お前が言うな、お前が、と言われそうですが、私だからこそ言わせてください。
夫婦ってほんっとに大切なんですよー。常々申しておりますように、配偶者がいらっしゃる方、どんな問題を持ってこられても最終的に行き着くとこはパートナーシップなんですよ。お仕事のことばかりに目を向けていらっしゃるシングルの方には、パートナーシップに目を向けようよ、という結果が出るのですよ。
こんなことを言うとね、上野千鶴子あたりにアンチおひとりさまファシズムか、と罵られそうですが、相互依存にいたる道は必然なのですよ。
人は必ず誰かの子ども。おとうさんとおかあさん、というパートナーシップに基づいて生まれたものです。おとうさんとおかあさんって港です。
しつこく言ってますように、港がしっかりしてると船は外洋に出ることができます。港のない、ただ漂うだけの船などありません。燃料を補給したり、メンテのための場としての港は必須なのです。だから何か問題が起きた場合、根っ子をほじくりかえしていったら親のことに触れないわけにはいかないのです。なんでもかんでも親のことに結びつけるな、と言われる方もありますが、だってそこが原点なんだからしゃーないですやん。
◯参考エントリー:幸せな子ども時代を取り戻すに遅すぎるということはない
原因から結果、ご提示させていただくものまでまったく同じ、というご相談があります。その最たるものとして、放射能による避難問題があります。子どもの健康を案ずるおかあさんが、おとうさんから離れて放射能の危険のないとこに行っちゃうのですよ。
子どものことが心配なのは当然ですけど、移住を考えるおかあさんの頭からおとうさん、自分の夫がすっぽ抜けてしまってるんですよね。
まー、これは放射能のことに限らず、ですけど、育児の問題でお子様のことにばかり目が向いてダンナさんがほったらかし、まずはダンナさんと向きあうぜ、とご提案させていただくことが非常に多いです。子どもの問題は夫婦の問題だよ。
向きあうべき相手がパートナーであるなら、パートナーとの間に発生している問題が解決することによってその下流に発生している子どもや仕事の問題は結果的に解決します。
ご夫婦間の風通しはいいですか?伝えたいのに伝えられていないことないですか?自分さえ我慢すればいいと思ってないですか?
夫婦の問題ってのは、自分の親夫婦の問題の再現であることも非常に、ひじょーに多いです。問題の根っ子は上流にさかのぼればさかのぼるほど、その下流の問題を一気に解決へと導きます。
おとうさんとおかあさんを夫婦と見ることで、見えてないものがいっぱい見えてきますよ。