自信と傲慢、謙遜と卑屈

みなさんご存知のように(知らんか)、かつての私は自他共に認める
ウォーキング・ディクショナリーならぬウォーキング・卑屈だったわけです。
当然、重篤な自分嫌い病でもありました。

同病相哀れむAC仲間の知人とですね、
いつも「自分なんて大嫌いだぜ!」と気焔をあげていた(?)のですが、
同じ仲間だとばかり思っていた彼女の口から衝撃発言が。

私は自分が嫌いだけど、卑屈ではない、と。

ええええええええ

どういうこと

自分が嫌いだけど、卑屈じゃないってどういうこと??

さっぱりわかりません。

したらば他にも同じ発言をする人が続出でしてね。

えー、なんだ、思ってるほど卑屈な人っていないのかな。

じゃあ、卑屈ってなに?

ちなみに卑屈時代の私はですね、私から卑屈な要素をとってしまったら、
きっと鼻持ちならないイヤな奴になってしまう、
ちょっとぐらい卑屈なほうがきっといいのよ、とマジで思ってました
(我ながら自分のことよくわかってたな、と思います)。

つまり、卑屈と鼻持ちならない(傲慢)はセットなのですよ、ニコイチなのですよ。

自信を持つのが怖い、という方の多くは、
自信過剰となって鼻持ちならない奴と化してしまうことを恐れていらっしゃいます。
自信過剰=傲慢、という図式が見てとれます。

じゃあ、自信がない状態ってのは卑屈なのか?違いますよね。

では、自信の定義からいってみましょう。
自信ってなんか魔法アイテムみたいに思ってませんか?自信があればなんでもできる、と。
なんでも出来るようになる自信が欲しい、と。

チッチッチッ

生憎と出典元を失念してしまったのですが、自信とはなにか、ということに
実に明確な記述がありましてね。

自信とはどれだけのことをやったらどれだけの成果があるかということを
自分で正確に把握できていること

10の力を尽くしたら10の成果が得られる、とわかっているなら、
10の力を尽くせる、と「自信」があるなら、
自分は10の成果を得る「自信」がある、と明言できるのです。

これは、まさに戦車のカードが言わんとしてることなんですけどね。

http://connectron.love/2012/08/02/%e3%80%90%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%9f%e3%83%ad%e3%83%83%e3%83%88%e3%80%91%e6%88%a6%e8%bb%8a/

今の自分に何点つけますか、って質問させていただいて、50点、とか答えられた方に、
じゃあ何があったら100点になりますか?とお尋ねしたら、「自信」と答えられる方の多いことよ。
じゃあ、何が出来るようになったら自信が持てますか?とお尋ねしたら、
あれとかこれとかいろいろあげられます。

現在、5の高さのハードルしか越えられないとしましょう。
で、10のハードルが越えられるようになったら自信が持てるのに、と思ってるとしましょう。
無事、10の高さのハードルが越えられるようになったとしましょう、
その時その方は自信が持てているか?

ま、ほぼ持ててないですね、更なるハードルをご自分に課すだけです。
なぜなら、何かを越えないとダメだ、と思ってる方は、
越えられるようになったものの価値を客観的に評価できない、
いえ、しないことで次のハードルを自分に与え続ける、ガソリンはそれしかないのです。
ハムスターが輪っか廻し続けてるようなもんです。

自信を持つとは、10のハードルが越えられるようになった、10の力を身につけた、と認めることです。

では、卑屈とはなにか。

卑屈とセットの傲慢ですね、傲慢と自信の違いは何かというと、他者との比較です。
絶対評価と相対評価の違いみたいなもんです。
自分は10のハードルが越えられるようになった、
でもあの人は5しか越えられてない、と相手を見下すことです。

では傲慢とセットの卑屈はどうでしょうか、卑屈も同じです、
せっかく10のハードルが越えられるようになったのに、15を越えられている相手を見て、
あの人は15が越えられているのに私は10しか越えられない、どうせ私は10の女なのよ。

卑屈には「どうせ」がもれなくついてきます。卑屈と「どうせ」はセットです、ニコイチ(ry。

傲慢とセットであるのが自信なら、卑屈とセットなのは何か、謙遜ですか?

謙遜の美学って日本ならではのもの、
「つまらないものですが」とか「愚妻」とか「豚児」とか枚挙にいとまがありません。

謙遜の美徳は、慢心を戒めることかと。慢心→傲慢。

卑屈は10の力を持ってるのに、どうせ5しか持ってないし、と過小評価することで、
謙遜は5しか持ってないのに10持ってると勘違いさせないようにすることですかね。
自分自身でね。ほんとにたどりつきたい10に行くのに、
まだ5の努力が必要だよ、と忘れさせないようにすること。

自信も謙遜も適正評価じゃないでしょうか。傲慢は過大評価、卑屈は過小評価ですかね。

最後にもっかい。

自信とは魔法のツールではありません、できることをできる、とただ認めることです。

できることが増えると、自信が増強されます。

できることを増やすには:行動あるのみ。
行動なくして自信は絶対に持てません。自信は行動へのご褒美です。

※ちょっと苦労したけど、なんとかまとまったかな

最後までお読みくださりありがとうございました✨
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