2月の読書メーター
読んだ本の数:26
読んだページ数:5865
ナイス数:458
ストーリー思考—「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める
読了日:02月28日 著者:神田 昌典
ひそかに胸にやどる悔いあり (双葉文庫 う 19-02)の感想
切なさのてんこ盛り。解説で清田隆之氏が「これなら俺にも書けるかも」と物書きになりたいという夢の支えとしたが、いかに浅はかな勘違いであったかと痛感したと白状。誰の中にもあるであろう景色、文字にしただけでどれだけ切なさが伝わるか。著者の筆でないと切ない物語にはならないのだ。読了後タイトルを見て、誰もが一抹の後悔を持って見返す人生、あの時こうしていればなあというのは責めではなくて、可能性に活躍させきれなかたっという勿体無さと感じた。
読了日:02月27日 著者:上原 隆
THE BIG ISSUE JAPAN449号の感想
「街にやってくる野生動物」野良動物化するのは人間が野生の行動習性を奪っていることにほかならない。そりゃそうだ。野生動物にとっては自然の中で暮らすことが一番、人間は関与しては行けない。ジビエだとか鹿肉をどうとかって問題ではないのだ。棲み分けができていないことにはもっと危機感を持つべき。「スポーツと信仰を両立した女性サッカークラブ」、ヒジャブを排除するのではなく着用したままでサッカーができる、いいね。
読了日:02月25日 著者:ビッグイシュー日本
3分クッキング 2023年3月号の感想
玉ねぎは輪切りにするとゴージャス感を醸し出すと学習。万能豆腐クリームは常備したい。
読了日:02月25日 著者:
宮沢賢治の鳥の感想
読友さんのご感想に惹かれて。宮沢賢治の作品に登場している鳥が細密な画像とともに紹介されている。いやー、たまらんなあ(語彙)。よだかのページ、開いて落涙しそうになりました。鳥が登場する部分のテキストが切り取られているのだけど、鳥にどんな思いが託されているのか、その思いが言葉にならずとも鳥が胸に届けてくれるようでした。
読了日:02月24日 著者:国松 俊英
有元葉子 のり、わかめ、ひじき、昆布、もずくの感想
海苔を食べる前にわざわざあぶるなどしたことないけど、やったら絶対に味が違うのだろうなあと思わされた。これ絶対に写真マジックだよね、とカメラマンのお名前を確認。だって出汁の写真が美しいのだもの。最終ページ、奥付のとこに撮影時のスタッフのゴハン写真があり、これが一番美味しそうだったって言ったら怒られる?
読了日:02月24日 著者:有元葉子
中野ブロードウェイ物語の感想
青島幸男と同じという理由で早稲田入学をし、青島幸男が住んでいた中野ブロードウェイに住む著者。まんだらけで有名になったとこぐらいの認識しかなかったのだけど、読後感は電鉄会社の沿線開発物語のようだった。そう、作られたのは街。その印象を強くしたのは店舗だけでなく居住部の存在。そこに街感が発生する。中野Bを作った宮田慶三郎は優れたデベロッパーだったのだ。その後サブカルの聖地となっていったのは家賃とかがたまたま借り手の条件にあったからなのでは。水漏れ問題がこの建物の未来を左右するというのが高度成長期の終焉を思わせる
読了日:02月24日 著者:長谷川 晶一
数字にだまされない本 (日経ビジネス人文庫)の感想
【数字は伝達手段】数字に関しては、かつて知り合いの税理士さんが「帳簿って使ったお金で書く日記だ」と言われたのがたいそう印象に残っております。もしもありえない数字のレポートがあれば、それは「この人は嘘つきだ」というメッセージになるわけで。数字は言葉だという認識で周囲を眺めると、数字の裏側にある設定が実に饒舌に物事を訴えてくるようです。曖昧さを払拭できるので嘘がつけなくなる。嘘がないから説得力が増す。
読了日:02月22日 著者:深沢真太郎
箱舟に8時集合!の感想
よかったー、ハラハラドキドキで読みました。絵もかわいい。テーマとして最も印象に残ったのはジェンダーの問題。1種につき2個体ずつ箱舟に乗船可能というのは子孫を残すため。1匹では子孫を残せないし3匹では方舟のスペースを1匹分余計にくってしまう。もう一つは罪悪感、蝶を殺めた罰として神は洪水を起こしたのだと自分を責めるチビペンギン。「ねばならない」と罪悪感から解放してくれるのが本当の救いの神なのだ、という壮大なテーマでした。
読了日:02月20日 著者:ウルリヒ・フーブ,イョルク・ミューレ
闇は光の母 (1) わたしは しなない おんなのこの感想
人は2度死ぬ、1度目は肉体的に、2度目は忘れ去られること、と言いますが、その2度目について触れられたものです。
読了日:02月18日 著者:小林 エリカ
「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か (集英社新書)の感想
好きと推しの違いは何か、投影と投射の違いは何か、ベン図の重なり合う部分の面積、その違いかと理解。
読了日:02月18日 著者:久保(川合)南海子
復刻版 ファイヤー! 下の感想
目を疑った。令和のこの世にこの作品が??文芸春秋えらいぞ、褒めてつかわす。自分の構成要素にロックがあると思うものは読むべし。読んで意味わからんと思う奴は(奴、て!)ロックがないのだと思うべし。
読了日:02月18日 著者:水野 英子
復刻版 ファイヤー! 上
読了日:02月18日 著者:水野 英子
PHPくらしラク~る♪2023年3月号:頑張らないほうがうまくいく!!「やめてよかった」9のことの感想
月に1度、新聞にデカデカとPHP発行の雑誌一覧広告が掲載される。なんか既視感と思い至ったものは各種宗教団体の発行物広告。PHPって松下幸之助イズムの広報誌ぐらいにしか思ってなかったけど、実はカルトの気配もあることに気づかされたのは近所のPHPカフェで。信者を擁するものは畢竟カルトなのだな。主婦の毎日をラクに楽しく!という明るいタイトルとは裏腹の、子宮系御用達と言われても違和感のない現世利益願望満載なスピ情報ばかり。怖いもの見たさで購入したけど、一体どんな人が買ってるんだろうな、見当つかない。
読了日:02月17日 著者:
いつもの雑踏いつもの場所で (新潮文庫)の感想
読友さんのレビューに惹かれて。
読了日:02月16日 著者:山田 太一
日曜日の夕刊 (新潮文庫)の感想
親子は必ず元の鞘に収まる。ちょっと無理矢理感がなくもない。
読了日:02月16日 著者:重松 清
マンガでわかる新しいマーケティング 一人の顧客分析からアイデアをつくる方法の感想
課題図書として読みました。「一人の顧客分析からアイデアをつくる方法」とありますが、そのまんまで、売れ行きが落ちていた商品をいかに蘇らせるか、流れはとてもよくわかりました。自分にできるかどうかは別ですが。
読了日:02月13日 著者:西口 一希
東京藝大ものがたりの感想
この記事( https://toyokeizai.net/articles/-/649886 )で知り読みました。泣いちゃったよ。いわゆるN1、ひとりの友人のために描いたものなんだそう、それが共通項を持つ多くの人の心に刺さる。線ではなく光を捉えること、対象への愛は必須であること、等々。藝大いく人は頭いいっていうけど、絵が上手いだけじゃダメだってのがよくわかる。美術のエリートだ。藝大受験は過酷だ。
読了日:02月12日 著者:あららぎ菜名
さくらんぼの性は (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
読了日:02月10日 著者:ジャネット ウィンターソン
言葉にできない想いは本当にあるのか (単行本)
読了日:02月10日 著者:いしわたり 淳治
カルピスをつくった男 三島海雲 (小学館文庫 や 31-1)
読了日:02月10日 著者:山川 徹
鳥のしぐさ・行動よみとき図鑑の感想
これは良書。冒頭に「鳥はわたしたちにとっていちばん身近な野生動物です」とあり、こんな認識なかったことに気づかされました。しぐさ、行動を分類して解説されていますが、その分類の仕方が秀逸で、何つか、そういう視点を持たされました。図書館本だけど、欲しいなあ。
読了日:02月10日 著者:
ぼっち・ざ・ろっく! (1) (まんがタイムKRコミックス)の感想
陰キャの女子が脱陰キャを目指してギターを始めるも、なかなかキャラ変できず。しかしひたすら練習して磨いたギターの腕が彼女を救う。この漫画でバンドを始める若い子が増えるといいなあ。4コマ漫画ってストーリー漫画より読むの時間かかるんだけど、無駄な大コマとか無いからかな。これをアニメに仕立てあげるのは大変だったろう。
読了日:02月09日 著者:はまじあき
会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション (光文社新書)の感想
青信号ではわたる、を共有できるのがコミュニケーションで、青信号でわたると思っている人を赤信号でわたるに改変させちゃうのがマニュピレーション。ということでいいですか。これでもかと様々な例を引っ張ってきて畳み込むように説明するってのは流行のパターンなのか?
読了日:02月04日 著者:三木 那由他
カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?の感想
天地創造デザイン部の蛇蔵さんがオビを書かれてます。動物の不思議なルックス&生態に、一体創造主はどんな意図でこれらの動物を作ったんだろうって思っちゃうんですが、意図はただひとつ、子孫を残すためという身も蓋もないもの。意味を見出そうとするのは全て生物を擬人化するが故の誤解。その誤解のもとが人間にとっての非人間は「見た目が10割」なため。人は見かけじゃない、って綺麗事は通用しないようです。私の一番の「へえ〜」ハゲタカ・ハゲワシがハゲてる理由(なんだと思います?)。人間は自分の好みに合わせてわざわざ品種改良をす→
読了日:02月04日 著者:松原 始
採用がうまくいく会社がやっていることの感想
【採用される側こそ読むべき】
採用する立場ではないのですが、人に来て欲しい集団に属しているので参考になるかなと手に取りました。
こ、これはマーケティングの本ではないですか!
マーケティングとは漁だと言われますが、来て欲しい魚に来てもらうための仕掛けをいかに仕込むか、微に入り細に入り細かく指南されています。
そしてベネフィット、採用する側のさらに向こう、採用される側の気持ちをいかに汲み取るか、それこそが採用の秘訣であること、それをつい失念していることを突きつけられます。
当たり前といえば当たり前ですが、採用
読了日:02月02日 著者:福留 文治,児玉 里美
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