2013/05

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:3951ページ
ナイス数:67ナイス

閉経記閉経記感想
お客さまからいただきました。読みたかった本だったのですが、読み進めるのにエライこと苦労しました。胎児はウンコだ、と言われてもそう思えない人もいる。そう思えなくてグズグズしてる人に自分は寄り添っていかなくてはな、と仕事柄思わされました。
読了日:5月29日 著者:伊藤 比呂美
おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だおいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ感想
このタイトルに続きを。売れるために、おいしくするためにはどうすればいいか、それをやっているのがサイゼリア。福島の件は、悩ましいでしょうなあ。
読了日:5月29日 著者:正垣泰彦
日本のピアノ100年―ピアノづくりに賭けた人々日本のピアノ100年―ピアノづくりに賭けた人々感想
すぐれたピアニストがピアノ職人になるのと、すぐれたピアノ職人がピアニストになるの、どっちが難しいんだろ。音をつかむ耳がなければよいピアノは作れないということは読まないとわからなかったよ。ヤマハ式の音楽教育が日本をダメにしたみたいによく言われるけど、山葉寅楠がいなければ日本にこれだけピアノは普及しなかっただろうな。
読了日:5月28日 著者:前間 孝則,岩野 裕一
“物理学者のセラピスト”がやさしく教える スピリチュアルと物理学“物理学者のセラピスト”がやさしく教える スピリチュアルと物理学
読了日:5月28日 著者:柊木匠
SNSの歩き方SNSの歩き方
読了日:5月21日 著者:大阪国際大学
移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活感想
外国人の不思議な食生活、というサブタイトルに和食と外国食のキテレツな融合みたいなものを勝手に想像していたけど、祖国の文化、食生活をいかに守って行くかという工夫のルポでした。日本人は宗教がないからすぐに自殺しちゃう、ってあったけど宗教に限らず食生活や文化でも、自身のアイデンティティーとなるものがあればそれが支えになるのだろうな。守らなきゃいけないものがあれば、人は強くなれるのだ。後書きにあった『日本人は幸せが苦手』ってのはほんとですね。幸せ自慢よりも不幸自慢が好きなんだ。と、自分もまさに日本人である。
読了日:5月21日 著者:高野 秀行
育児なし日記vs育児され日記育児なし日記vs育児され日記感想
子ども目線から、子どもが何を思って泣いているのかがわかれば世のおかあさんたちはさぞかし楽になることだろう。赤ちゃんに限らず他者の言動にはどんな意味があるのか、それを推し量ることがコミュニケーションだね。
読了日:5月17日 著者:逢坂 みえこ
児童労働―働かされる子どもたち (世界の子どもたちは今)児童労働―働かされる子どもたち (世界の子どもたちは今)
読了日:5月15日 著者:アムネスティインターナショナル日本
プロチチ(1) (イブニングKC)プロチチ(1) (イブニングKC)感想
子育ての話と思いきや。これはコミュニケーション論だな。どうやって人とつながるか、どうやって伝えるか。育児は子どもとのコミュニケーションだ。共通言語が少ない他者とどう折り合いをつけていくか、だ。そ、愛より世話だよ。
読了日:5月15日 著者:逢坂 みえこ
サイゼリヤ革命―世界中どこにもない“本物”のレストランチェーン誕生秘話サイゼリヤ革命―世界中どこにもない“本物”のレストランチェーン誕生秘話感想
やってることは改善の積み重ねですが、いわゆる『カイゼン』と違って無理強い感がないのは数値の裏付けがあるからなのですね。数値でのコミュニケーション、自分には欠落していることだったので心がけてみたいです。
読了日:5月15日 著者:山口芳生
榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)感想
出産前に読んでたら産むことを躊躇したかも、というくらい大変さが伝わってきた。漫画制作の怒濤と育児の怒濤、よく両立したもんだ。ゴールデンラッキーを読んでるだけではどんな人か全然わかんなかったけど、なんつか、達観したような人柄を感じられた。俯瞰というか。その視点がないとあんな漫画(どんな漫画?)書けないんだろうな。
読了日:5月15日 著者:榎本 俊二
中国絶望工場の若者たち 「ポスト女工哀史」世代の夢と現実中国絶望工場の若者たち 「ポスト女工哀史」世代の夢と現実感想
中国における共産主義っていったい何のためだったんだろ。結局は既得権にしがみつく人達が自分たちに有利なシステムを作り上げただけだよね。キレイ事のザル法ばかり。物の安さは人件費の安さ。もう安さだけに価値をおくことはやめないとね。
読了日:5月14日 著者:福島 香織
場末の文体論場末の文体論感想
よそさまのレビューに『いつもと比べて歯切れが悪い』とありましたが、『あーあ、ついにここまで言わないといけませんか?』ってカンジかな、と思いました。言わなくても当然わかってるだろ、と思っていたことに対して、わかっていない人の多さに絶望しつつ、そんじゃあ声をあげないといけないか、みたいな。ちなみに小田嶋センセのミーハーレベルのファンです。
読了日:5月12日 著者:小田嶋 隆
MOON―昴 ソリチュード スタンディング― コミック 1-9巻 セット (ビッグコミックス)MOON―昴 ソリチュード スタンディング― コミック 1-9巻 セット (ビッグコミックス)感想
昴のエンディングで肩すかしくらわされたけど、これで納得させてもらえた。ハチクロのはぐちゃんみたいなもんかな。3月のライオンの零くんしかり。テーマは才能だ。
読了日:5月12日 著者:曽田 正人
ゴールデンタロットゴールデンタロット
読了日:5月4日 著者:リズ・ディーン
児童労働―働かされる子どもたち (世界の子どもたちは今)児童労働―働かされる子どもたち (世界の子どもたちは今)感想
産業革命時のロンドンでは泣き止まぬ赤ちゃんにジンを飲ませていたそうで。未来を担う子どもを大切にできないということはつまり、自分の未来を大切に出来てない、ってことだ。今しか見てない、ってことだ。
読了日:5月4日 著者:アムネスティインターナショナル日本
幸いは降る星のごとく幸いは降る星のごとく感想
難解であった。一貫してつきつけられたテーマは『キャラ』。自ら選んだものであろうと強いられたものであろうと、キャラを演じることに付随するものは本来の自分ではない。自分がやっているキャラに付随するものが不本意であるなら、ほかのキャラをやればいいのだ。ブスであることともてない(異性から需要がない)はイコールではないのだ。もてない、という役割をやってしまっているだけなのだよ。愛されるキャラを選択すればいいのだ。たとえブスであっても。もちろんブスじゃないのに愛されないキャラをやってしまっている人もいるわけで。
読了日:5月4日 著者:橋本 治
服は何故音楽を必要とするのか? ---「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察 (河出文庫)服は何故音楽を必要とするのか? —「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察 (河出文庫)感想
文庫版あとがきとして、著者本人もっとも愛着のある作品とありましたが、しごく納得。気持の赴くままに筆が奔放にテキストを連ねたとでもいうか、読んでるだけで音楽とショーが楽しめた感じです。ウォーキングミュージックのサントラがあればいいのにね。いついつの誰だれのショーの時の音楽、とかって。
読了日:5月4日 著者:菊地 成孔
地獄と向きあって44年 ―カネミ油症、苦闘の記録地獄と向きあって44年 ―カネミ油症、苦闘の記録感想
これは身体にいいですよ、と言われてその気になって一生懸命摂取して、あとから、実は身体に悪いんです、と言われてもどうしようもない。同じ地獄を自分が味わう怖れはゼロとは言えない。すでに身体に蓄積されてる可能性も大いにあるわけで。犠牲者を生み出してからでないとわからないのだな。動物実験と同じだよ。そして同じ被害者であっても自分だけは損したくないという感情。そして企業ってのは絶対に自分の非を認めないものなのだなということ。
読了日:5月3日 著者:矢野 忠義,矢野 トヨコ
昴 全11巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]昴 全11巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]感想
え、これで終わりなの?
読了日:5月2日 著者:曽田 正人
怒りと共にイキまくれ (Feelコミックス)怒りと共にイキまくれ (Feelコミックス)感想
男と女の違いは、凸と凹、という造作の違いが象徴してるそうで。受け容れる側にだって、選択権はあるよね。選んで受け容れてる、って思えたら受け取っているものの大きさに気づけるかも。
読了日:5月1日 著者:内田 春菊

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