②感動　〜　私にも夢があった

そうなんですよ、私ずっとマツイさんに絵を描いてもらうことが「夢」だったんです。

文鳥さまの絵を描いて欲しいなあ、とずっと思ってました。

もう、文鳥さまもいないんですけどね（涙。

マツイさんに描いてもらうなら、何を描いて貰おうかなとツラツラ考えていて、はたと気づきました。

さらっと書いてるやん、「夢です」って。

夢はなんですか？って尋ねられても、いつも答えられずにいるのに。

皆さんご存知のように（知らんか）私はかつて着物生活をしておりました。

子育てと金稼ぎが両立できず、勤め人を辞めざるを得なくなった時、「会社いかなくていいなら、好きなことしよう」と思って着物生活を始めました。

※お金がないのに、どう考えてもおかしいんですけどね。鍼灸学校行き出した時も、介護で仕事できないなら学校行こう、ってなったのも、どう考えてもおかしいですよね！！

思い出したんです、子供の頃に「大人になったら祖母のように毎日着物を着る生活をしたい」と思ってた、って。

着物生活が「夢」だったのです。

着物生活を始めた時は、夢がかなった！って思いました。

夢ってかなうんだ、と一瞬万能感に満ち溢れましたね（その後、困窮しましたが。

夢なんてないと思っていた自分に夢があったこと。

そしてそれは、叶えようと思えば叶えることができること。

なにかフワフワしたものに体が満たされてきた感がありました。

そうか、夢を持ってはいけないと思っていたな。

夢など叶うはずがないと思っていたかもな。

望んでいいんだ、と自分に許可を出せたような気がします。