嫌いな人が死んだら嬉しくないですか?

f:id:connectronkobe:20150623170109j:image:w360
隠れた自己

セルフ・セラピー・カード

セルフ・セラピー・カード

 

潜在意識下の人格(ペルソナ)。表面意識とは別の目標を持つ事が多い。
このカードを引いた人は、心の中に『隠れた自己』を見つけ出すことが重要です。『隠れた自己』の目的を見つけ出すことが重要です。『隠れた自己』の目的を見つけて、それがあなたにとって効果的になれるよう、手を貸してあげることが必要です。
by チャック・スペザーノ

つまり、本音と建前です。
本音というのは、あなたが心の底から求めるものです。
建前とは、あなたの本音にはそぐわないけど、世間体、しがらみなどからあなたにそれを強いるものです。

なぜあなたは本音を押し殺して、世間体、しがらみに身を委ねるのですか?

「ぼくの父さんは、自殺した。」―その一言を語れる今 (Soenshaグリーンブックス)

「ぼくの父さんは、自殺した。」―その一言を語れる今 (Soenshaグリーンブックス)

 

「あなたはずっとそばにいて、ご主人の暴力を受け続けていたかったのですか?」
今までただ聞いていただけの和浩の突然の言葉に、女性はびっくりしたように涙でくしゃくしゃになった顔を上げた。
「それは…」
女性が言葉にならない声で、おどおどした視線を宙に泳がせた。
「ご主人が死んで…、暴力から解放された…そういった気持ちが少しはあったのではないでしょうか…?」
和浩はおだやかな声で女性に語りかけた。
「…それは…そうかもしれませんが…」
和浩は女性の言葉を否定することもなく、一言そう答えるとだまってしまった。
大切なのはここだった。
夫を亡くした彼女の中には、夫を失ったさびしさと夫の暴力から解放された安ど感が今、まさに同居している。が、世間の目を考えれば、夫が死んでほっとしたなどとはとうてい口に出せない。しかし、回復にむかうためには、自分自身が、失ってしまった者に対する苦しみ、悲しみ以外の相反する様々な気持ちに気がつくことが必要だった。

暴力をふるう夫が死んだことによって、暴力から解放されました。暴力から解放されることのメリット、いーっぱいあると思います。

でも。

夫が死んでよかった、と思うことができないと、夫が死んだことによるメリットを受け取ることが出来ないのです。夫が死んだことを喜んでしまった、という罪悪感しかないのです。

ダンナさん、死に損やんね(違)。せっかく解放してくれたのにね。

夫に先立たれた妻、という役割、世間が求めるもの、それを引き受けてしまっては、暴力から解放されないのです。

死んでくれてありがとー!!!!

まあ、おおっぴらには言えないです、でも、せめて心の中では快哉をあげてください。だってあなたは暴力から解放されたのですから。

受け取る、ってこういうことなんですよ。

え?私ですか?元配が死んだという一報を受け取って真っ先に頭に浮かんだのは、お店どうしよう!借金どうしよう!でした。そしていかにそれから逃れるか、それしか頭にありませんでした。トンズラしやがって!という怒りしかありませんでした。

悲しむフリもしませんでした。

まいったなあ、お金どうしよう、というのが私の本音であるなら、私の世間体はいったいなんだったのか。

ああ、やだなあ、怒ってるフリすることが世間体だったのかな。本音は、いろんなトラブルどうにかして、再起して欲しかったのかな。

うわー、めっちゃイヤなとこにたどり着いたよ。

最後までお読みくださりありがとうございました✨
ブログランキング・にほんブログ村へ 
⬆︎ポチッといただけると励みになります♪

この記事をシェアする
関連記事はこちら
アーカイブ