音楽的嗜好に大きな影響を与えた10枚のアルバム

またまたFacebookでのバトンですが、誰からも廻されていません。書きたかったから書いただけのものです。いろいろと思い出せて楽しいです。

ホテルバイトのときの若い社員ちゃんとの会話。
趣味ってなに?
音楽とか好きですよ、ライブにもよく行きます!
ほう!何きくの?
エグザイルです(ドヤ
それを聞いて、エグザイルって音楽だったんだ、と思った私を許してください。
というわけで(どういう?)誰からも回されていないバトンです。
▶︎▶︎▶︎音楽的嗜好に大きな影響を与えた10枚のアルバム
ただ書きたいだけ。
ミュージシャンじゃなくてアルバム、となるとセレクトの基準が違ってきます。
iTunesがでてくるまでは、曲ってアルバムで買うものだったから、配信の1曲買いとか背徳感があってなかなかできなかったですよ。
コンピレーションアルバムなど選曲の妙が存在意義でしたが、いまや誰もが自分のプレイリストを作る時代だから、それをわざわざ売るってのも商売として成り立たないでしょうね。
CDはほとんど処分してしまったので、iTunesのライブラリを眺めながらピックアップしました。
音楽的嗜好に大きな影響を与えた10枚のアルバム

その1

LIVE FOREVER-The Best Of 90’s UK Rock-
以下、Amazonの商品説明
BRIT POP 10周年。あの狂騒を振り返るドキュメント映画 『LIVE FOREVER』 が日本でも2004年7月3日からロードショー・スタート。イギリスで公開に合わせてリリースされたサントラの収録曲を大幅に改定して日本用に作り直した、ブリットポップ及びそこに至るまでの経緯やその後のシーンへの影響までもが分かる様に構成された、日本オンリーのスペシャル・エディション(日本オリジナルとたった今、知りました。
この選曲が微塵も文句なし。赤盤と青盤があって、青盤は SONYエディション、赤盤はEMIエディションです。私は青ばっか聞いてました。
オアシスにまったく縁がありませんで、手元にあるのはこのアルバムの1曲だけ。

その2

4 Hour Party People サウンドトラック
またしてもサントラ。ブリットポップ以上にはまったのがマッドチェスターサウンド。来日したマッドチェスターもののバンドはほとんど見たんじゃないかな。4ピースなパンクのエレクトロ版がマッドチェスターとでもいうか。

その3

デジャ・ヴ / クロスビー,スティルス,ナッシュ&ヤング
己の音楽嗜好を語る際、いつも70年代ブリティッシュロックから始まって、といってますが、実はその前にあるのがウッドストックもの。
アメリカ産の音をいちばん聞いたのがウッドストックかなあ。そういえばスライダーズのハリーは、アメリカもので唯一はまったのはドアーズだ、って言ってたね。
ヘルプレスでのニール・ヤングの声の美しさにまいる。こんなムサいおっさんらんハーモニーがなぜこうも美しいのだ、と思っていた10代の私を許してください。

その4

XTC / ORANGES & LEMONS
日本のバンドでもよくあるけど、ギターがバカテクじゃなくてキーボードがキモになってるバンドって、そのキーボードがいなくなるとバンドの音楽性がコロッと変わっちゃうってこと多くないですか。
XTCの初期のキーボードは変態キーボードと言われるにふさわしい変態な音を炸裂させていたけど、後年のXTCはビートルズにも並び称されるほどの極上ひねくれポップスを生産するようになった。
セールス的には十二分な結果だしてるバンドなのに、このアルバムは制作費がかかりすぎてペイできなかったそう。
メイヤー・オブ・シンプルトンとかいかにもイギリスな皮肉な歌詞が多くてニヤッとさせられます。

その5

不思議のヒット・パレード/ケヴィン・エヤーズ
忘れもしない、中学のとき、購読し始めた魔の雑誌ロキノンの裏表紙にあった東芝の広告、EMIの再発ものの宣伝でした。
そこにあったこのジャケットに目が吸い寄せられたのが、ケヴィン・エヤーズという人を聴き始めたきっかけ。
元ソフトマシーンということばかりいつまでも言われるけどプログレ風味などなくて、斜に構えた文学人というたたずまい。
ケヴィンの来日公演すべてを見たというのが自慢です!!
大阪でのライブ、レコード持ってって、舞台から引き上げるときに駆け寄りサインをお願いしました。
終わったあとロビーにいたら、ケビンの奥さんかマネージャーかみたいな金髪美人に「サインもらえてよかったね」と声をかけてもらえました。
今はなき御堂会館が初来日、客席前列2列しかお客がいなかったけど、その後は周知されていったようで。
朝日新聞で訃報を知ったのが衝撃でした。

その6

Big Beat / スパークス
Facebookの何が嬉しいといって、いろんなミュージシャンのページが観れることです。サイトとは違うんですね。Facebookとはチラシだそうですが、まさにその時々のお買い得情報をばらまいてくれるもの。
1948年生まれの兄と1953年生まれの弟による兄弟ユニット。70超えてるんですよ!その兄弟の最新ライブの生配信がみれるなんて、Facebookありがとう!!
アメリカ出身だけどイギリス贔屓を表明している二人、そのひねくれポップスぶりが好みだったのですが、ジョルジオ・モロダーと組んでエレクトロポップ路線になっても、ひねくれぶりに変わりはなく。
2000年以降低迷時がありましたが、若手のミュージシャンに引っ張り出され、またぞろ表舞台へ。
ツアーのスケジュールみてたら、70過ぎのじいちゃんがなんてハードな生活を、と慄きます。また観客の熱狂ぶりにも。
スパークスも最初に目についたのはロキノンの広告だったなあ。渋谷陽一の番組で紹介されてたのを聞いたんだったかな?

その7

Amen / Various
パンク以降もっとも私を熱狂させたもの、それがelレーベルでした。アートワークの美しさはコレクター心を煽るもので、elからリリースされたすべてのアナログ盤を集めました。
みなさんご存じのように(知らんか)elは後の渋谷系に大きな影響を与えました。
バカテクな人がいるとかというわけじゃないので、突出した人がいるというよりレーベルそのもののカラーを楽しむものだったのではないかと思います。
ゆえに、アーティスト毎のアルバムよりも、コンピレーションがどれも秀逸。それこそテケトーなボサノバとかアンビエント系を流すくらいならelのアルバム流したほうがよほどいいと思うのですけどね。
そうなれなかったのは、やはり一部のマニア受けという要素が大きかったからか。
それが渋谷系につながり、おたくにシャレオツ要素をまぶしたのが渋谷系という流れになったのはおもしろいことで。

その8

大失敗。
「影響を与えたアルバム」なのか「影響を与えたアーティスト」なのかが交錯してしまっている。
もう一度、最初からやり直したい。
MY AIM IS TRUE / ELVIS COSTELLO
全来日公演に足を運んだのがケヴィン・エヤーズなら、外タレ来日で最も多く足を運んだのがコステロです。乳飲み子のチビを連れても行きました。
とある公演の際、サプライズでいきなりニック・ロウが現れたときの感激ときたら!思い返していまだに鳥肌が立ちます。
コステロを知らない人でも10人がいたら10人「ミスチルの桜井と似てる」と言うと思います。声がそっくり。あきらかにコステロを模したPVも作ってましたよね。
たとえばモッズに対してロッカーズがあったように、側からみたら一派一絡げなものであっても、互いに譲れない美意識的なものがある集団ってあるもので、それと同じで(同じなのか?)パンクと時を同じくしてパブロックが発生したのも必然ではなかったかと。
パンクの陰で一般的にはいまいち存在感がメジャーでないパブロックだけど、パンクの様式では表現しきれないと思った人たちがパブロックに流れたのではないかと。
パブロックの立役者であったニック・ロウのもと、スティッフレーベルからデビューしたけど、その後の音楽性の変遷をみれば、このアルバムジャケットがバディー・ホリーを模しているといわれているように、まったく音楽的バックグラウンドのなかったパンク勢とは一線を画しているのは明らかなこと。
パンクにまとめられてしまったのが初期のコステロの不幸だったのかもね。

その9

アーティストなのかアルバムなのかが曖昧になってましたが、今日は紛うことなきアルバムです。
ダーティ・ヒッツ/プライマルスクリーム
プライマルの1stは周囲でもジャケ買いした人が多かったです。サイケなジャケットはたしかに素敵だったのですが、音がピンとこなかった。以来、このバンドのことは忘れてしまっていたのですが、あ、そうそう、思い出した、この頃レコ屋でバイトしてたんですよ、だから新譜が出たら聞くのは聞いてたんだな。
アルバムごとにあまりにスタイルが変わることについていけなかったけど、もろストーンズな音をやってるやつとか、もろオマンチェな音のものは単純にかっこよかった。
なのでそれら集大成のベストは、どの時代の音も聞けてバンドの変遷がよくわかるお買い得品。
なんかのフェスでのライブを見たけど、インディーのチンピラバンド的なイメージを吹っ飛ばすものでした。ストーンズなみの大御所感満載。でかいスタジアムが十分にふさわしい。
アラン・マッギーがプライマル・スクリームをレーベルのベストバンドって言ったってのは必然ですね。
さ、明日はラスト。

その10

キャプテン・ファンタスティック/エルトン・ジョン
エルトン・ジョンと、彼の曲の歌詞をほとんど担当した盟友バーニー・トウピンとの思い出をモチーフにしたアルバム。
美しい。
アラン・エルドリッジのジャケットワークも内封されていた歌詞パンフレットのデザインも歌詞もメロディーも、すべてが美しい。
英語の歌詞をみて「美しい」と思えたのはこれが最初じゃなかったかな。
無人島にもってくなら、というセレクトの仕方もありますけど、これまで手にしたアルバムでベスト、どれか1枚となると、迷うことなくこれです。
というわけで10日続けてまいりましたが、明日からは日本版の10枚です(まだ、やるんかい。

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