3月の読書メーター
読んだ本の数:39
読んだページ数:4680
ナイス数:788
シェルパのポルパ 冬虫夏草とおおきなヤクの感想
病気になったおばあさんのために薬を探しに行く。山の神様かと思われるヤクが冬虫夏草を見つけてくれ、そのおかげでおばあさんは回復する。エベレストの方を先に読んだのは失敗だった。生活の貧しさのことを考えなければ、いいお話だったのに。
読了日:03月31日 著者:石川 直樹
シェルパのポルパ エベレストにのぼるの感想
お金持ち白人の道楽であったエベレスト登山を経済的に豊かではないシェルパの少年が果たすという胸熱物語。ポルパ、よかったね!で単純に終われないのはシェルパという存在の問題点には触れられてないからだろう。ま、絵本だしね。これが初絵本という挿画の梨木羊さん、赤の使い方がとてもステキ。
読了日:03月31日 著者:石川 直樹
10代から知っておきたい統合失調症 (はじめて学ぶ精神疾患)の感想
大変わかりやすくまとめられた本でしたが、10代からトーシツのことを心配しとくのがデフォな世の中もどうかと。
読了日:03月31日 著者:WILLこども知育研究所
執事のダンドリ手帳の感想
帯で見事に釣られました
読了日:03月31日 著者:新井直之
目の見えない白鳥さんとアートを見にいくの感想
把握しきれないくらいの思い込みが人にはあるということ、その有無で物の見方はどう変わるかということ、持ってる思い込みが違う人同士で真に分かり合えることはないということをわかっとけ、読後残ったのはこの3つ。最初は言語化大切ということばかりを感じさせられたけど、そもそも”感じる”って何よ?というとこに着地した。言語化の前に感じるがある。作品の”解説”をするのが全盲の白鳥さんということで晴眼者への”ねばならない”から解放されたがゆえの新たな鑑賞ベクトル。白鳥さんが定義するところの時間とは、そして幸せとは、この2→
読了日:03月30日 著者:川内 有緒
違国日記 コミック 1-8巻セット
読了日:03月30日 著者:ヤマシタトモコ
さんかく窓の外側は夜 その後 (クロフネコミックス)
読了日:03月30日 著者:ヤマシタ トモコ
さんかく窓の外側は夜 全10巻 新品セット
読了日:03月30日 著者:ヤマシタ トモコ
酔っちゃったの感想
ホテルポパンのみちるさんが主人公。ポパンにたどり着くずっと前のみちるさんとゴローの物語。ポパンでお酒のセレクトの渋さにまいったのだけど、昭和の時代は今よりお酒というか酒飲みの教養が高かったんじゃないかなあ。くわえタバコが表現の場から追っ払われたように、お酒がつなぐ人の縁ってのも無くなっていくんだろうな。
読了日:03月28日 著者:有間しのぶ
IDOL AND READの感想
WACKの礎を作ったともいえるプー・ルイを巻頭に持ってきた創刊号。プー・ルイ以外で名前を聞いたことあるのは(音は知らない)アリス十番だけ。実はアイドルの定義がわからない。歌って踊れるガールズグループ、かつての沖縄アクターズスクール勢のことアイドルと思ったことないんだけどなあ。やはり”会いに行ける”という敷居の低さの有無なんだろうか。地下アイドルもよぅわからんかったけど、つまりはインディーズですよね。BiSHが楽器を持たないパンクバンドというのはまさに。バンドから楽器をひいた女の子の集団がアイドルなのだな。
読了日:03月27日 著者:–
穂花 「籠」―BIOGRAPHY OF HONOKAの感想
AV強要の記録として秀逸とありアンリミで遭遇したので読みました。確かに筆者の生育環境は苛烈なのだけど、あまりに既視感で。上間陽子さんの著書で描かれる沖縄の状況と同じく、問題の再生産の構造ってのはどないもならんもんかと。AV強要は法的にも動きが出てきたけど、やはり子どもが安全に育つ環境をまず整えないことには形を変えた別の問題が起きるのでは。
読了日:03月27日 著者:穂花
THE BIG ISSUE 427号の感想
特集「第三の自律神経と創造性」で心理的安全性という考えを初めて知った。ポリヴェーガル理論についてもっと知識を得ねば。映画「牛久」の監督インタビュー。牛久は日本の恥。自立のステップハウスに引っ越しされた方のリポート、
ビッグイシューが脱ホームレス状態に具体的な貢献をされていることは本当に凄いと思う。
読了日:03月26日 著者:ビッグイシュー日本
〈洗う〉文化史: 「きれい」とは何かの感想
花王と国立歴史民族博物館の合同「清潔と洗浄をめぐる総合的歴史文化研究」の成果の一環として作成されたもの。大変おもしろかった!冒頭の「物理的に洗ってキレイになるものと心理的にならないもの」という1文で穢れにも触れられているであろうことが予想されます。人はいったんキレイを知ってしまうとキタナイには戻れないしそれを厭うようになる。キレイが特定の階級の既得権になってしまうとキタナイは蔑まれるようになる。蔑む存在を無くさないためにキレイが大手を振っている気配すらある。穢多はまさに生まれるべくして生まれたもの。→
読了日:03月25日 著者:
原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER (スタープランナー) 日付記入式手帳の感想
目標設定ということがどうにもできず。参考になるかと受けたストアカの講座で原田メソッドを教えられ、それがたいそう効果がありました。ダウンロードしたテンプレをプリントアウトして使っていましたが、書店でこれに遭遇、なんといいものがあるかと即買い。ちょっと記入欄が小さすぎるのが残念。A4サイズぐらいだったらよかったのにな。
読了日:03月25日 著者:原田 隆史
ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(3) (ワイドKC)
読了日:03月23日 著者:ナガノ
新装版 幸福の王子
読了日:03月23日 著者:オスカー・ワイルド
発病の感想
病名が確定し、それを受け入れるまでの記録。その場で取り押さえられて入院という非道なものを想像していた私を許してください。逃げおおせた人もいたのかな。
読了日:03月23日 著者:北条 民雄
漫画 こころ
読了日:03月21日 著者:夏目漱石,有栖サリ
こころ (まんがで読破)
読了日:03月21日 著者:夏目漱石,バラエティ・アートワークス
こころ (名著をマンガで!)の感想
漫画化された”こころ”を3種類まとめて読みましたが、これが一番キリキリしました。
読了日:03月21日 著者:夏目漱石,高橋ユキ
異なり記念日 (シリーズ ケアをひらく)の感想
たまたま聾者についての本を続けて読みました。NLPでVAK(代表システム)ってありますけど、その人が視覚聴覚体感の何を使うのが一番得意かってことで、欠けているのではなく何が得意か。聾者とは聴覚の代わりに突出した能力がある。それは聴覚があることにあぐらをかいている人には得られないもの。おっぱいが欲しいと泣く子の声が聞こえないとはどれほどの自責になるか。言ってもどうせ聞こえないと伝えることを怠慢するのはどれだけ相手を傷つけることになるか。”言葉”と”ことば”の違い、伝える手段はいくらでもある、グータラするな→
読了日:03月19日 著者:齋藤陽道
ドードーをめぐる堂々めぐり――正保四年に消えた絶滅鳥を追っての感想
ハシビロコウも衝撃のルックスだけどドードーがほんとに”こんな”ルックスだったなんて、掲載図版にたまげる。象と同じく異国への貢物としてうってつけだったのだろう。世界史上初の人間が絶滅させた生き物という、なんとも悲しい称号。不思議の国のアリスでの姿といい絶滅させた人間がこの鳥に寄せる思いには複雑なものがいろいろあるのだろうな。掲載場所がなかったのでこのためにわざわざメルマガを作ったという著者の熱意、単に絶滅の蛮行を繰り返してはならないというだけでなく、この奇妙なルックスの鳥が人々の気持ちを如何様に駆り立てた→
読了日:03月18日 著者:川端 裕人
わたしのいないテーブルで: デフ・ヴォイスの感想
シリーズ4作目、初出が新聞連載だからかコロナ事情のリアルタイム感。タイトルは家族が集う食卓においてひとり言葉を共有できない聾者の孤独を表す「ディナーテーブル症候群」を示す。聾に産んでしまったという親の罪悪感も聾者の家族には必ずといっていいくらいあるようで、それがさらに要らぬ気遣い、もしくは逆に無配慮となり双方の距離をさらに遠ざけることになっているようです。どんな形でも思いを伝えることは絶対に諦めてはならない、諦めていないという意志を伝えることだけでも必要。
読了日:03月18日 著者:丸山 正樹
ざんこく探偵の生きもの事件簿の感想
探偵がざんこくなのかと思ったらそうではなく、ざんこくな案件ばかりを扱う探偵のレポート。一日一種さんにハズレはないな。リスの探偵と助手のクマの出会いのエピソードの3ページ、作者が生き物の生き方を尊重し慈しむ気持ちが満載でまたしても落涙寸前。
読了日:03月18日 著者:一日一種
破戒 (まんがで読破)の感想
水平社100周年ということか、映画化もされるしアンリミにもなっている。このシリーズは絵柄で印象を決定づけてしまうとこがあるけど、破戒にはぴったり。やるせない葛藤のほどが滴っている。
読了日:03月18日 著者:島崎 藤村,バラエティ・アートワークス
母親に捨てられて残された子どもの話 (コミックエッセイ)の感想
「何度踏みにじられても前に進める勇気を持ちたい」 生母が不倫の末出奔、父は自分を裏切った女がうんだ娘を見栄で引き取る、愛する息子を傷つけた女がうんだ孫を憎いとしか思えない祖母、この2人に踏みにじられながらも前に進むことを諦めなかった作者。絶望が深ければ深いほど逆に人は明るい光を求めるのか。人を絶望させる簡単な方法がわかりました、差し出された手をはねつけること。絶望の深さがわかっていれば、人を絶望させることはできないね。
読了日:03月18日 著者:菊屋 きく子
ウメハラ To live is to gameの感想
プロゲーマー梅原大吾氏がゲームにハマりストリートで頭角を現し始めた中高時代の物語。技の確立への厳密なPDCA、反射神経だけでどうにかなる世界じゃないのね。
読了日:03月15日 著者:
わいるどらいふっ! 2 身近な生きもの観察図鑑の感想
春夏秋冬4つの章、最後のページで身近な生き物たちがいかに過酷な生活をしているか、そのたくましさと命をつなげる尊さに落涙寸前。
読了日:03月15日 著者:一日一種
音楽 完全版の感想
アニメを先に見て原作を。ちょっとこの絵すごい。描きこんだ線を究極まで減らしたとでもいうか。なぜこの線でこうも人物と心情を描き分けられるのだ。ヤンキーっぽい高校三年生がいきなりトリオでバンドを始めるがドラムにベース2本というとんでもない構成。ボボボボボボボボボボボボという文字だけで音が聞こえてくる。シュールを狙ったわけでなく、結構胸熱な青春物語になっているのがまたすごい。
読了日:03月12日 著者:大橋裕之
Bar白色天 Resurrection~復活~【期間限定無料】 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
読了日:03月12日 著者:森田智
Bar白色天 女と男 欲望の百物語【期間限定無料】 (マーガレットコミックスDIGITAL)
読了日:03月12日 著者:森田智
もっと、やめてみた。の感想
シリーズ第2弾。第3弾を先に読んでしまっていたけど、そういう流れだったのかと納得。1で過剰なものを捨て、2で選択に迷うものを捨て、3で生活と整えるという感じかな。人間関係に触れられたものが多く、全面的に出されている著者の自己肯定感の低さ、そしてそれが少しずつ上がっていくことに、こうやって片付けや断捨離をすることがメンタルに作用するような雰囲気を醸し出すのだな。
読了日:03月12日 著者:わたなべ ぽん
父と子の絆の感想
子どもが欲しいと思える人は、子どもでいること、親でいることにポジティブな何かをインプットされている幸福な人なのでしょう。しかしその幸福も”自分探し”などという幻想のためにベストの機会を逸してしまい高齢出産のデメリットなど抱え込まなくてはならなくなるようです。ひとりで創業した夏葉社オーナーの島田潤一郎さんの育児記録。体験しないと書けないことばかり。渦中にいると全てを呪いたくなる苦労だけど過ぎてしまえば甘い思い出になるのに例外はないようで。→
読了日:03月11日 著者:島田潤一郎
THE BIG ISSUE 426号の感想
巻頭リレーインタビューは画家の井田幸昌さん、藝大チャレンジの”まわり道”で得たものの大きさ。特集は「海洋放出考ふくしまの11年」、海に流してもいいのですか、海に流してはいけない、というコピーが刺さる。ラシからぬと言っては失礼か、手しごとことはじめ、春待ちボタンのページの柔らかい色合いが印象的でした。
読了日:03月09日 著者:ビックイシュー日本
無名の語り―保健師が「家族」に出会う12の物語の感想
タイトルの”無名”とは著者のことだと思っていたら、事例に登場する人たちのことでした。サブタイトルに「保健師が家族に出会う12の物語」とあるように、地域問題で関わった家族をいかに関係各所と連携して問題から救出するか、医療と福祉をつなげる八面六臂の活躍ぶり。残念ながら著者は早世されましたが残されたテキストが死後まとめられたもの。保健師という仕事がこんな大変なものとは恥ずかしながら知らず。取り上げられている事例には精神疾患が関わっているものが多く、いろんなサポートから取りこぼされた人たちという印象。
読了日:03月09日 著者:宮本 ふみ
よつばと!(15) (電撃コミックス)の感想
久々に読み返して、ランドセルのとこでまた泣いちゃった
読了日:03月04日 著者:あずま きよひこ
100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集の感想
ページをめくりながら思わず声をあげて笑ってしまうことが何回あったか。目次を見て、これが延々と続くのかと思ったら後半の司書の方々の思いが綴られている部分、たいへん質量があった。近所の図書館でもスタッフがアウトソーシングされ、以前の司書さんならではの仕事ぶりに触れる機会が少なくなった。司書というお仕事は読書という文化のいわば底力ですね。
読了日:03月04日 著者:福井県立図書館
早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚! 」読書法の感想
浅田さんの著書を手にとった最初の動機は「もっと早くもっと沢山読めるようになるにはどうすればいいか」を知りたかったから。結局ショートカットなど無いという事がわかりました。本書は読んだ感想を1枚にまとめるというより、1枚にまとめれるような読み方をしようという教え。数をこなしているうちにポイントを外さない目のつけ方ができるようになり、結果的に読むスピードが速くなるということかな。もちろんスピードだけでなく、多くの読者が悩んでいる「読んだものが身についていない」という不完全燃焼感も解消されることでしょう。
読了日:03月03日 著者:浅田すぐる
飛べないハトを見つけた日から (児童書)の感想
公園で見つけた羽が折れた鳩はレース鳩でした。飼い主の元に届けたものの使い物にならないから殺処分されると知り自分で飼うことにした12歳のダリルの物語。登場する周囲の大人たちが基本的に応援してくれるスタンスであることが一番印象に残りました。成長してカゴから出ていこうとする子どものためにこそ、子どもに頼られ支えることができるような見識高い大人であることが大切というのが感想でスイマセン。参考にレース鳩について検索したら、産業動物(使役動物)と愛玩動物の定義の違いが衝撃でした。鳩の名前がグレゴリーペックってとこがま
読了日:03月03日 著者:クリス・ダレーシー