人なみでないといけない、と思ってしまったのはなぜか

2013-11-06

こんにちは (*ﾟ▽ﾟ)ﾉ
神戸元町コネクトロンのいまぷです。
ご訪問いただきありがとうございます。

献血ルームのリピーターさんの中に、目覚ましい変化のある方が数名いらっしゃって（結婚がきまる、仕事がみつかる、独立できる、等々）ほんと階段をかけあがるように物事がトントン拍子で進んでいってるのですが、うまく進んでいける方といつまでも停滞している方、その違いがなんとなく見えてきましたね。ま、それは献血ルームに限らずですが。

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◎これの続き（のはず）。

母子家庭の子はなんかやらかしたらやっぱりおとうさんがいないから、と言われるし、いいことやったらおとうさんがいないのにえらいわね、と言われる。同じ土俵にたてない。

同じくひとりっこ。ひとりっこはワガママ神話。なにか犯罪を犯した場合、ひとりっこだからコミュニケーションがうまくできないとかワガママだからと評されることが多いけど、これまた実際の数字ではひとりっこが犯罪者となる確率よりひとりっこじゃない人が犯罪者となる確率のほうが圧倒的に多い。

わーん、続きが書けないよー。酔ってる時にモノを書いちゃダメだわ（猛省。

昨日は（飲みながら）これ読み返してたんですよ。

自分の顔が許せない! (平凡社新書)

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で、思ったのが「人と同じであるとはどういうことか」ということ。

昨日、「情けない」という言葉を発した方がいらっしゃって、情けないという感情はいったいどういうときに発動するのか、って考えたら、人と同じでない時、人より下であることの痛み、人並みでないことへの劣等感かな、って思ったんですよ。

で、人並みっていったいなに？となったのです。

まー、洋の東西を問わず集団にはいれない、多数派に属せないという立場は弱いものです。人と違う自分はダメだ、人並みでない自分は隠さなきゃいけない、と人生のごく初期に思ってしまった人の多いことよ。何によってそう思わされてしまったのか、ということは人それぞれですがね。

私の場合は、小学校１年生のときに、あなたのオウチは何色ですか？という質問に灰色、と答え、まわりの人がオレンジとか黄色とか明るい色ばっかりだったのに驚いて、で、周囲から「こいつのウチ灰色だって！」と囃し立てられたのが決定的でしたね。よそんちはそんな暖かい家なんだ、ウチはダメなんだ、そんなウチで育ってる私はダメなんだ、私って人並みじゃないんだ、と自分ダメがこの時点で確立されました。

子どもって大人以上に序列に敏感なとこないですか？

大人は積み重ねたものが自分の自信になってるとこあるけど、積み重ねがまだない子どもにとって周囲の大人から与えられたものが己を構成するものであることがほとんどです。だから子どもって何か買ってもらったときに自慢しますよね。

あ、書いてて気付いた。「ツレ」自慢しかでできない人ってやっぱ自分がないんだな。

人が持ってるものを自分は持てていない、与えられていないということへの欠落感って子どもの時ほど大きいんじゃないですかね。人が持っているものを持っていないことでの自分ダメ感、自分で獲得できないものであるからこそのアキラメ感が発生します。

これをね、親が大丈夫だよ、って安心させてくれたらいいんですけどね。ありがちなのが、ヨソはヨソ、ウチはウチ、という言い聞かせ。まー、これを素直に受け取るためにはよほど親に説得力がないとね。

まわりと同じでないといけない、人並み感ってのはこうやって形成されるのかな、と。

人並みでいられなかったことの痛みは、己にも家族にも人並みであることを強いることになります。人並みから脱落することへの怖れは人を縮こまらせます。

その方の思っている「人並み」が適正だったらいいんですけど、自分に必要以上のものを適正、人並み、と思っている場合にはいらん無理をしちゃうし、その逆である場合には自分の将来に欲をもたず宝の持ち腐れとなってしまっています。

あなたの思っている「ひとなみ」、それはあなたの痛みの現れかもしれませんよ。欲しかったのに手に入らなかったことへの痛み。

なんとかまとまったか。きっと、こんなこと書くつもりじゃなかったと思うんだけど。

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