30代前半の独身女性。研究関連の仕事です。自分のことで相談します。
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人間としてこのままでいいのかわからなくて、不安になります。せめて他人からの好意をきちんと受け止められる人間になりたいです。(東京・C子)
相談文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220223-OYT8T50033/
悩みとは理想と現実のギャップです。
結婚したい人が結婚できなければ問題、結婚したくない人がプロポーズされまくったら困る。
相談者さんは人から好意を持たれるのが怖いのに持たれてしまう。
好意を持たれていいじゃないですか!とはならないのですね。
適度な距離を好ましいと思う人もいれば、べったりしてないと安心できないという方も。
親御さんの愛情を感じたことがないということは、相談者さんが思っているところの”愛情”というものがあって、それが親御さんの提供してくれるものとはギャップがあるということでしょう。
相談者さんの中に”こんな愛情が欲しい””愛情とはこんなものだ”というイメージはしっかりとある。ただ、それを親御さんから貰ったことはない。
問題は、インプットされている愛情のイメージなのか、親御さんの表現の仕方か。
親御さんが提供しているものを、これが愛情だ!と受け止めれたら丸く収まります?
今日はサイコロです。
沢風大過の2爻
枯楊生稊/老夫得其女妻/无不利
沢風大過は過剰をたしなめる物ですが、過剰であってもそれが結果的には落ち着くべきところに落ち着く、ということを2爻は示しています。
相談者さんの過剰、それは愛を求めることではないでしょうか。
愛とはこうでないといけない、というもの。
つまりは、ご自身もその愛を発露することができるということですよ。
わかりやすい愛。
ぎゅーっと抱きしめる
好きや、大切や、愛してるで
わかりやすい表現。
抱きしめられたら、言葉をかけられたら、無条件で嬉しいですやん。
それが欲しかったんじゃないかなーと。
でも、ご両親の表現方法は違っていた。
なんだ、私は実は愛されてたんや、って気づけたら。
気づけたら。
人を愛することにも愛されることにも恐れはなくなるのでは?
まずは、喜怒哀楽を感じれるようになることのリハビリをオススメ。
これが好き、これが嫌い、っての。そして次はそれを人に伝える練習を。
回答は海原純子(心療内科医)さん。
依存してないいい距離感の親子関係なんじゃないの、ってのと、自分は人間としてこれでいいのかなんて考える必要はない、とうことでした。
この相談者さんと似た事例があったんだけどなあ、過去記事どうにも見つけられない。親子間での愛情表現のギャップみたいなの。
ストレートに思いをぶつけるという文化がない家に育ったがための、感情のフラットさ、ゆえに何を感じているのかわからないという不安。
夏目漱石は「I Love You」というフレーズを「月がキレイですね」と訳しました。「月がキレイですね」と言われて、私は愛されてるんだ!と思えるかどうか。
滝詣連続560日目(2022/02/23現在)
白鹿でオレンジというのが意外でした。