ちっちゃいちゃん 各位
新年あけましておめでとうございます。
昨年はみなさんのせつない物語に、(ない)胸をどれだけ鷲掴みにされたことか!
おかげで無い胸がますます無くなってしまいましたよっ。
滂沱の涙を流させられたおかげで、涙腺が枯渇してドライアイになりそうですよっ。
どうしてくれますか!!
*
昨夜、1年の締めくくりにふさわしい映画を見ましてですね。
このお話については、過去ブログで熱く語った記憶があるのですが、過去記事どうにも見つけられなーい。
原作を上回る映画はない、というのが私の持論ですが、原作とは違うもんだ、と思って見れば楽しめるものもありますね。
一番、「それ、ないわー」と思うことが多いのがキャスティングですが、原作のモモコのイメージ、深田恭子じゃないですよっ。
- 作者: 深田恭子,中村和孝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/20
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いや、深田恭子かわいいですよ、かわいいけど、原作のロリータが似合う女子っていったらイメージするのは細い子じゃないですか?
余談)ピンクハウスはイギリスの細っこい17歳の子に似合うことをイメージして作られていたそうですが
下妻物語、当初のタイトルは「ヤンキーちゃんとロリータちゃん」だったのですよ。
あれはまだ昭和の頃だったかな、アエラで「日本人はヤンキーかファンシーかの2つに大別される」って記事を読んで、頚椎捻挫しそうなくらいのヘドバンで禿同しちゃったんですよね!
ロリータとファンシーは違いますが、置き換えれば下妻物語は日本人を分析する物語なのではないか、と図書館で目についた本を手に取ったのですよ。
- 作者: 嶽本野ばら
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/09
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熱い、熱い物語でした。嶽本野ばらは初体験だったのですが、学校図書館必須本にすればいいのにと思うくらいの青春の熱い思いに触れた物語でした(映画か原作か、だったらやっぱ原作がおすすめです)。
モモコは自らが大ファンだったロリータメゾンから、刺繍の腕を見込まれてチャンスを与えられます。イチゴはグッドルッキンによりモデルへの道が開かれます。
何がしたいかわからない病の人からしたら、いいなモモコはロリータというものがあって、いいなイチゴはルックスがよくて、ってなるのでしょうけれど、二人ともそれが世間に通用するリソースだという自覚はなかったのですよ。
手垢のついた表現をするなら、まさにピンチがチャンスになった、で、ピンチによって二人は己のリソースを発揮せざるを得なくなったのです。
私が訴えたいのはここですね、誰にでもリソースはある、それをリソースとわかってないだけ、リソースは使ってみないとわからない。
やってみないとわからない。
すごいもの持ってると期待してたら、がっかりするかもしれない(私も自分の命式はじめて見たときは、そのショボさに凹みました)。
大人になるとは、自分がどの程度の人間かがわかることだ、それにはいくばくかのあきらめ、がっかりが伴う、って誰かが言ってましたが、がっかりする、ってことは期待があったからで、それはいわば自負するもの。
鉄板参考エントリー:自負とか矜持とか
スタートラインとして現時点で持てる器の大きさを的確に把握して、じゃあその器をこれからどうするか、って考えて動いていけばいいんじゃね?
ブルドーザーだと思ってたのに田植え機だった、ショボーン。
猫車がよかったのにダンプカーだった、しんどいわ!
田植え機さんがどうすればブルドーザーの仕事をできるか、ダンプカーさんがどうやって猫車の仕事をするか。
そして、なぜブルドーザーがよかったのか、なぜ猫車がよかったのか、これがわかれば執着の根っこ、穴ぼこがはっきりします。
いかん、なんか脱線した気配。下妻だ、下妻。
イチゴがヤンキー仲間から呼び出しくらって、さ、今からボコボコにされるよ、ってとこにモモコが乗り込みました。そして叫んだのが
ワレなめとったら承知せえへんど!!
ロリータの美意識に反するものは徹底的に嫌うモモコが、イチゴを助けるためにぶちかますのです。
ロリータのモモコとヤンキーのイチゴ、相入れるものはありません。
いえ、あります(どっちやねん。
共通するもの、それは己を貫く、ということでした。
相手の美意識は自分にとっては受け入れがたいものであっても、それを貫いている姿勢は尊重する、なのです。貫いていることに、ぶれないことが相手を信頼するに値する存在としているのです。
貫く美意識なんてないわ、とおっしゃるそこのあなた、まー、これはフィクションなので盛ってありますよ、貫く美意識なんて大仰ですが、好きなものってあるでしょ?逆に、嫌いなものってあるでしょ?
あなたのセンサー、あなたのアンテナが感じているものが美意識、価値観ですよ。
何も感じてないことなんてありません。
感じてないと思っているだけ
感じたものを言語化できないだけ
前者は、なぜ感じちゃいけないと思ってしまったのか、を探ればいいのです。
後者は言語化のお稽古をすればいいのです。
あなたの頭の中にあるものをアウトプットすればいいのです。
そうすれば、それが自分の美意識、価値観である、とわかるでしょう。
貫きたいもの、譲れないものの正体も明らかになっていくことでしょう。
見つけるお手伝い、させていただきます。
今年があなたにとって良い年となりますように♪
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