↓ これの続き
①目指せ、良妻賢母!
キラ子さんのお悩みの原因で、コネクトロンだからこそ見つけられたもの、それは体調不良です。
小さい頃から弱かった、すぐに寝込んでた、だから学校はもちろん、家庭でも周囲の面々と同じペースで行動するということができなかったのです。
身体の”せい”なのに。
しかし、原因が特定されていない場合、人は自分を責めるのです。
キラ子さんもずっと自分を責めていらっしゃいました。
弱い自分、みなと同じように行動できない自分、と。
自分で自分を責めるだけならいざ知らず、お母さんまでが責めるのです。
なんであんたは隣の○○ちゃんみたいにでけへんのや!
お兄ちゃんは元気でやる気マンマンやのに!!
そう、キラ子さんの身体の問題に気づいたのは「お兄ちゃんは元気でええなあ」という発言が頻発だったからなのです。
お兄ちゃんは元気、でも私は元気じゃない
身体の調子が悪いから、ってのはすっ飛ばして、「私が悪いから」になっちゃうんですよ。
人を羨む代わりに、自分を責めるのですよ。
お兄ちゃんはちゃんとやりたいことが定まっているから、大学に行かせてもらえる。
何がしたいも特にない私は、大学に行きたいと望む資格もない。
キラ子さんは人生のごく初期に、自分の将来に何かを望むということを放棄されていました。
放棄している、ということにさえ気づかず。
人によって仕事の定義はそれぞれですが、強いられた義務でしかないとなると、仕事から喜びを得られるということは少なくなるでしょうね、苦痛度が増すだけしょうね。
業種ではなく、条件だけで選ばれた仕事。状況の変化により、その条件は永続的なものとはなりません。
環境の変化が原因で、続かない仕事。
環境の変化にはもちろん体調も含まれます。
望んだ条件の仕事を続けられないことで、キラ子さんはまた自分を責めます。
根性がない、と。
体調のことは一切考慮されないのですよねー、不思議、不思議。
小さい頃から体調不良で悩まされた方は、「どうせ私は肝心なとこでお熱出しちゃうから運動会も文化祭も参加できないし」とやさぐれているものです。自分の満たされない部分は病気の”せい”にできているのですが。
キラ子さんは病気のせいにしないのです、あくまで悪いのは自分なのです。
生育過程において、キラ子さんの体調不良はどうして顧みられなかったのでしょうね。
熱が出るから体育の授業なんて出ちゃダメ!って過保護系のおうちだって珍しくないのにねー。
なぜキラ子さんは自分の体調不良のケアを求めず、ケアが必要な自分を責めるようになってしまったのか。
誰の”せい”でそうなってしまったのか。
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③目指せ、良妻賢母!