20代の女子学生。働くことが怖く、就職活動に前向きに取り組めません。幼い頃から、父親や学校の先生にどなられるなどして、怒られることに過剰に恐怖感を抱くようになりました。中学、高校、大学では、優等生を演じて真面目に勉強していれば怒られませんでしたが、仕事となると、そうはいかないだろうと恐怖を感じています。
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何とか気持ちを就活に向けようと頑張っているのですが、どうしても怖さが先に立ちます。どうしたら恐怖や不安を乗り越えて前向きになれますか?(北海道・E子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220501-OYT8T50028/
どうしたら前向きになれますか?
コネクトロンにお越しください(おいっ。
相談者さんは恐怖の原因がお父様や学校の先生だとわかっている。わかっていながら恐怖を取り除くことができずに歳を重ねてこられた。
さぞかし「それができるなら警察いらんわ」と言いたくなるようなアドバイスに遭遇してこられたのでは?
「警察いらんわ」案件に対し、私はヨシヨシ以外の解決策を知りません。
ヨシヨシってなあに?
今日はサイコロです。
雷風恒の上爻
振恆/凶
今やってることが正しいのだから、動いてはいけない
未来を示す之卦は火風鼎、温かみを持って接すれば大吉
解決策を示す互卦は沢天夬、武力を用いて無理強いする必要はない
相談者さんは恐怖ゆえに優等生を演じてこられたのですね。
でもそれは功を奏している。
優等生が備える要素は相談者さんのリソースとして既に血肉になっていると思うのですよ。
相談者さんのセルフイメージと周囲の評価にギャップがあるのではないでしょうか。
できている自分を認めるだけでいいのです、これ以上新たに何かを獲得する必要はないのです。
認めることができないのは恐怖に身をすくめていた小さい自分がいるからですよね。
小さい自分の気持ちのフォローはヨシヨシしかありませんが、それ以外の方法を求めるならばご提案。
感謝しかされない場に身を置いてみてください。
そう、「よくできたね〜」と頭を撫でてもらえるような場所。
どんな些細なことでも感謝される場所。
専門スキルを求められないボランティアなどはいかがでしょうか。
そういったところに参加されている方の声には、役立てることや一緒に何かをすることの喜びがたくさん綴られているように感じます。
評価を気にしながら動くのではなく、できることをやったらたまたま役に立った、ぐらいの気持ちで。
↓たまたま見つけたんですけど
ボランティア募集
肩肘はらない場所で動く喜び、ささやかな達成感、そういったものを得ることで恐怖を手なずける練習にしていただけたらどうかなあと思いました。
恐怖の多くはジャッジとセットです。ジャッジされない安全な場所をご自身の隠れ家、避難所としてもたれることオススメです。
回答は藤原智美(作家)さん。
ここは一つ、会社という組織の「新入生」になるという気持ちで、就活してはどうでしょうか。学校でも、うまくいかなかったこと、失敗もあったはず。「会社も学校と同じ」くらいの心のゆとりを持ってください。
相談者さんがブラック企業などと縁がつながりませんように、と祈る気持ちです。