「ソツ」がなくなってしまったのはなぜ?/適応障害のわけ

すっかり放置状態となってるココナラです。登録したばかりの頃は上位にランキングされることもありましたが、今はとても無理ですね。登録解除してしまいたくもあるのですが、ココナラでご縁がつながることがゼロではないので未練たらしく残しています。

2016年の8月にココナラでお題を頂戴しました、「発達障害の検査を受けるか、否か」と。

この時期は、発達障害ってなんやねん、ともっとも頭を抱えていた頃かと思われます。過去エントリー漁ってみたところ、言いたいこと一番書けてるのはこれかな。
交通事故を繰り返すのはなぜ?

ココナラの回答は「受けるべし」でした。サイコロさんがそう結果を出したのです。私自身の意見としては、「受けなくていいじゃない」でした。私が思っていることと違うものをサイコロさんが提示した時は困ります。

その後、検査を受けられたのかどうか、受けられたならその結果はどうだったのか、気にはしていましたがこちらから確認することもなくそのお題は頭の中から消えていましたが、約1年半の時を経てそのお題が蘇ってまいりました!!

いえ、蘇っていません(どっちやねん。

1年半前にココナラでお題をくださった方、仮に器(うつわ)ちゃん、としましょう、器ちゃんからお題がやってまいりました。

いえ、やってきていません(どっちry。

今回はサイコロではなくて実際にお会いしてのセッションでした。1年半の間に結婚、退職、いろいろあったそうで、再就職するにあたり今後の方向性を定めるヒントが欲しい、とのこと。

方向性についてはですね、1年半前にはわからなかった器ちゃんの志向・嗜好・結婚生活の今後も鑑みてご提案させていただけたのですが、問題は一歩を踏み出すことへの躊躇、恐れがある、ということです。

器ちゃんは発達障害を心配されていました。

ココナラで受診の可否を問われたとき、器ちゃんも発達障害を疑う人の例外でなく、ポカミスが頻発していたそうなのです。

ポカミスをやらかしてしまう原因についての鉄板記事はこちら。
私ってアホなの?(おいおい、2012年のエントリーだよ、6年も前かよ)

器ちゃん、検査は受けられたそうで、診断は「適応障害」だったとのこと。これだったら納得です。適応障害という言葉を広く周知させた人といえば皇太子徳仁親王妃雅子さまですよね。

あの方がなぜ適応障害になってしまったのか、そうならざるを得なかったほどの重圧があったからですよねー。

コネクトロンでは問題、症状がいつ発生したか、というとこに重きをおいています。トリガーになるものはなんだったのか。

トリガーってたいていは飽和状態になった時。最後の1滴によって臨界点を越えさせられた時です。

器ちゃんのトリガーはなんだったのか。

かなり思い切って仕事も住まいも変えられました。新しい環境に慣れなかったから?

違うー。

それだったらわかりやすいです、新しい環境は器ちゃんには向いていなかったのだ、それゆえのポカミス連発だったのだ、仕事を辞めるか変えればいいだけのことだ。

器ちゃんは飽和状態になったのではなかったのです、その逆に、緊張の糸が切れてしまったのです。

それがわかったのは、結婚生活の様子をうかがったから(ここが探偵の探る作業です、黙って座ってピタリと当てることはできません)。

ご主人さまは優しいのです、器ちゃんに無理をさせないようにいたわってくれています。

いえ、いたわってくれていません(どっちry。

ご主人さま、優しい時は優しいのですが、何かの拍子にまったく動かなくなることがあるようです。ご主人さまがいったん動かなくなったら、その作業は器ちゃんが進めないといけません。動かざること山のごとし、ご主人さまの意見が絶対必要なときもあります、なのに動かないご主人さまに対して器ちゃんは「もー!!」ってなります。

では、「もー!!」ってならないときはどうなっているのか。

お二人の会話の様子をうかがっていて、なんか業務連絡みたい、と思ったのです。もちろん実際に会話に立ち会ったわけではなく、あくまで器ちゃんを通してですけど。

会話に感情が伴ってない感じなのです。

そこには器ちゃんも自覚があったようで、感情が揺るがないようにめいっぱいセーブされていたのですよ。

それはご主人さまも同じで、お互い「ソツ」のない業務連絡をされているのです。そのソツのなさのタガがたまにはずれてしまうのですね、飽和状態になって。

つまり、タガをはずさないとお二人とも気持ちを出すことができないのですよ。

なぜタガをはずせなくなったのか、なぜソツのない会話しかできないのか。

ソツがない、の反対ってなんでしょ。ソツがあるんですよね、ソツってなんだよ、ソツって。

ググりましたところ、「ソツ」というのは手ぬかり、手落ち、無駄、だそうです。おおきくまとめて「ミス」としてもいいですかね。

器ちゃん、本来はポカミスのない「ソツ」のない人だったのです。それがなぜ発達障害を疑うくらいにポカミスをするようになってしまったのか。

引っ越し、転職、それは器ちゃんがおかあさまと距離を置くこととなったのです。おかあさまの有形無形の抑え込みが器ちゃんを「ソツ」なくさせてしまっていたのです。

なぜソツがなくなってしまっていたのか、だってソツ(ミス)があるとおかあさまから突っ込みが入りますからね。

いえ、入りません(どっちやねん。

ミスをしてから突っ込みがあるならまだしも、おかあさまは強力なジョイキラーでいらっしゃったので、器ちゃんが事を起こす前にやる気をそぐ先制攻撃を仕掛けていらっしゃったのですよ。

そして器ちゃんもまた抑圧された子の例外でなく、「されてしまったこと(してもらえなかったこと)」と「してもらえたこと」を相殺しようとしていらっしゃいました。

おかあさんがほんの1回器ちゃんの意を汲んでくれたことで、おかあさんは私がやりたいようにやらせてくれた、と大いなる勘違いをなさっていらっしゃいました。

余談)「してもらえたこと」で「されてしまったこと」を相殺するの、これDVの図式と同じですよ。

発達障害に話を戻します。なぜ器ちゃんは発達障害を疑ってしまうくらいのポカミスを連発し、適応障害となってしまったのか。

おかあさまから遠ざかれたからでした。「ソツ」なくいる必要がなくなったからです。「ソツ」があることをご自分に許可できたからです。でも、ソツがないことが正義という思い込みからは解放されていませんので、ソツがあることに対して罪悪感が発生してしまっていました。

そして職場では解放された「ソツ」のなさ、いえ、解放されていません(どっちry。

職場という「ソツ」の無さを発揮する場所を失ってしまったので、そのかわりに家庭で「ソツ」の無さを活躍させられていたのですよね!!

ご主人さまとの距離は、隔靴掻痒なものがあったのではないでしょうか。

ソツがある状態ってぶつかりあっているという状態。ソツがあるってぶつかりあってないから、キャッチボールが成立してないのですよ。

たまにはデッドボールも受けてみやがれ!(違

みなさんご存知のように(知らんか、いや、むしろ知っとけ)蓋ってピンポイントにどこかにだけすることはできません。見たくないものに蓋をしたら見るべきものにも蓋はなされてしまうのですよ。

器ちゃんはソツのなさを自分に課してしまったがために、本来持っていらっしゃる鋭いセンサーがその活躍の場を失ってしまっていました。そのセンサーが器ちゃんと他者を繋ぐきっかけになっていることも多かったのに、せっかくのセンサーを錆びつかせてしまっていたのですよねー。センサー繋がりの人との関係にも滞りができてしまいかねません。

つまり、器ちゃんが検査を受けて適応障害と判断されたことは、私にとってはとても有効だったのです。発達障害という診断では、その言葉の広義すぎる意味に惑わされてしまって、器ちゃんになにが負担だったのか、を見つけることはできなかったかもしれません。

ココナラで受診せよ、と結果を出したのはよかったのですよ。すごいな、私のサイコロ(今日の結論、ここ。

ソツないことが必要な場所もありますが、ソツをやらかさないと得られないものもあります。自分にソツを許すことができたなら、人のソツも許すことができます。

ソツがあることを許されなくて、それを裁かれて、しんどかったよね。

丶(・ω・`) ヨシヨシ

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