子を持つのが夢の２０代女性［読売新聞人生案内］

＞男性を、「夢をかなえるための道具」にしている

その通りですね。

＞私の夢は、「子どもを持つこと」

では、夢を共有できる人と一緒になられては？

ひょっとするとＺ子さんと同じように、子を持つことが夢な男性が、「夢をかなえる手段」として結婚相手を探していらっしゃるかもしれませんし。

さて、ここで大きな前提。

Ｚ子さんの夢は「子どもを持つこと」とのことですが、それはあくまで手段です。

子を持つ事によって何が得られるか、何を得るための手段なのか。

それが本当の目的です、まず目的をクリアにしましょう。

目的がはっきりしたら、手段はいくらでもあります。

子どもを持つこと以外の手段が出てくるかもです。

手段から目的を引っ張り出した例をご紹介。

車が欲しいとおっしゃった男性

車によって得られるもの
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ひとりの空間
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ひとりになるとゆっくりと考えることができる
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小さい頃のことを思い出せる
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幸せな子ども時代だった
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自分は愛されていた、と納得できる

つまり車は「自分は愛されていた」と納得するための手段だったのです。

このやりとりの後、車はもう要らない、とおっしゃいました。

もいっこ。禁煙の例。

タバコをやめられないという男性
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タバコで得られるもの
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灰皿に吸い殻がてんこ盛り、電話抱えてバリバリ働いているイメージ
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タバコはバリバリやってる自分を演出するための道具

これはタバコを吸うことのメリットと吸わないことのメリットをビジュアルスクワッシュで統合しました。

その場で禁煙成功です。

どうして精子提供を受けてまで出産したいのか。

それを明確にしないと、せっかく愛するお子さんを胸に抱くことができたとしても、その子はZ子さんの単なる道具でしかありません。

回答は山田昌弘（大学教授）さんです。