アル中とかドラッグ漬けで壊れていくミュージシャンがかっこよく感じられ、
私もアル中になりたいな、と言ったら当時化粧品店を営んでいた叔母から、
アル中になったら肌が荒れるよ、と言われ、アル中になることを断念いたしました。
あの時、叔母からそう言われていなかったら、私は今頃立派なアル中でしょう。
ありがとう、おばちゃん!!
知人のカウンセラーもどきに言われました、君の飲み方は完璧にアル中だよ、と。
そんなに量を飲むわけではないんですよ。
いつもお酒のことばっか書いてるから太地喜和子みたいな女かと思ってたけど、そ
れほど飲まないんだね、とよく言われます。
アル中ということは依存、依存ってやめたいのにやめられないこと、
私はお酒やめようとは微塵も思ってませんし(きっぱり)、だからアル中じゃないと思うんですよねー。
でもお酒にけじめをつけられないことに、ちょっと罪悪感あったりします。
何よりチビが私がお酒を飲むことを嫌ってるからなー。
せめて、チビの前では飲まないぐらいの節制があったっていいと思うのですが。
みなさんご存知のように(知らんか)、私には鼻がでかい・座高が高い・頭髪が少ない、という
3大肉体コンプレックスがあるのですが、その他にですね、食に関する素養が少ないというものもあります。
食べることに熱心でないのですよ。寝る時間と食べる時間はなくてもいいかな、と思っていた時期もありました。
3食カロリーメイトでも平気でした。
なんで食べることに熱心でないのか?そりはですね、食卓とは私にとって卓袱台返しの場だったからです。
みなさんご存知のよ(ry、私は親戚を転々としていたのですが、
どの家の世帯主もバイオレントな男性ばかりでした。
配偶者をボコにすることになんの躊躇もない人ばかりだったのですが、
ボコが始まるのってね、食事の時間なんですよ。その家のメンツが一堂に会するのが食卓じゃないですか。
食卓に供されたものに難癖をつけることがきっかけ、
そこから卓袱台返しとか髪の毛をつかんで引きずり倒す、ということが始まるのです。
そんなとこ、嫌じゃないですか。一刻も早く食べ終えて食卓を離れたい。
あ、そうそう、私ってば驚かれるくらい早食いです。
自分の食への姿勢が卓袱台返しの過去に原因がある、とわかったのも心理学を勉強し始めてからですね。
20代後半の頃、このお店でお酒に開眼させられました。
これまで飲んでたものは何だったんだ、というくらいおいしかったのです。
おいしいお酒にはおいしい肴、お酒をおいしく飲むためにはおいしいものを食べなくては、と
人生初めて食べることに意識的になれました。
ここのお酒に巡り会ってなかったら、今でも3食カロリーメイトの生活だったと思います。
病気したことと出産・育児でも食に気をつけさせられましたけど、
お酒が食べることに意識を向けさせてくれた恩人だと大げさでなく思っています。
カフェで見ず知らずの隣の席の人と話が盛り上がる、ってそう無いと思うんですよ。
でも立ち飲み屋ではそれがありふれた光景です。だから好きなんですよねー、立ち飲み屋。
お酒飲みにいくというより、コミュニケーションの場です。
そう、お酒って私にとってはコミュニケーション・ツール。ここんとこが依存っぽさを感じさせることになるのかな。
お酒ってオッパイのかわりなんですって。お酒に限らず、依存の対象となるものはすべてかな。
かつて手に入れられなかったオッパイ、つまり母、
それに代わる存在を見つけられたならお酒をやめることができるでしょう、って守田のり子さんに言われましたよっ。
いやー、私ってば50にもなってまだ、おかーさんオッパイちょーだい、って言ってるんだ。