ちょっと見てくださいよ!
成人式が親のためのもの、と思っている親のもとで21年間を過ごした方ですよ。
どんなビリーフがインプットされているのか、想像するだに恐ろしいです。
さらに恐ろしいのは。
渋々出席した成人式の想定外の楽しさを、親のおかげ、と書き換える恐れがあることです。
ないわー、とか笑ってるそこのあなた。
あるんです、そんな事例は山とあるんです。
どういうことか。
されたこと(デメリット)としてもらったこと(メリット)を相殺するのです。
親のため、と言い聞かせ続けられた日々は明らかにデメリットです。
そして、親に言われたから渋々出席した成人式の楽しさ、これはメリットです。
親の価値観か、自分の意志か、その二択で悩んだ時に、親からしてもらったことでされてしまったことにフタをしてしまうケースの大杉なことよ!!!!
かようにも子は親からされたことへの被害を訴えないのですよ。
だから虐待されてそれに恨み辛みを訴える方の方が分かりやすくていいのですよ。
お母さんには「親のため」って言われるばっかりですごく嫌だった。
でも。
お母さんの言うことを聞いていいこともあった。
「嫌」を「いいこともあった」がねじ伏せてしまうのですよ。
この方には申し訳ないですが、成人式で嫌な思いしかしない方が良かったのに、と思ってしまう私を許してください。
お母さん、きっとドヤるんですよ、ほ〜ら、お母さんの言う通りに出席して良かったでしょ、って。
してもらったことと、されたことは相殺できません。
それは怪我してないとこに薬を塗られるようなものです。
いくら薬を塗って貰ったって、傷は治らないのです。