紳介の引退よりジョブズの引退のほうが大事件です!
ま、いずれやってくる日だと覚悟はしてオリましたが。
みなさんご存知のように(知らんか)、神戸に住んで30年以上になります。
で、その30年のほとんどが最寄り駅元町の生活です。
このあたりの特徴としまして、893の事務所がたいへん多い。
893稼業で生計をたてていらっしゃる方がたいへん多い。
発砲音を聞いたこともありますし、その昔、まだ立ちんぼ(若い人、わかるかしら?)さんが多かった頃は、
立ってる女の人(オカマさんも含む)の胸ぐらつかんで、誰にことわってここで商売しとんじゃ!とはり倒すという
映画のようなシーンにもよく遭遇しました。
893も人の子です。
結婚もすれば、子どももできます。
3段論法です。
このあたり、893のご子息も多いです。
893だからお金持ち、私立に放り込めばいいようなものの、
お金でさえいかんともしがたい、というご子息だったり、下っ端のお金のない893のご子息もいるわけです。
そういうご子息は地元の公立に入学されるのです。
運動会とか文化祭でですね、そのご子息の応援に下っ端たちが大挙してやってくるのですよ。
これは花見の宴会か!と言いたくなるような光景。
お酒のんだり、タバコ吸ったり、先生方も見て見ぬフリだったりします。
ウチのぼっちゃんに無礼は許さんぞ、とばかり、ガンを飛ばしまくりです。
893のご子息が多く入学した学年は荒れる、という現象もあったり。
ぼっちゃん、ぼっちゃん、と大切にされる特殊な環境の中、
「普通」の感覚を身につける、ということは至難の技なんでしょうなあ。
*
やっと本題です。
そのままのあなたでいいんです。
相田みつをかっ。
多分、この台詞、言ったことないです、私。いや、言ったことあるかな(どっちやねん。
これからは言いません!!
なぜなら。
そのままでいいわけないのです。
そのままでいいんだよ、と人に言わせてしまうシチュエーションって
私なんてダメ
こんな私なんて
どうせ私なんて
この手の発言があったからだと思うんですよね。
それに対して、大丈夫、大丈夫、あなたにはこんないいとこがあるじゃないの、
変わろうとしなくていいのよ、そのままでいいのよ、と答えざるをえないですよね。
いや、もちろん心からそう思っているでしょうけど。
言うべき台詞は「そのままでいいよ」ではなくて、「あなたにはこんないいとこがあるじゃないの」です。
そう、本人が気づいていないリソースを指摘して、それを納得してもらう、ってことが必要な作業。
そのままでいいよ、ってことはつまり、どうせ私なんて、っていう状態のままでいい、ってことじゃないですかっ。
「どうせ私なんて」を脱却するためには、己のリソースを認める、という作業が不可欠です。
気づいていないもの、もしくは見て見ぬフリをしているもの、自分には力がある、と認めることです。
みんな、自分に力がある、って認めたがらないんだよねー。
人が自分のキャパの大きさを認めたがらないのって、
それを認めてしまったら、どんなものがやってくるのか怖い、って恐れが大きいです。
仕方ありません、キャパが広いってことは、やってくるいろんなものを受け容れる、ってことですから。
望ましくないものもやってくるでしょう、でもそれを恐れていては、本当に欲しいものも手に入れることはできません。
そう、まさにキャパに応じたものしかやってこないのです。
自分に処理能力がない、と思っていたら、その枠におさまるものしかやってきません。
だから。
自己評価が低いとそれに応じた扱いしかされない、
彼氏ができない、彼女ができない、思うような仕事に巡り会えない、ってことになるんですよっ。
わかった??
私が一番好きなNLPの前提
必要な資源は全ての人が既に持っている
あとはどのように活用するか、ということだけ
どんなリソースをお持ちかを見つけて、それをどう使うか、を探る、私がやってることってつまり、これだけなんだと思います。
どうせ私なんて、って言ってるお友達には、そのままのあなたでいいんだよ、ではなくて
あなたにはこんないいとこがあるじゃないの
それを認めて、その力をどうすれば発揮できるか、
ってことを考えていけばいいんじゃないかな
ってアドバイスがよろしいのではないかと。