買った洋服の値段を正直に言えないのはなぜ?(過去記事再掲)

病み上がりでブログのネタを考えられない、お題をください、といったら親切な方がお題をくださいました。苦手なお題もありましたが、えり好みせずにいただいたお題すべてに回答いたします。

その1:買った洋服の値段を正直に言えないのはなぜ?

原文ママ)

買ってきたものを安く安く人に言うんです。かわいいワンピース着てるねー、なんて誉められるとついついUNIQLOで980円だったのよー!とか。ホントは、UNIQLOで1280円だったりするんですが。可愛くて気に入ったから買ったのよー!って、ほんとのこと言えないんですよ。嘘までつくって。話盛って盛り上げる。までは、わかるんですけど。気に入ったものを自分の意思で選んだ。買った。ということを明らかにしたくないのか?新しく買ったということに、罪悪感なのか???

関西人は安いもの自慢しますよねー。そのメンタリティはなにか。
安いものが安いように見えてしまっては意味がない。それは単に安物を着ている、ということです。一見安く見えないものが実は安い。買い物上手自慢、ってことなんでしょうね。
あんたええもん着てるなー、と言われ、せやろー、これ高かってん、というケースもありますよね。それはよい物に対して潔く払ったことへの自慢。
どっちにしても自慢です。
では今回のケース、買った値段よりわざわざ安くいってしまうのはなぜか。それも300円!!どうせ盛るなら、見切り品で150円だったの!ぐらい言えばいいじゃないですかねー。
「言われる」の嫌いな人っていますよね。髪型変えた?とか、新しい服かったの?とか、なんか人から指摘されるの嫌いな人っていますよね。ま、私にもそういう時期はありました。もういいからほっといて、って思ってます。
かけられた声になんか返さないと、と思ってしまいます。言わんでもええこと、つい返してしまいます。あ、いらんこと言うてもうた、もしくは、もっとうまいこと言えばよかった、とか。
もうこれは簡単なこと。常にびくびくおどおどしているから、返すべき答えが返せないだけです。ジャッジへの恐れでガチガチになってるだけのことです。
が。
今回はちょっと違ってまして。お題をくださったのはよく存じ上げてる方です。この方の文章の癖とかもよくわかってます。
答えはちゃんと書いていらっしゃるんですよ。
自分で好きで買ったんだ、と明らかにしたくない(つまり、このワンピースが好きだ、と言えない、ということです。それは、そんなの好きなんだ、とジャッジされることへの恐れです)。

新しく買った、ということへの罪悪感(自分にお金を使うことに恐ろしく罪悪感を持つ方がいらっしゃいますよねー)。
答えはわかってるんです。わかってるんですが、それを自分で認めないことなんです。
私は好きなものを好きと言えないのよ!
自分にお金使うことに罪悪感があるのよ!
と、言えないことなのです。
明らかにしたくないのか?
罪悪感なのか?
これがこの方の癖なのです。相手に、そうだよ、という肯定を求めていらっしゃるのですよ。
つまりは、自分の感覚に自信が持てない、です。思ってることを素直に出せてない、ってことです。
自分でぜーんぶわかっていらっしゃるんですよ、ほんとは。
さて、お題はまだ続きます。
初出:2016/08/31
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