セッションが終わったあとにアンケートをお願いしています。「問題の原因はわかりましたか?」という問いへのご回答のほとんどが
思ってもいなかったことが原因だった
まさかそれが原因だとは思わなかった
気づいてはいたけどそうも深く影響しているとは思わなかった
というものです。
いま目の前にある問題は「結果」です。「結果」をまねく「原因」があります。どんな原因のために問題が起きているのかが腑に落ちれば、じゃあどうすればいいのか、がわかりやすくなります。
原因がわからずに、どうするか、だけを考えて実行してもなかなか解決にはつながりません。それを実行することの必然性を感じられないですからね。
原因は過去に存在していたものです。そしてもちろん現在問題を抱えていらっしゃる方はその過去を体験しているわけです。その体験は記憶の中に存在しているのです。
記憶はなくなりません。忘れているのは、思い出せないのは、フタをしているからです。
正体がわからないものに対して、人は恐怖を感じます。正体がわかれば怖くなくなります。幽霊の正体みたり、枯れ尾花、ってのはそういうことです。見ればいいのです。向きあえばいいのです。
正体がわかれば、適切な対応策を講じることが出来るのです。正体がわからずに闇雲に球を投げても的に当たるはずもありません。
原因がわかる
↓
正体がわかる
↓
打つべき手が明確になる
↓
解決する
えー、相変わらず怖い、怖い、と言われているコネクトロンです(泣。
幸いにも(幸いなのか?)怖がられているのは私ではなくて「自分と向きあうこと」だということはわかりました。何がでてくるかわからないのが怖い、とおっしゃる方も多いです。
ですよね、だって「まさかこれが原因とは思わなかった」とみなさんクチを揃えておっしゃっているのですから。
思い出したくないことだから、ダメージを与えられたものだからフタをしてるんですよね。
そのフタ開けられるの、怖いですよね。
でも、開けないと見つからないのです、原因が。そして解決策が。
はい、もちろん原因を見つけるだけでは終わりません、それは適切な解決策をさぐるために必要なプロセスなのですから。触れられるのがイヤだ、とおっしゃる方の多くは、ヨソで触れられたくない箇所にさんざん触るだけ触られて納得いく解決策を提示してもらえなかった、という体験に懲りていらっしゃるのです。
原因をみつけて適切な解決策を提示する、これ、そう簡単にできることではありません。原因を見つけるところで終わってしまったら、傷に触れるだけで終わってしまうので途中でやめられないのですよ、だからコネクトロンのセッションは時間が読めなくて長いのです(わかる?わかるよね??お願い、わかって!!)。
フタは1個ではありません。1つのフタを開けたらまた他の穴ぼこが見つかったりします。それぞれに対して、じゃあそれを解決したらどうなるか、という未来を提示させていただきます。
過去(原因)
↓
現在(問題)
↓
未来(解決)
このプロセスを、穴ぼこの数だけやらなくてはなりません。原因の多くは人生のごく初期に発生しています。お若い方であっても20年、年配の方であれば何十年という時間をトレースする作業となります。
そしてフタをしている見たくないものに向きあった後にはご褒美があります、問題解決ももちろんそうなのですが、穴の底から宝物が出てきます。この宝物を見つけていただくこと、存在すら忘れてしまっていた宝物と再会していただくこと、これがセッションの最終目的地なんですよ。