新聞で目についた記事があったのでご紹介。
ギリシャ人って怠け者っていうけどほんまか?という検証です。これ、おもしろかった。いろんな見方しなきゃいけないな、と思わされました。
鎖国がおわって明治になった時に日本に入ってきた西洋医学ってドイツ医学だったんですよね。ドイツ医学がなんで日本で広く受け入れられたかというと、ドイツと日本の気候が似てたからなんです。湿気が多い。なのでドイツの医学を日本が取り込んでもギャップなかったんですが、今はアメリカの医学がメイン、アメリカって日本と違ってカラッカラに乾いてる。そんなとこの理論を取り込んだって湿度の高い日本に合うはずがない。水をがぶがぶ飲む健康法で身体に水毒たまってる人も多いのでは。かようにドイツをありがたがる傾向が強い日本ですが、それに対して警鐘を鳴らしてるのがこちらの本だそうで。
「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)
- 作者: エマニュエル・トッド,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: 新書
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読んでないので詳しいことわかりませんけど、ドイツとフランスの違いについて書かれていて、ドイツかフランスか、って言ったら確かに日本はドイツっぽい考え方のようです。
ドイツを勤勉とするなら、ドイツと相反するものを持つギリシャは怠け者、ってことになっちゃうんでしょうね。
海堂尊氏の「一語一会〜いいものをつくって、高く旗を掲げ、人を集めろ」
いやー、読んで目から吐血の記事でした。
Aiの実現が思うように進まず腐っていた海堂氏に対して職場の大藤正雄・千葉大名誉教授からの言葉。高く旗を掲げろ、って、ほら、私の苦手な例のヤツ、ブランディングですよねー。ブランディングっていまだよくわからないけど、正しいと思ってることをうるさく言い続けることが旗を高く掲げることになるかな、と思ってます。
みなさんご存知のように(知らんか)私は占いに縁も所縁も興味もなかったとこに何の因果かこんな仕事(どんな?)やらざるを得なくなっちゃって、これやるしかないんだ、って覚悟ができるまで一体何年かかったことか。
参考エントリー:「占いに救われたことのない占い師」シリーズ
占いが好きだ!って占いのお仕事されてる方、ほんっと羨ましいです。占いは有用だけどそれだけでは問題解決できない、ってのが実感です。もちろん心理学だってね。私のテリトリーではないですが、スピもそうだと思います。だから、解決するためにはどうすればいいか、にフォーカスせざるを得なくなったのです。
えーと、何の話だっけ。
あ、そうそう、好きな事を仕事にするには、の対極としてよく取り上げられるのは、やってるうちに好きになる、ですよねー。たいがいの事は、出来るようになったら出来なかった頃よりは好きになれてるんですよ。どんなにやっても出来ないってのが適性がない、ってことになるんですかね(これを言うとまた、私の適性って何なの?ってお尋ねが山のように来ちゃうんですけど)。
ホテルバイトのこの春の新卒社員の女の子、とてもよく出来るお嬢さんなんです。明るくて屈託なくて、とても働き者なので支配人さんが「あいつはよぅできる、ちゃんと育ててやらなあかん」みたいに言ってるのも耳にしました。研修期間中はホテルの全部署を交代で体験して、研修がおわって正式に配属になったのが私がバイトしてる一番しんどい部署なんですよ。
なんでここを選んだの?飲食のサービスが好きなの?って聞いたら、好きとも嫌いとも言わずにお鮨屋さんでバイトしてました、と。研修中に失敗して泣いちゃったけど、もう絶対に泣かないと誓いました、と。
しっかりしてるし顔も大人っぽいので大卒の22歳かと思ったらまだ18歳だそうで。
よく働くねー、吸収力が半端ないね、って言ったら、仕事があるだけありがたいですよー、同級生の子なんて就職先みつからなくてニートしてるんですから、って。ホテルへの就職はひょっとすると他に選択肢のない消去法の結果だったかもしれないけど、とにかく前向きな姿に己を戒めさせられること多々です。
お客さまのために、という意識をすでにしっかりと持っていらっしゃいます、この先どこに行っても何をやっても大丈夫なんじゃないかな、って思わされます。
好きなことを仕事にしなきゃ、と選択肢を絞っていたらいつまでたっても一歩を踏出せない。置かれた場所で最善を尽くすしかないんですよね。そして身についたものは、自分が時間と力を費やした対象への愛となっていることでしょう。
まとまりなくてスイマセン、スイマセン。