吉田豪×米良美一 きっかけは「男と女と男で結婚したい」

いやー、今日もこの記事が読ませてくれましたよっ。
吉田豪×米良美一 きっかけは「男と女と男で結婚したい」

気になる箇所をセラピーカード的に解説です。

米良:それはもう、その通りですね。やっぱり痛い目を見ないとわからないんですよ、私は特に。
痛いことを言われて初めて考える。それまでは逃げるんですよ。あとは言い訳ばっかり腹の中でして。
なんとか自分が悪者にならないように、自分はどちらかというと被害者でいたいっていう癖がついてるみたいで、
悪いのは全部自分以外の外に原因があるというふうにして。

自分以外の外が悪い、と責めるのは「裁き」です。

自分を責めちゃうかわりに、他者を責めるんですよね。

米良:そうなんですよ。やっぱり、いま私は講演会なんかしてても
「ホントに根性が悪いんですよ」とか言いすぎたりするんですけど、
それも自分を自虐的に落としたいんじゃなくて、もっとよく変わりたいんだと思うんですよね。
ただ、これから先は自分を反省する発言ばっかりしてもあんまり意味がないので、それはそれとして、これから自覚を持って生きていかないといけない。

自分を責めるだけ、ってのは罪悪感なんですが、罪悪感で自分を責めてるだけだと前に進めないんですよね。
ここでは反省ばかりしてる、と書かれていますが、自分を責めてるだけの状態って反省ですらないんですよ。
反省という行動には改善が次に控えてないといけないので。改善を伴わないならそれは反省ではないのです。

──そういう部分を出して大丈夫になったっていうことですよね。

出せずに隠しているものってつまり鎧です。鎧の存在がいかに人を不自由にしているか。
隠さずに済むようになる、ってのもありますが、隠して守っていなきゃいけない、と思っていたものが
実は必要なかった、って気づけることもありますよね。

米良:だから結局それも相手を見てるわけじゃなくて、自己投影ですよね。こうだったらいいなっていう。
ところが実際そういう人とコミュニケーションしてみて、じゃあ精神的に満足するのかっていうと、
まったくしないじゃないですか。

はいはい、シャドー、シャドー。

シャドーに限らず、穴ぼこの正体がわかったらいいんですよ。
自分にはこんな穴ぼこがあるからこれを恐れていた、こんな穴ぼこがあるからこれを求めていた、と。
穴ぼこの正体がわかった上で必要であるなら、さらに求め続ければいいと思うんですよね。
きっと手に入りますよ。

やっぱ一番大切な作業は、自分の立ち位置、自分のリソースを的確に把握するってことですね。
不安ってのは正体がわからないからやってくるもので。

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