続々:マツコに占いのなんたるかを(ry

えー、始めにお断りしておきます。今日もマツコは登場しません(いい加減にしろ!という神の声が)。

占いを始めた当初に不思議だったこと、みなさんご存知のように(知らんか)始めはそのへんの占いハウスと同じように10分いくら、という料金設定だったのですが、終了時間にまだまだ余裕があるのに『まだ聞いてもいいですか?』と尋ねられる方が頻出なこと。腹の中で『時計みたらまだ時間あるってわかるやん』と思っていた私を許してください。

鑑定料金を時間で定めているとこと、1件いくら、って設定してるとことありますよね。恋愛1件につきいくら、相性1件につきいくら、とかって。自分が占いをやりだしてわかったことですが、はあ、これはたとえばタロットなら1つのスプレッドを展開するにあたっての労力に対する対価かな、って思ったんですよ。でも不思議だったのは、某所で四柱推命の鑑定を受けたことがあるんですが、そこも相談1件につきいくら、だったんですよね。まずは命式を作るじゃないですか、で、お知りになりたいことはなんですか?とその質問1個につき料金が発生するんですが、命式をつくる手間は1回だろ、それ見たらいろんなことがわかるのに、それを教えるのが小出にすぎるな、ケチくさいな、と思ったのでありました。

なんで1件いくら、ってしないといけないんだろ、そのメリットはなんなんだろう、って思ったんですけど、献血ルームでわかりました。

献血ルームではおひとりさま10分から15分、ってなってるんですけど、ま、10分で終わることなんて1日に1件あるかないか、ですわ。お待ちの次のドナーさんがいらっしゃるので、私もタイマー気にしながらやってますし、ドナーさんも時間長引いてごめんなさい、とかっておっしゃってくださる方も多いのですが、もいっこ聞いていいですか?とキリのない方が時々いらっしゃいます。

たとえば恋愛のお悩みだったら、彼氏できますか?に始まって、できますよ、と納得していただけたなら、次はいつ出来ますか?どんな人ですか?どんな結婚しますか?家族は反対しませんか?と、ほんと延々と続くのですよ。

これって、聞きたいこと、知りたいことがあるんじゃないんですよ。

ただ、不安なんですよ。

なにか尋ねて、答えをもらえたら『とりあえず』安心します。でも、あくまで『とりあえず』なので、また不安が湧いてきます。

こうなったら質問に答えるだけではどないもなりません。やらなくてはならないのは、不安という感情をどないかすることなのです。不安の根っ子をさぐりに行く、という作業が必要になります。根っ子=穴ぼこを見つけたら、それを埋める、ということをしなくてはなりません。

この作業、占いでどうやっていいのか私にはわかりません。私の占いの技術ではどうにもできません。

不安という症状への対症治療としての占い、それにはキリがないので1件いくら、ってしてるんだなと納得しました。

占いだけじゃダメなんです。

続く(次回あたりでいよいよマツコが登場する予定。予定は未定、決定ではない。

この記事をシェアする
関連記事はこちら
アーカイブ