これ↓の続き。
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実は今回のケース、まとめるのにちょっと苦労しています。
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かつて知人との会話で「書類がリジェクトされた」と聞いたとき、「書類が突っ返されたって言えよ!突っ返されたって!!」と思った私を許してください。
外資系企業にお勤めの方でした。社内公用語は英語なのでしょう、きっと。
というわけで(どういう?)アイリーンさんから「リマインドに長けている」とお聞きして、これは一体どういう作業なのだ?と一瞬思ったことを白状いたします。
それはどんな作業なのですか?と確認はしなかったので、ひょっとすると私の考えとアイリーンさんの意図するものは違っているかもしれません。それはあえてそのままにしておきます。
アイリーンさんは段取りとリマインドが自分の有能さの根拠だと思っていらっしゃるのです。
しかしそれは、私が一瞬「?」となったように、いったいどのようが能力が発揮された結果ゆえの成果なのかがイマイチフルイチわかりにくいです。
職場の人もアイリーンさんの有能さは重々認めていらっしゃるようですが、段取り上手でリマインドの匠と認識されているかどうか。
ここでもう一度お尋ねしました。段取りとリマインドをうまく進めるためにアイリーンさんがもっている能力はなんですか?と。
人間観察のプロです(キッパリ。
観察とはただ見ているだけではもちろんなく、観察することによって得られた情報を分析解析してそれらを別の何らかに有効なものへと変換する、という作業ではないでしょうか。
これは、さすが庚(かのえ)さんだなー、と思いましたね。
広く見渡して滞りがないように気を配る:段取り
広く細かく見渡して、取りこぼしがあればその旨知らせる:リマインド
アイリーンさんの能力、リソースとはまさに「観察」することでした。
では、その能力はなぜ磨かれたのか。
古参の読者さまはもちろんおわかりでしょう、どこに埋め込まれているかわからない地雷、それから身を守るためには観察能力を高めることが何よりです。
地雷=おかあさま
地雷とはつまり、想定外、ということです。
相手がいるので、キャッチボールをしているつもりです。
ボールを投げます。
ボールが返ってくるかと思ったら、グローブを投げ返されるみたいな?
キャッチボールが成立しないことは学習できているので、何が返ってきてもいいように常に気を張っておかなくてはなりません。
これはいわゆる「人の顔色を見る」という行動なわけですが、アイリーンさんにはその自覚はあまりないようでした。
なぜなら。
顔色をうかがうことのメリットがあまり無いからです。
なぜなら。
おかあさまは生物兵器レベルの(失礼)ジョイキラー。
アイリーンさんがせっかく気を使っても、それが狙いどおりに功を奏することはないのです。
かといって、気を使わずにいることもできるはずがない。
気を使うことのダメージだけが積み重なり、気を使っていることの自覚も持てず(これはダメージがより増強される)本来は自分を地雷から守るための力であったことを失念していらっしゃる。
観察能力は、自分をおかあさまの攻撃から守るための手段だったのですよ、本来は。
つまり。
観察=防御=緊張
おかあさまの居ない職場であっても、観察をするという行為はアイリーンさんに無意識の緊張を強いるものとなっています。
段取りしたぜ!
リマインドしたぜ!
という、達成感とは遠いものではないでしょうか。
たとえ「リマインド、THX!!」とあったとしても、やりとげて何かを得たというより、下手こかずに済んだ、という消去法的な安堵感だったのではないかと。
ゆえに職場における評価が自己評価を高めることにあまり繋がっていないようなのです。
ゆえに、キャリアで目指すもの、将来の具体的な目標が設定されていないのではないかと。
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