献血ルームで非常に多いご相談です。
ウチの子がいつまでたっても結婚しないんです、と。
そう多くはないんですけど、いかにも占い屋さんに相談するみたいなお題で、
彼が私のことどう思ってるのか知りたい、ってのも。
知らんがな。
あー、スイマセン、スイマセン、本音を出しちゃってスイマセン。
実は、他人のことを勝手に占ってはいけない、ってのは基本です。
はっきりと明記している本も多いです。
また、依頼がないと占ってはいけない、ってのも。
里見先生からは、みてください、という一言が無い限り、
勝手にサイコロを振ってはいけない、と厳命されました。
たとえば自分の家族のことで気がかりなことがある場合、その場で電話をしてもらってでも
相手から直接の、みてください、という言葉を貰いなさい、と言われました。
結婚できなくて困ってるご本人からの依頼だったら、その方の問題としてみれるんですよね。
でも、子どもが結婚しなくて困ってる、ってのは子どもの問題じゃなくて親の問題です。
彼がどう思ってるか、ってのは、彼の気持ちによって自分の行動を左右されてしまう、というその方の問題です。
彼が私のこと好きなんだったら一歩を踏出せる、好きじゃないんならあきらめる、って感じですよね。
でも、こういうことを気にされる方は、なんらかの結果を提示してもご自分からアクションを起こされる、
ってことは非常に少ないですよ。
そ、結局、自分で選択できてないんだから。
相手の彼がね、ぼくは彼女のことを好きなんでしょうか、キライなんでしょうか、
なんて相談してくるはずもないですしね。
ま、自分の気持ちがわからない、って方は少なからずいらっしゃいますが。
自分以外の人のことが気がかりな場合、主語を変えてみてください。
結婚しない子どもがどうなるか心配だ、そう、心配してるのは自分です。
解決すべき問題は子どもが結婚するかどうか、ではなくて、そのことで悩んでいる自分です。
結婚しなくて困ってる、心配に思っている親自身です。
人を変えることはできません。
自分の考えが変わることで、問題と思っている物の焦点がかわります、リフレーミングです。
自分を変える、ってことに抵抗を感じられる方が多いですが、
別に自分が無くなっちゃうわけじゃないですよ、
新たなベクトルの物の見方ができるようになる、ってことです。
それはより自由でより心がラクチンなことです。
特に家族の問題は、自分が向合うべきことから目をそらす手段として
引き起こされてることが非常に多いですね。
親が自分が本来やるべきことに集中することによって、子どもは変わります。
っつか、子どもの問題などどうでもよくなりますwww。
不登校のカウンセリングなどで、まず親が変わるべき、と指導されることが多いのも
こういうことだったりしがちですよ。