おねえさんの正体は?

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チョコさん(仮称)、結婚してます。夫さん、プチモラハラです。経済DVすれすれです。幸いというか不幸なのか、チョコさんに稼ぐ力があるからなんとかやっていけてますが。
夫さんのおかあさん、義母さんですね、とてもよく出来た方です。チョコさんからしたら、実母以上に慕い尊敬できる人です。
が。
義母さんは典型的な我が身を犠牲にして家族に尽す人なのです。義母さんからの上げ膳据え膳のため、夫さんは自分の妻に何もしてあげない人になってしまいました。義母さん、典型的なイネーブラーですね。
義父さんも当然ワンマン夫です。しかし不思議なことに、夫さんは義父さんを嫌うのです、義母さんを大切にしない、と。だったらお前も自分の妻を大切にしろよ、って話しですが。
これがあれですよ(なに?)、自分の母親は大切にして、妻は大切にしない。日本的なマザコンです。日本のマザコンは母親だけを大切にして、女性という存在を大切にするわけではないのです。イタリアのマザコンは、母も大切にするなら、自分のパートナーである女性も大切にします。
夫さんが大切なのはあくまで自分の母親なので、自分の妻に対しては義父さんが義母さんを扱ったように扱います。
義母さん、息子が嫁を大切にしないことについて苦言を呈しますが、息子は聞く耳もちません。だって見たことないんだもの、夫が妻を大切にしてるとこ。
さて、夫さんにはおねえさんがいます、チョコさんからしたら義姉さんですね。

義姉さんも義母さんと似た、出来たタイプです。チョコさん、義姉さんのことも慕っていますし、尊敬してます。夫への愚痴をこぼしたなら、チョコさんのことを労ってはくれるのですが。
が。
チョコさんの怒りを鎮めるほどの力はありません。生ぬるいのです。かばうのです、自分の弟を。〜くんも大変なのよね、わかってはいるのよね、と。チョコさんも大変よね、と言ってはくれますが、全面的に夫さんを糾弾するわけではありません。
そんなところに(どんな?)チョコさんに力強い援軍が現れました。義姉さんの夫さん、つまりチョコさんの義兄さんです。ちょっとややこしくなりましたか。
3組の夫婦があります。

義父さん義母さん夫婦の関係を、チョコさん夫さん夫婦は再現してしまっています。夫さんは義父さんの気質を受け継ぎ、そしてチョコさんは自身が育った環境において男尊女卑がインプットされています。
義姉さん義兄さん夫婦、義姉さんは義母さんの気質を受け継いています。だったら義兄さんも義父さんみたいになっちゃうのか、と思ったらそうではなくてですね。
義姉さん義兄さん夫婦が義父さん義母さん夫婦の再現とならなかったのは、義兄さんに男尊女卑要素がなかったからでしょう。これがチョコさんと大きく異なるところです。
義父さんには男尊女卑要素があった。義母さんにそれがあったのは、育った環境のせいなのかどうか、それはわかりませんが、義母さんは立派なイネーブラーとなってしまった。
夫さんには生家でインプットされた男尊女卑要素があります。そしてチョコさんにも。
義姉さんも男尊女卑の空気の中で育ったわけですが。
が。
不幸中の幸い、義兄さんに男尊女卑資質がないために、義姉さんが男尊女卑資質を発揮する機会はなかったのです。
では、義姉さんはどうなってしまったか。
生家のように、顔色をうかがわなくてはいけない相手はいません。気を使わなくていいのです。
ということは。
気を使わないのです。
一切。
チョコさんにとって、義姉さんは気配りのすごい方でした。いつも自分の席を温めることなく(家族のために)動き回っていましたが。
が。
顔色をうかがわなくていい自分の夫に対しては、気を使って動く必要がないのです。気を使うとかというレベルでないことでさえ、義姉さんはしないのです。
自分の家では、自分の夫と二人だけなら、ソファーに寝そべっているだけのトドなのです。家事もろくすっぽしないんですって!

この義姉さんの真実の姿はチョコさんにとっては衝撃でした。
義兄さんとチョコさん、義父義母家にたいしてぼやくことについては同士です。義兄さんにしたら、自分の妻の父が己の妻を大切にしないことは理解できないことですし、自分の妻の弟がその妻(チョコさんね)を大切にしないことも理解できません。
しかし、顔色をみる地獄から解放された自分の妻は、妻としての役割をなにひとつ果たしていないのです。
義姉さんの気配り、コマネズミのような働きぶりは、モラハラ男性の支配下においてのみ発揮されるものだったということです。
家事をすることだけが妻の役割か!と気焔をあげる方もいらっしゃるかもしれませんが、生家での様子とのあまりの違いが義兄さんに憤懣やるかたなしという思いを抱かせるのでしょう。
ほんとにあの人たちは!とやるせない気持ちをぶつける相手は義父義母さんたちです。
つまり、義姉さんも夫さんも、義父義母家の子供、という役割から卒業できていないのです。自分の港としての家庭を確立できていないのです。とばっちりをくらうのはそれぞれの配偶者。
チョコさんには幼き頃からインプットされた拭いきれぬ男尊女卑資質がありますが、ひょっとして義兄さんにも男尊女卑思想以外のなにかがあるのかもしれません。
ま、そこまで深くなくても、義兄さんの存在というか義姉さんの真の姿によってチョコさんは己が脱却できていない男尊女卑テイストの存在を再認識させられていることでしょう。義兄さんが一番、自分の親、生家から自由になれているのかもしれませんね。
義兄さんとのぼやき合いの時間がチョコさんにも力をくれることとなりますように。

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