2)ハイヒールを履かない女は女じゃない

1)ハイヒールを履かない女は女じゃない

20代Mさま、主訴は「やりたいことがわからない」病でした。打ち込めるものがない、積み重ねたものがない、同年代の友人知人たちに比べて私ったら何もない、と嘆いていらっしゃいます。

開いたカードはこちら。

1:イヤーカード「審判」
2:ブロックしているもの「個人の神話」
3:では、どうするか「選択」
4:得られるもの「インスピレーション」
5:現状「太陽」

今年は報われる年、やったらやっただけ成果がある、やらなきゃ何もない、「ねばならない」に捕われている、これをやる、と自分で選択すること、するとアンテナの稼働率がどんどん上がって必要なものキャッチできるようになる、いいものすごく持ってるのにそれがちゃんと使われてないもったいない状況。

サイコロコロリン♪

雷沢帰妹の4爻

イヤーカードの審判に通じるものがありますね、何か割くってることないですか?とお尋ねしましたら、出て来たのは2人のお姉様たち。お姉様たちから押し付けられてしまっているものがあります。役割を引き受けてしまっていらっしゃいます。お姉様たちはその役割からさっさとトンズラしてしまっているのです。末っ子のMさまは一足先にトンズラしたお姉様たちの代わりに役割で身動きがとれなくなってしまっています。

では主要登場人物の紹介
[:400]
お姉様たちから押し付けられた役割とは、おかあさまの愚痴の聞き役でした。おとうさまのおかあさまであるおばあさまとずっと同居、険悪な姑と嫁の関係、おとうさまは自分の母親にばかり目を向けて、Mさまの母親である自分の妻は後回しでした。おばあさまから受けた仕打ちの愚痴をMさまは聞かされ続けました。おとうさまやお姉様たちは「また言ってるわ」とおかあさまの愚痴にはまったく取合ってくれなかったそうです。

おかあさまが大変だということを分かっているのはMさまだけ、おかあさまのお手伝いもひとりでせっせとしています。そしておかあさまもMさまを頼っています、頼り続けています。

おかあさまの愚痴の聞き役をすることでどうなってしまったか。

いろんな人みて、大変だな、って思う。先生だって上司だって友だちだってみんな大変なことがある。そんなの見たら、文句言えなくなる。残業ことわれなくなる。愚痴を言えなくなる。なんか手伝ってあげなきゃいけない、って思ってしまう。

はい、Mさまは典型的なケアテイカーなわけですね。人のことにばかり気が向いてしまっているので、自分が本来やるべきことが出来ていない。センサーの感度が100だとするなら、その大部分を人の様子を見ることに使っているので、自分が本来感じるべき喜怒哀楽に使えていない。

その結果どうなってしまっているか。

私の生活にはメリハリがない、楽しむことが出来ない、どうせつまんない人生だ、とあきらめてしまっている。

楽しむことが出来ない。これがMさまの問題です。解決すべきことです。

ここまで、セッションの流れで説明させていただいている「04:悩みの見極め」の部分となります。

続く

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