と瞬殺です。
ジャ:そうやー、タマコはん食神格やんな、おいしいもん食べるとか、美しいものにかこまれるとか、それこそがタマコはんの仕事やないか
タマ:はい!そういったものに関わる機会が増えてきました!!


家族の中でタマコはんの持って生まれたものに近しい人がおれへんかったんかもしれんなー。いわば「掃き溜めの鶴」や、美しいもんをわからん人の中では、タマコはんのセンスを活かすことができんのはもちろんのこと、評価もしてもらわれへんかったんやろうなー

母が言うんです、あんたはなんでもできていいな、って。料理もできるし裁縫もできるし、絵も描けるし、って。
ジャ:ほんまや、タマコはん多才やな!
タマ:私は努力したんです!お金も時間もかけてできるようになったんです!
ジャ:いや、もちろん努力の成果でもあるけど、タマコはんの場合、持ってうまれた部分も大きいで、なんたって食神格やから。持ってうまれたもんや、て思うより、努力の成果や、て思うほうが嬉しいんかな
タマ:そうですねー、持ってうまれたものだ、と思えたら、そのままの自分でいいんだ、と自分を肯定できるようになるかもしれませんね
ジャ:そうや、後からオプションを追加するより、持ってうまれたもんで使いきれてないもんの力を発揮するほうがええんやで
タマ:自分はダメだ、このままでは足りない、と思って他に手を出すとキリがないですね
ジャ:そうや、持ってうまれたええもんがちゃんと認めて貰われへんかった、いうんがタマコはんの穴ぼこやったかもしれんなー
タマ:母はおいしいものを食べること、美しいものを愛でること、そういうことを楽しむ要素がなかったんですね
ジャ:子供をかわいがる、いうことも知れへんかったのかもしらんな

タマ:そういえば母も自分の母親からは大切にされていなかったようです
ジャ:して貰ってへんことはでけへんのや、知らんのやからしゃーないわ、といっておかあさんへの文句を無理に抑え込む必要はないんやで、
タマ:そうですよね、トマトとご飯のダメージはどうにも無くなりません
ジャ:それや、それや、トマトとご飯てなんなんや?
タマ:あれは何歳の時だったかなー、おかあさんに「お腹すいたー」って言ったら、これでも食べとき、ってトマトを切ったのとご飯を出されたんです
ジャ:トマトだけか!
タマ:そうです、いくらなんでもトマトがおかずって、これならフリカケとか永谷園のお茶漬けとかのほうがマシだと思いました
ジャ:漬物とかでもええな!
タマ:私、漬物ダメなんです
ジャ:なんでや?おいしいのに?
タマ:うちに糠漬けがあったんですけど、その臭いもまたトラウマレベルだったんです

ジャ:いまでもあかんのか?
タマ:おいしいお漬物もあるということがわかって、食べれるようになってきました
ジャ:子供の好き嫌いは、まずいもん食べさせられたトラウマいうんが実は多いらしいなー。まさにおかあさんの料理はまずくて食べられへんけど、よそのおいしいもんなら食べれる、みたいな
タマ:私だったら自分の子供におかずがトマトだけ、なんて絶対にしない!おかあさんは私のことが大切じゃないんだな、って思いました。弟だって、チョコばかり与えられて、虫歯だらけでしたもん
ジャ:んー、おかあさんは自分が手をかけて貰ってないさかい、自分の子供も手をかけるもんや、いう考えがなかったんやな
タマ:トマトとご飯はほんとダメなんです。トマトそのものもつい最近まで食べることができませんでした。
ジャ:おいしいトマト料理を食べたからやな
タマ:はい!

しかし、おかあさんは自分自身がかまって貰われへんかったからいうて、そうも子供に気持ちが向かへんかったいうんは不思議やなー

おかあさんだけじゃなくて、おとうさんもですよ
ジャ:なんや、おとうさんは子供のこと見る暇もないくらい仕事が忙しかったんか
タマ:忙しいというより、稼げてなかったですね
ジャ:なんや、それがお金の問題やったんか、これはまた聞き捨てならんことやな

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