転んで歩けない子どもをあなたはどうするか

宮本輝はこの1冊で十分です。

 

「泥の川」の冒頭にあるエピソード、

鉄くずを満載した荷車をひいて坂を登ることが出来ない馬、
馬主は荷車を後ろから押して坂を駆け上りますが、
暑さのため溶けたアスファルトで馬は足をすべらせてしまい、
後戻りしてきた荷車と馬に馬主は押しつぶされてしまいました。
馬は自分が馬主を殺したと思っているようです。
差し出された水にもクチをつけず、
息絶えた飼い主を見つめながら暑さに耐えるだけでした。

映画も見たんだけどな、このシーンがあったかどうか記憶にないや。

馬はどれほどの重い荷物をひかされていたのだろう。
暑さの中、どれだけしんどかっただろう。
飼い主の期待にそえなかっただけではなく命を奪ってしまったことで
どれだけ自分を責めてしまっているだろう。

1回のセッションで劇的に変わる方もあれば、
気付いた穴ぼこの大きさに茫然と立ちすくむ方もあり。

ほんと、人それぞれです。

腑に落ちる、という感覚がなかなか掴めない、という方も少なからずです。
いつ来ますかね?と尋ねられることも多いですwww
いつ来るかなんてわかんないですよー。
そして、早く来させようとしたって出来ないですよー。
だって受け取り準備が出来てないのだもの。

受け取り準備をするためにはどうしたらいいか。

受け取ること(なんやねん、それっ。

出てきた感情はすべからく「〜だよね」と受け取ってください。

出てきた感情はあなたの気持ちではありません、あなたの中のパートが訴えているものです。あなたのちっちゃいちゃんが声をあげているのです。それ、絶対に、ぜーっったいに言い聞かせないでくださいね!!!!

転んで膝をすりむいたなら、その傷は痛いのです。痛くないよ、って言われたって痛いものは痛いのです。そこで「痛いって言っちゃダメなんだ」と思わされてしまったがために、自分の痛みにフタをする癖がついてしまうのです。

はい、「痛いと言ってはいけない」「自分が感じてることを表現してはいけない」というビリーフのいっちょう出来上がり!

そして、感じた痛みを表現できないならば、いっそ感じなくなってやれ、と感じることが出来なくなります。痛みを感じなくて済むかわりに、触れ合うことの喜びにもフタがされてしまいます。

転んで膝を擦りむいた子には、痛かったねー、とヨシヨシしてあげてください。そして足の痛みで歩けない子を無理矢理ひったっていくようなことはなさらないでください。

急いで進みたいのはヤマヤマです。でも、その子は歩けないのです。傷が痛むのです。

傷が治るのをその場でとどまって待っているということが許される状態ではないかもしれません。でも、その子の痛みまで無いものにしていただきたくないのです。たとえ歩くことが出来たとしても。我慢が出来るのと平気なのはまったく違うことなのですから。

ヨシヨシがうまく出来ない、目からウロコが落ちる感覚がなかなかやってこない、とセッション後に訴えられる方がいらっしゃいます。フタをしていた気持ちが出てきてしまって、それ早くどうにかしたいですよね。無くしちゃいたいですよね。

早くどうにかしたい、って気持ちはつまり、足が痛くて歩けないって子をさっさと歩きなさい!ってせき立ててるのと同じです。

セッションはあなたに「ねばならない」を強いるものではもちろんありません。そうも先を急いでしまうということは、そうも足止めくらわされてたってこと。なんで私が足止めくらわされなきゃいけなかったのよ!という怒りもあったり。

それだけのものがまだある、ということです。傷が癒えていないということです。でっかい穴ぼこは埋めるにも時間がかかります。焦っちゃうよね、早くどうにかしたいよね、と気持ちを受け入れながらじっくりと進めていきましょう。穴を埋めた後は、その上にしっかりと建物を作っていかないといけないのですから。突貫工事の手抜きの土台とならぬように。

穴埋め工事、お手伝いいたしますよ。

最後までお読みくださりありがとうございました✨
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