鳴っているタイマーを止められないのは発達障害だからか？

2014-12-02

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さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。
献血ルームはネタの宝石箱や！！

とは言いながら、ネタが転がっているのはもちろん献血ルームだけではありません。あなたの周りにもネタはなんぼでもあるのですよ。ただネタだと認識されていないだけで。泳いでいるマグロは切り身にしないとネタとは思えないのですよっ（違。

さて、今日のネタを披露する前に復習をお願いいたします。
◆セラピーカード「コミュニケーション」

計算の答えがわかっていることと、その答えを他者に伝えることは別の事柄なんです。わかりますか？と尋ねられたら、答えるのは「わかります」だけでいいのです、本来は。答えを引き出す事が必要なら、答えがわかるならそれを教えてください、とまで言わないといけないのです。

ガラスの仮面の始まったばかりの頃のエピソード、釘を踏んだとこの演技をしなさい、と言われ、ほかの人は痛い、痛い、と大騒ぎしてるのに北島マヤは、あれ？というふうに足の裏を眺めただけでした。なんでちゃんと演技しないの！と怒られ、だって釘を踏んだとこ、って言われたから、と。そう、釘を踏んだ演技とは、踏んだ釘が刺さって痛い演技とは異なるわけです。

＊

無料リーディングは、ドナーさんの採血の進捗とリーディングの空き具合をみながら順番が決められます。採血前の方、終わった後の方、問診と採血の間の方、いろいろです。

採血が終わった方は、タイマーを首からぶらさげられてます。採血後の休憩時間をはかるためのものです。１０分は休んでおかないといけないのです。採血室で看護師さんから渡されます、タイマーが鳴るまで休んでてくださいね、と。

タイマーを首からぶらさげた方がやってきます。そしてリーディングの最中（もなか、ではない）にタイマーが鳴ります。ほとんどの方がですね、オロオロされるのですよ。中には自分のタイマーが鳴ってるのだとは気づかない方もいらっしゃいます。で、私が「ちょっと失礼」と首にぶらさがってるタイマーを手にとって、タイマーを止めるのです。するとルームのスタッフさんがタイマーを引き取りにやって来られます。

私が献血する時は鳴るとうるさいので、いつも１０分になる前に止めてしまいます。そして数値をリセットしてタイマーを返却します。

ロビーではいつもどっかでタイマーが鳴ってます。そしてスタッフさんが、「タイマー鳴ってらっしゃる方、いまうかがいます」ってタイマー止めに行かれるのですよ。

なんでドナーさんはタイマーが鳴ったらいつもオロオロするんだろって不思議だったんですよ。タイマーにはストップとかリセットとかって英語で表示がされてます。たしかにパッと見にはどこ押したら止まるのかわかりにくいかもしれません。テプラとかで日本語の表示のものを貼ってあってもいいかもね、と思わなくもないのですが。

どこを押したら音が止まるか以前の問題のようだということに気づきました。

つまりドナーさんは、タイマーが鳴るまで休んでいてください、ということは頭に入っているけど、タイマーが鳴ったら止める、ということが頭にないようなのですよ。鳴ったら止めるの当たり前やん、と思われるかもしれませんが、そうじゃないようなのですね。自分で勝手に止めてはいけない、と思っている方が多いのではないでしょうか。

これが、いかに伝えるべきことが伝わってないか、ってことですね。人の気持ちの行き違いってこういう些細なことの積み重ねで起きることが殆どですよ。

１：タイマーが鳴るまで休んでくださいね

２：鳴ったら止めてくださいね

伝えることが２つ必要なわけです。

１：計算の答えがわかりますか？

２：答えがわかるならそれを発表してください

先生から尋ねられたら答えるの当たり前やんか、答えられないのは発達障害だからだ、となってしまうと、タイマーが鳴っても止めないのだって発達障害だ、になってしまいかねません。私が発達障害という言葉の蔓延を怖いと思っちゃうのはこういうとこなんですよ。

＊

毎週月曜日、ミント神戸１５献血ルームにて
占名「仙龍華」にて無料リーディングのボランティアをさせていただいています。
おひとり１５〜２０分の短い時間ですが、
少しでも気持ちを楽にしていただけたなら幸いです。
受付時間：１０時半〜１５時半

献血は一番簡単なボランティアです。
あなたの血液が誰かの命を救います。
どうぞ、お近くの献血ルーム、または献血バスに足を運んでください。