終)ジョイキラーの娘、再び

自分自信のWANTSやNEEDSを出すことよりも、他者のそれに応えることに重きを置く人が壁にぶち当たるのはどんな時か、自分を出さなくてはならなくなった時です。

聞き分けのいい、他者からしたら都合のいい存在でいれば、壁にぶつかることもありません。

いえ、あります(どっちやねん。

誇り高き自我がいつまでもそんな状態でいることを許しません。いつまでできない子のフリしてるんだよ!と声をあげ始めます。
参考鉄板エントリー:自負とか矜持とか

都合のいい部分しか見ていなかった周囲の人々は驚きます。え、この子こんな子やったんや!と。そして当然のように押さえつけようとします。

いい子ちゃんだった自分と、本来の自分がぶつかるのです。いわば天使と悪魔のぶつかり合いのようなものでしょうか(どっちが天使でどっちが悪魔かな?

ジョイキラーの娘、再び の続きです。

ニャンコさんの理想の自分とは「会話において的確なレスをして、ウィットにとんだ受け答えができる人」でした。

これ、ニャンコさんそのまんまだったんですよ!!

さすがの辛(かのと)さん、頭の回転の良さを感じさせる的確なレスと、うまいなー、と思わせる言葉使い、そして命式には食神と偏財がいっぱいです、ニャンコさんが楽しんでいる様子に惹かれて多くの人が集う人気者でしょう。

ほんと、自分のことってわかんないものなのですね!!

使ってる言葉のくせがご自分ではまったく気づいてなくて、私が指摘させていただくことも多いのですが、あまりになりたい自分とご自身の現状が同じなので、これは自分の持ってるものに気づいてないはずないよな、と思わされました。

自分ダメポになる公式、それは「本当は大切な自分が自分が望むように大切に扱ってもらえないから、大切に扱って貰う価値のないダメな自分と思うしかない」です。

これだけ自分のリソースがだだ漏れになっていたら、職場の方々にだってニャンコさんが「的確なレスができてウイットに富んだ受け答え」ができる人、って認識ないわけないと思うのですよ。

的確なレスが出来てウイットに富んだ人に他者が求めるものと、そうではないと思い込んでいる人があくまで他者に応えることに徹しようとしていたら、両者に衝突が起きますよね。

他者がほんとうのニャンコさんに求めるもの

ニャンコさんの思い込みによるセルフイメージがなさんとしているもの

これまでは求められるものに応えているだけでよかったのに、求めるものに応えることができなくなってきたわけです。それが職場の居心地の悪さになってきたのでしょう。

ニャンコさんをそうも自己否定の沼に沈め込んだのは、おかあさまとお姉さまでした。

ニャンコさんが自分を出すと、お二人はニャンコさんを笑ったそうなのです。揶揄のニュアンスをてんこ盛りにして。

ニャンコさんがたとえば、「猫が好きなんだ」と言ったら、「やだ、この子ったら、猫なんか好きなんですって(笑)」という感じで。そ、そ、語尾に、末尾にすべて(笑)じゃなくて(藁)とつけてるようなものだったのでしょうね。

そんなんされたら、自分の好きなもの言えなくなりますやん。だって言ったら、自分の大切なものを嘲笑われてしまうから。大切なものを守るために、ニャンコさんは自分の「好き」を封印したのです。

家族の中でチームができあがることありますよね。兄弟姉妹のうち、どっちかがおとうさんについて、どっちかがおかあさん、っての。このパターンで多いのは、機を見るに敏なほうが出遅れたほうを攻撃する、というものですね。

言わば、「逃げ遅れた妹」の逆ともいえます。
参考エントリー:逃げ損ねた妹の損な役回り

ニャンコさんは逃げ遅れたというより、出遅れてしまったわけです。そして自分を攻撃する人たちの顔色をうかがうことになってしまったのですが、機を見るに敏だった方は逆に、空気を読むことに長けていたわけですよ、だから出遅れることなく自らを優位におくことができたのですよ。

自分を押し殺すことについては、他者の攻撃から身を守るために自分を偽るのは、ひょっとするとニャンコさんよりおねえさまのほうがこじれているかもしれませんね。

おかあさまはいわば、人を堕とすことで自分を保っていたわけです。マウント女王だったのですね。そうなってしまった理由もありましたが、今回はそこを深く掘り下げることはできませんでした。ニャンコさんのお気持ちが出てきにくかったので。

タイムラインで出てきたのは6歳のニャンコさんでした。幼稚園の帰り道、男の子と一緒に棒切れで遊んでいます、おかあさんがそれをお得意の揶揄をしました、そんなことして恥ずかしい、と。

ニャンコさんは6歳から、自分がほんとに楽しいと思うことよりも、他者のそれを優先するようになってしまったのです。

いえ、違います(どっちやねん。

他者の楽しいに迎合するというより、自分が楽しいと思うことを他者は楽しいとは思わないのだ、だったら人が楽しいと思うことをしなくてはならない、とサービス過剰になってしまわれていたのですね。これは疲れる、これはしんどい。自分を出せない、顔色をうかがう以上にエネルギーの消耗が激しいです。

棒切れで遊んでいたら、あら、楽しそうね!と言ってもらえる、楽しそうな人がいたら、見てるほうも楽しいじゃないですか、ニャンコさんに必要なのは「自分が楽しければ人も楽しい」と思えることでした。

これ、私さえ楽しければいいんだ、とはちょっと違うんですよね。

それが、ニャンコさんの魅力に人が寄ってくる、という状態を作ることになります。職場で、的確なレスとウイットに富んだ受け答えで周囲の方々を笑顔にしているニャンコさんの姿、それが自分が人を楽しませようとした結果ではなくて、自分自身が楽しいがために得られているものであった、ということを受け取ってくださいますように。

おかあさんに笑われて嫌だったよね
丶(・ω・`) ヨシヨシ

参考エントリー:ジョイキラー〜水を差す人

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