20代の女性会社員。高校生の頃から、生きることや死ぬこと、自分が生まれた意味などを考えてきました。日々、「なんで私は生きているのだろう」「みんな死んでしまえばいいのに」「それなら、自分が死んだ方が早いな」などと考えながら過ごし、理由のない孤独感とイライラ、不安、悲しみの中にいました。
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自分がいなくても何も変わらない。特別な才能や能力もなく、人をひきつける魅力もない。他人と比べても仕方ないことも、答えなんてないこともわかっていますが、どうしようもなく悲しいです。こんな私はどう生きていけばいいのでしょうか。(京都・C子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220428-OYT8T50135/
生きてる意味なんて61歳の私もわかりませんけど。したり顔でその意味を説く人なんて信じられませんけど。
うかつに口を開くと気休めっぽいことを言ってしまいそうです。とっととカードにお伺いをたてます。
・ブロックしているもの「犠牲」
・では、どうするか「信頼」
・得られるもの「自由」
・現状「戦車」
相談者さんは、他者に何かを与えることができる人間でないといけない、という思い込みはないですか?
その手持ちが少ないこと(少ないと思っていること)でご自分には価値がないと思っていませんか?
それは、与えて貰ったものが大きいということ。
こんなにいっぱい貰っちゃった!という気持ちがあるということ。
貰ったものが血肉になる前に、早くお返ししなきゃ!という状態になっていませんか?
自分にはないと思える特別な才能や能力や魅力、それらが相談者さんに与えてくれたもの、それは欠落感だけではないはず。
何かを見て「美しいな」と思えたなら、そこで感じたものは見た人の栄養となっているのですよ。
本来は。
他者が持っているものを感じ取ることができるのは、同じものを自分が持っているからです。他者が持っているものの豊さに気づけない人もいます。
ひょっとすると相談者さんは宝のもちグサラーかもしれませんよ。
まずは、ご自身の感情がどのような時にどのように動かされてしまうか、そのチェックをされることをオススメします。
ご自分の感性の豊さの程がわかり、そしてそれをどう活かして行こうか、という欲に繋がることと思います。
自分には何もないとは思えなくなるでしょう。
回答はいしいしんじ(作家)さん。
あなたは、落ち葉じゃない。葉に受けた光が、脈動して流れこみ、樹木全体にまばゆい輝きをくわえる。あなたは一枚のみどりの葉だ。取り替えのきかない。一枚きりの、枝先についた葉っぱなのだ。
こういう相談にはいしい先生ですよね。
滝詣連続625日目(2022/04/29現在)
リンダ・ロンシュタットの映画みてきました。15年くらいリアタイで聞いてました。圧巻。ラスト、パーキンソン病で引退したリンダの曲を現役歌姫たちが歌うシーンでは思わず手を叩いちゃいましたよ。