もうひとつのワンダー〜怖いのはなに?

のっけからなんですが、Gって鳴くの知ってました?
虫の声を愛でるのは日本人ならではの感性だそうですが、コオロギや鈴虫の声が無粋に思えるくらいGって囁かに鳴くんですよ。
え?なんでGの鳴き声を知ってるのかって?間近で何度も聞いてるからですよー。みなさんGに遭遇したらすぐに殲滅行為に突入されるかと思いますが、みなさんご存知(ry)私はGを恐れてはいません。

怖くないので観察する余裕があるのですよ。かといって愛でるほどの関係でもないので、それなりの処置は施すのですが。
Gに限らず虫がダメって人も多いですね。ダメ=怖い、ですか?
暗闇とか蛇とか虫などを怖いと思うのは、共通無意識のなせる技なのだそうですよ。蛇を怖がらない親の元で育つ子供は同じように蛇をこわがらないといいますが、成長過程の教育で左右されるもので済ませられないそうです。
生まれて初めて遭遇した暗闇や蛇や虫に対してなぜ恐怖を感じるのか。
DNAに何かがインプットされているとしか思えないですよね。
ペリーの黒船がやってきて初めて金髪碧眼の外国人をみた感想は「赤鬼」だったそうです。欧米人のルックスを好ましく思う感性は当時の日本人にはなかったわけです。後天的な洗脳によって価値観なんていくらでも変わるってことですよね。
暗闇への怖れの起源は原始時代に遡るとのこと。暗闇から何が飛び出して自分を襲うかわからないという怖れだそうです。
男の子が乗り物を好きなのは、狩猟時代に獲物を追っかけてたのが始まりだそうです(ほんまかいな。
さて、あなたが虫を怖い、と思うのはなぜでしょう。
本日のテキストです。

こちら↓のスピンオフ作品。

「人見知り」とは本来は子供にしかないもので、初めてのものへの警戒心。初めてでなくなれば、2度3度と回を重ねれば警戒心はなくなっていくはずです。
見慣れないものへの警戒心はあって不思議ではないですが、2度3度と接しているのにネガな感情がなくならないのはなぜか。「普通」を逸脱したオーガストの見た目に対し、繰り返しでてくる言葉が「怖い」「恐怖」。
オーガストを迎えることになった学友たちは、オーガストの何に恐怖を感じているのか。
それは自分たちがオーガストにやらかしていることを思えば自明のこと。
いじめ
仲間はずれ
共通要素の少ないものは異分子として排除されるのです。
自分がそうなってしまったら?自分も同じ目にあってしまうのでは?
日本人の右に倣え体質が農耕民族ゆえ、といわれますが、狩猟民族も同じなのかもしれませんね。共通要素が少ないということは、トラブルの元になりやすいのです。阿吽とまではいかなくても、結論をまとめるのに時間がかかるのです。排除してしまったほうがてっとり早いのです。
いえ、早くありません(どっちやねん。
排除ばかりを続けていけば、自分と異なるものへの怖れが解消されることはありません。常に後ろに何かいないか、と気にしながらの緊張状態はのびのびと何かを生み出すことからはほど遠いものでしょう。
では何が必要なのか。
ほぅ、この手があったか!というものが紹介されていました。

ベン図です。書くことによって分析するという手法はなんぼでもありますが、ベン図を使うってあまり見たことなかったですね。
相手と共有できるものとそうでないものの分析、何が共有できていて何ができていないかがわかると、対策を講じることができます。
なんの対策?
折り合いをつけるためですよー。

参考エントリー:【ジャミロット】力

他者と関わるとは折り合いをつけることの連続。
いえ、他者と関わることではありません(どっちやry。
自分の感情とも折り合いをつけていかなくてはなりませんよね。恐怖に押しつぶされないために。
何があなたの恐怖スイッチを押しているのか、何から自分を守ろうとしているのか、その正体がはっきりとすれば、生きることをやりすごすのがかなり楽になるのでは?
あなたがGを怖いのはなぜですか?Gの何があなたを怖がらせますか?
それはなぜですか?
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