2022年02月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:4319
ナイス数:581

石の肺 アスベスト禍を追う石の肺 アスベスト禍を追う感想
アスベストがここまで恐ろしいものと認識している人は少ないのでは?劇的ビフォーアフターがレギュラー番組でなくなったのはアスベスト対策のためだそう。対策してくれるならまだマシ、国や企業が露骨な隠蔽を図っているというのがまた恐ろしい。「取材を通してアスベスト問題はこの国のさまざまな問題の原点ともいえることに気づいた」と前書きにありますが、いわば現代の棄民。ひたむきに進んでこられた作家への道、食うために電気工となったがゆえにアスベスト被害にあった、そんな経歴の自分にしか書けないものがあると啓発のために著されたもの
読了日:02月26日 著者:佐伯 一麦
さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方感想
自分の気持ちをわかるためにこそ、人とやりとりをすることが必要ってことかな、今回は。
読了日:02月24日 著者:わたなべ ぽん
メンドリと赤いてぶくろメンドリと赤いてぶくろ感想
鶏が主人公らしいというだけで手にとったら想定外の胸熱!右手であることがアイデンティティの手袋と鶏冠がない故に抑圧される雌鶏。赤い手袋が鶏冠の代わりをかって出たものの、偽物感は手袋と鶏の双方を凹ませる。与えられた役割に縛られることなく自分を出していいんだよ、役割で武装しなくていいんだよ、という尊いお話でした。
読了日:02月24日 著者:安東 みきえ
ジャノメジャノメ感想
表紙と挿絵だけで満足(おい)。人間の言葉がわかるメス孔雀と鳥の言葉がわかる少年の物語。少年は成長して鳥の言葉が分からなくなってしまう。言葉を交わせなくなったことに孔雀は絶望して引きこもるが、孔雀と繋がれていたことを自身の屋台骨とする少年は青年となって孔雀のもとに戻ってくる。たとえ言葉のキャッチボールはできなくなっていても、思いのキャッチボールは確実にできているということが頑なになっていた孔雀の心を溶かす。言葉にできていない思いを汲み取ることの大切さ。
読了日:02月24日 著者:戸森 しるこ
愉快な病人たち愉快な病人たち感想
49名の闘病記。回復された方も治療中の方も。がん、脳・心臓、難病、その他の4つに大別されている。プロローグの”運に左右される”という箇所と西川峰子の手術ミスに慄く。サバイバーの記録とは”私も助かるかも”という希望になるのだろうけれど。がんが治る病気になって、諦めることを許されなくなったという誰ぞの意見に激しく同意の私としては、読むのが辛かった。ここまで頑張れないよ、と。早めの受診と検査、養生につきるようです。
読了日:02月21日 著者:『日刊ゲンダイ』医療取材班
ヤクザ・チルドレンヤクザ・チルドレン感想
石井氏の著書だから覚悟はして読んだけど、絶望の深さに疲れた。ヤクザの子どもというと思い浮かぶのが田岡由伎、裕福なのは当たり前だけどほんのひと握りなのだなあ。虐待にネグレクト、貧困とそれだけは珍しいワードではないけどヤクザならではなのが覚醒剤。学童の頃から常習でその状態で妊娠出産とか、統計に上がってきていない存在なのではないか。ヤクザが必要悪であった時代はとっくに終わっているはず。その子供たちが人間らしく生きることができる環境整備のサポートこそヤクザの再生産を防ぐために必要なことだろう。→
読了日:02月20日 著者:石井 光太
戦場から女優へ戦場から女優へ感想
こんな思いをしてまで日本に救いを求めてくださっている方々になんて非道な仕打ちを!とまずは入管に怒り炸裂。サヘルさんが祖国を追われたのも、日本でチャンスに恵まれたのも、”たまたま”。だって”がんばったから”となるとそれこそ自己責任論。いつ、どこから、どのようにやってくるかわからない”たまたま”をキャッチできるようにはしておかなくてはならない。国とは本来国民を守るもの。守ってもらうために税金を払うのだ。日本がサヘルさんの活躍をサポートできる国であれますように。他国の紛争は人ごとではない。
読了日:02月17日 著者:サヘル ローズ
THE BIG ISSUE 425号THE BIG ISSUE 425号感想
オードリー・タン氏のお顔はまるで阿弥陀仏のようですねー。xジェンダーで得た包摂というイノベーション、多数派に迎合できないことのメリット。池内了センセの市民科学メガネ、「バナナと日本人」も引用してのバナナ消費の危うさについて語られている。神戸のアジアン食堂SALAさん、クラファンされてた時リターンにサシ飲み権(!)というのがあり、お話しに行ってきましたよ。他者のためにすぐに動ける人の土壌とはどんなものなのかを知ることができました。
読了日:02月17日 著者:
私が日本人になった理由 日本語に魅せられて (100年インタビュー)私が日本人になった理由 日本語に魅せられて (100年インタビュー)感想
1940年に18歳で読んだ源氏物語がキーンさんの運命の分かれ道。1940年といえば戦争がきな臭い時。よくぞそんな時に日本と縁を繋いでいただけたものです。そして先人達が残してくれたもののありがたいことよ。今の日本人が「
助けるに値する人だ」とかつての日本人のように世界から思ってもらえるか。文学がサイコー!とキーンさんが言うように、脈々と繋がる日本文学の素晴らしさ=日本人と思ってもらえていたところは大いなるハンデ。源氏物語を読んだことのない人だっているのだから。高見順の日記のくだりが最胸熱だった。
読了日:02月14日 著者:ドナルド・キーン
夜な夜な天使は舞い降りる (はじめて出逢う世界のおはなし チェコ編)夜な夜な天使は舞い降りる (はじめて出逢う世界のおはなし チェコ編)感想
聖☆おにいさんと幸福な王子を足して2で割ったような物語という印象だというと怒られますか(絶賛してます)。守護天使たちが自分たちが担当している人間のエピソードを井戸端会議しているお話。守護天使って見守るだけでよほどのことがないと救いの手を差し伸べてくれないみたい。だからこそ見守るしかできない切なさも生まれる。手を出さなかったら、ひょっとしてツバメにも王子にももっと幸せな結末があったかも、と思ってしまったのでした。
読了日:02月14日 著者:パヴェル ブリッチ
わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったことわたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと感想
中村哲先生がラジオ深夜便に出演された際の内容を忠実に再現したものだそう。本人の執筆では取り上げられなかったであろう本音が随所にあることが本書の特徴とありました。旱魃地に緑が増えるとともに人が戻ってきたこと、これは自慢したいと何回も出てきましたがこの部分もそうなのかもしれません。柳は水路の護岸に最適で風情のある川端柳の光景は彼の地の緑の再生の象徴のよう。弱いものに向けられる理不尽に対して宮沢賢治の心で闘った中村先生でした。その志はペシャワール会の方々をはじめ多くの人に受け継がれていることでしょう。
読了日:02月13日 著者:中村 哲
徹底解明 精神科、心療内科のウラ側(プレジデント2022年3/4号)徹底解明 精神科、心療内科のウラ側(プレジデント2022年3/4号)
読了日:02月12日 著者:プレジデント社
瓜を破る 2巻 (ラバココミックス)瓜を破る 2巻 (ラバココミックス)
読了日:02月11日 著者:板倉梓
瓜を破る 1巻 (ラバココミックス)瓜を破る 1巻 (ラバココミックス)
読了日:02月11日 著者:板倉梓
WHITE NOTE PAD 2 (フィールコミックスFCswing)WHITE NOTE PAD 2 (フィールコミックスFCswing)
読了日:02月11日 著者:ヤマシタトモコ
WHITE NOTE PAD(1) (FEEL COMICS swing)WHITE NOTE PAD(1) (FEEL COMICS swing)
読了日:02月11日 著者:ヤマシタトモコ
感情は、すぐに脳をジャックする感情は、すぐに脳をジャックする感想
なんだろう、この文体のロキノン感は。
読了日:02月11日 著者:佐渡島庸平,石川善樹
どうして目玉は落っこちないの? (おしえて! 科学シリーズ)どうして目玉は落っこちないの? (おしえて! 科学シリーズ)感想
目玉のことに特化した内容かと思ったら違っていた(ばか。 人体全般の”なぜ?”について説かれている。
読了日:02月10日 著者:アンナ・クレイボーン
ファンが増える! 文章術---「らしさ」を発信して人生を動かすファンが増える! 文章術—「らしさ」を発信して人生を動かす感想
これはオススメ。文章術というだけでなく、アウトプットに引っ掛かりがある方全般に、ブロックをとっぱらうためのアドバイスが。
読了日:02月10日 著者:山口拓朗
五線と文化譜でわかりやすい! やさしい三味線講座五線と文化譜でわかりやすい! やさしい三味線講座感想
変換表はためになったが、如何せん弾きたい曲がないという
読了日:02月10日 著者:千葉 登世
気のはなし 科学と神秘のはざまを解く気のはなし 科学と神秘のはざまを解く感想
ミシマ社だったので手にとった。
読了日:02月07日 著者:若林理砂
100案思考 「書けない」「思いつかない」「通らない」がなくなる100案思考 「書けない」「思いつかない」「通らない」がなくなる感想
100案を出せということは以前よりあちこちで言われていたこと。そしてデザインはアーティストではない、コピーライターに文才は必要ないということも。分析して手を動かすことを厭うな、ということが主張。それは特別な才能がなくてもできること。ショートカットばかりが持てはやされる事が多い昨今、愚直に動けという指南ともいえる。実践編は参考になった。巻末「仕方がないとあきらめるな」という著者からの実に熱いメッセージ。
読了日:02月06日 著者:橋口幸生
差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章感想
私は差別なんかしていない、と思っている人こそが特権階級の差別主義者であるということ。これは誰もがしっかりと認識しておくべき。差別はされてみないとわからない。善意でやったことこそ罪深いとは真理でした。
読了日:02月04日 著者:キム ジヘ
「毎日音読」で人生を変える ―活力が出る・若くなる・美しくなる「毎日音読」で人生を変える ―活力が出る・若くなる・美しくなる感想
読むべき参考テキスト掲載にページ数が多く取られているのは音読朗読指南書の必然か。取り上げられているテキストのセレクトにも意味があるのだろうけれど。本書は音読のテクニックよりも、著者が音読によって乗り越えた少ないページのドラマこそがメインコンテンツ。生島ヒロシ氏が著者に「アナウンサー復帰したら?」と言ってくれたことこそが人生の岐路だったように感じました。
読了日:02月04日 著者:寺田理恵子
幻聴妄想かるた 解説冊子+CD「市原悦子の読み札音声」+DVD[幻聴妄想かるたが生まれた場所」付幻聴妄想かるた 解説冊子+CD「市原悦子の読み札音声」+DVD[幻聴妄想かるたが生まれた場所」付感想
就労支援施設ハーモニーの利用者さんたちが自らの体験をカルタにしたもの。市原悦子さんの読み札音声CDとカルタ誕生の舞台裏紹介のDVDがセットという豪華盤。コロナが治ったら人を集めてやりたいなあ。解説冊子の最後を締め括る言葉、「ジブンタチハ キケンデハナイト ヨノナカノヒトニ ワカッテモラエナイカナ」。
読了日:02月04日 著者:ハーモニー
もやしもん コミック 全13巻完結セット (イブニングKC)もやしもん コミック 全13巻完結セット (イブニングKC)感想
数年ぶりに読み返した。お酒控えなきゃ、という気持ちが吹っ飛んだ。ビバ、お酒。お酒、サイコー。
読了日:02月04日 著者:石川 雅之
今日の書き散らし今日の書き散らし感想
美文字の練習をしたいけれど、お手本のテキストはつまらないから、ということでTwitterなどから発掘した文章をボールペン習字として書かれたもの。セレクトの妙と、書かれた文字によってテキストの印象も変わること(フォントってほんと大事)、巻末の練習で、読むと書くではテキストの浸み入り度が全く違うと体感。手書きの効用も再認識。
読了日:02月03日 著者:書きちらし

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