VERYの広告について私も触れてしまいましたが:妻であることのメリット、ほう、こういう視点もあるのか、と思わされたのがこちら:
「察して欲しい」という、原始的な欲求 雑誌VERYの広告から
VERYってもともとはお金持ち専業主婦向け雑誌だったのに、何を手のひら返してワーキングマザーの味方みたいなこと書いとんじゃい!というのがカチンときたポイントなんですが、専業主婦でもワーキングマザーでも、基本的にあるのは家事を自分でやってない男性は家事を軽くとらえずぎ、ではないでしょうか。主婦の労働を時給換算したら、みたいな試算がよくありますけどアウトソーシングするとすごい金額になりますよね。着るものや食べるものなどがいつもの場所にいつものようにあるように家の中を整えておく=ハウスキーピングというのはとても能力の必要なことだと思いますよ。
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今年の1月にセッションを受けてくださった方から、5ヶ月後のいまアンケートを頂戴しましたよ、それも手書きで!
アンケート以外にも長文を賜りました。「1月にセッションを受けさせて頂いた後、アンケートメールを頂かなかったのをいいことにそのままにしていたのですが、上半期やり残したことだと思い一方的ではありますが送らせて頂きます。」と。いまぷ、感激!
ご相談は、家庭と仕事の両立がうまくいってないことでした。結婚された後もお仕事を辞めずにいらっしゃったのですが、生活の変化に対応しきれていないようでした。っつか、キャパオーバーなんですよね。
結婚したら家事は分担、ってなかなか出来ません。もともと家事能力のある男性ならまだしも、独り暮らしの経験もない方って洗濯機もまわせなかったりしますよね。
余談:勤め人時代、独り暮らしをしたことがないという同僚男性がいて、おかあさんが入院したときほんと参った、って。掃除はしなくてもいい、食事も外食で済ませられる、でも洗濯だけはどうにもならんかった、って。え?ウチのチビですか?できます、できます、大丈夫です。
専業主婦のことを「働いてない」って失礼な言い方されることも多々ですが、オウチの中でいろんな仕事してますよねー。外で稼いでこないと認められない、しんどい思いしてないとダメだ、とご自身に重い重い荷物を課していらっしゃる方の多いことよ。
家事より外でのお仕事が好きな人はそれをしたらいい。外で働くよりオウチの中のことが好きな人はそれをしたらいい。
問題となるのは
家事しなきゃいけないのにそれをほっぽって外にばっかり逃げてること
外で働きたいのに家の中に居なくてはいけなくてしんどい
ですよねー。
どっちかでなきゃいけない、ってことはない。自分の意向と現況にギャップがあるならそれをどうにかしないと、アンモナイト。
家庭を保つことと、外でお金を稼いでくることの両立が難しいなら、外でお金を稼いでくることが必須でないなら、オウチのことに専念したっていいですやんねー。それをご自分に許さないのは何なのか。
頑張っていたおかあさんの姿?
キャパオーバーになるまで背負わないと認めてもらえなった過去?
まずは、自分が何を居心地よく感じるのか、の見極めから始めましょう。その後で、現実との折り合いをつければいいのです。
あなたが辞めたいのに辞めれずにいるもの、辞めたいかどうかもわからなくなってしまっているもの、それはあなたの穴ぼこを埋めるための執着ですよ。
1月のセッションの後、2月にお勤めは辞められたそうです。これが港としての家庭のほんとのスタートかもしれませんね。