これ↓の続き
5)でき婚を繰り返すのはなぜ?
カーターくんからメールが届きました。何度も返信をしたけど、エラーで届きません。ひ、ひさびさの結界??
どうしたものかと悩みつつ、返信でお伝えしたかったことを最終回といたします。
これを正直に書くと、今後コネクトロンにセッションをお申込みくださる方がなくなるのでは?という恐怖と戦いつつ!!
カーターくんからのメールには衝撃の内容が。
でき婚繰り返したのは僕やないです、彼女のほうです、と。
(; ̄Д ̄)なんですって!!!!
私はでき婚を繰り返したのはカーターくんだと思い込んでいました。そう思いながら話して、その後の会話も破綻していないのです。前妻さまとはよい関係だったそうです。阿吽の呼吸というのはほんとによい関係だったのですね。
ではなぜ現パートナーさんとお子様まで授かるになってしまったのか、と突っ込みたいポイントはいくつもありますが。
が。
でき婚を繰り返したのがカーターくんかパートナーさんかによって左右されることのない結論に達しているのです。ゆえに、すれ違いのあった会話も破綻せずにクロージングまで進んだのです。
関係とは相互です。目の前にある問題は自分の何かを写す鏡です。カーターくんが持っている問題は、パートナーさんの問題でもあります。ネガに出るか、ポジに出るかはその時々です。
双方の意見をうかがいたいところですが、ここで大切なのは決して両者を同席させてはいけない、ということです。
カーターくんとパートナーさんが結ばれるために邪魔になっているのは、カーターくん側からは「パートナーさんが娘さんとの間を取り持ってくれない。ゆえに娘さんとの距離が縮まらない。ゆえにひとつの家庭というものにたどり着けない」、カーターくんからしたらパートナーさんは自分の意見に耳を傾けてくれない、となりますが、パートナーさん側からしたら、硬い物言いをきつく感じられるとこがあったそうです。
まさにカーターくんの「言いくるめ」癖が滞りの原因となっているわけです。
カーターくんの「言いくるめ」癖の原因はわかりました。
で。
これがもしもパートナーさんから頂いたお題であるなら、パートナーの言葉をきつく感じてしまって困る、となります。それにもきっと原因があることでしょう。
でも今回はあくまでカーターくんが俎上です、パートナーさんのバックグラウンドにまで配慮をする必要はありません。なぜでき婚を繰り返してしまうか、から、なぜでき婚を繰り返す人をパートナーとして選んでしまったのか、です。
カーターくんは結婚に前向きですが、パートナーさんはそうではありません。
小さい頃の自分をかわいそうやと思たら、うまくいくんやな?
これを何度も繰り返されました。言い聞かせているということは、納得できていないシルシです。育ての親から引き離されたこと、実は自分は傷ついていたんだ、とは気づいていただけましたが、それを可哀想、と腑に落とすことはされていないようです。
膠着しましたので、サイコロ振りました(困ったときのサイコロさん♪
出たのは
山風蠱の5爻。
山風蠱が出たら、まずお父様が突っ込みポイントとなります。
が。
カーターくんはお父さんをご存知ありません。記憶にありません。
父親は生まれてすぐに亡くなっているから、小さい頃に離婚したから、といった場合、父親からの影響はゼロだと思われがちですが。
が。
そんなことはありません。
矢面に立たされるのはやっぱりおかあさん
おとうさんのせいであなたはどうなってしまいましたか?
おかあさんの裏にはおとうさんが居る。
おとうさんのせいでどうなってしまったか、それにはやはり、わからない、とのこと。そりゃそうですよね、記憶にないんですからね。
では、おとうさんに言いたいことはないですか?とお尋ねしましたら。
即答です、「しっかりと、ちゃんと、父親しろや!!」。
カーターくんがパートナーに求めるもの、「自分を必要としてくれる」でした。そして、前妻さまほど意志の疎通がスムーズではない現パートナーさまと結婚することでどんなメリットがあるか、子供に責任を持つ、でした。
パートナーさんももちろん大切でしょうけれど、それ以上にお子様、つまり自分が父親としてあるべきことが大切なのではないでしょうか。
自分がして貰いたいのにして貰えなかったことは、人にすることによってして貰えたと同じになります。
カーターくんはおとうさまからして貰えなかった、「ちゃんとした父親」というのをしたいのです。
でも。
して貰えなかった痛みがあるから、その痛みに気付けていなかったから、夫婦と子供という港としての家族を確立させることができなかったのです。
ここでまた言われることでしょうね、親父にちゃんと父親をして欲しかったよな、と小さい俺に言えばうまくいくようになるんか?と。
とんだ大失敗をやらかしてしまいましたが、養父母さまと引き離されたことの痛み、実父さまから安定安心を貰えていなかったということ、これに変わりはありません。
実母さまは再婚されてとても安定した家庭を営まれていたそうなのですが、なんと再婚相手の義父さまは自死されたそう。
よりかかれる相手としての、カーターくんは父親を、おかあさまは夫を、その手にすることは出来なかったのです。
タイムラインに出てきた未来の光景、一緒に住む家族としておかあさまとあったのも印象的でした。おかあさまとの絆の強さは目の前のパートナーとの間に距離をつくりがちです。
カーターくんはちっちゃいカーターくんから脱却できていないのです。これがパートナーシップの滞りとなるのです。
カーターくんにとって結婚は手段。なんのための?父親をするための。
それによって何が得られるか、自分が父親からして貰いたかったのにして貰えなかったことをして貰えることになる。
カーターくんが辿り着くべき「真実の愛」、本当のパートナーと繋がるためには、傷ついていたちっちゃいちゃん、という役割を卒業しなくてはなりません。
いえ、卒業しなくてもいいです(どっちやねん。
過去はなくなりません、痛みがぶり返したときは、痛かったよな、と声をかけていただければいいのです。
さ、カーターくんの「真実の愛」のお相手はいったいどなたなのでしょうね。父親として責任を持たなくてはならない、という要素がなくなったらね。
以上、コネクトロン史上最大の大失敗でした。カーターくん、でき婚の濡れ衣を着せてしまってごめんなさい。
でも。
ちっちゃいカーターくん、可哀想だったよね、丶(・ω・`) ヨシヨシ。
これを読んでくれたカーターくんから連絡がありました。
ちっちゃいカーターくんのこと、わかっていただけたようでした。
切なくて切なくてね。
ほんと、みなさんんのちっちゃいちゃんの物語はね。
自分を慈しむことができなければ、ちっちゃいちゃんを慈しんでください。
丶(・ω・`) ヨシヨシ