50代の女性。昨年、2人暮らしをしていた80代後半の両親に施設へ入ってもらいました。母は認知症、父はほとんど目が見えず、私が毎日通って家事をしていましたが、母の 徘徊はいかい が夜中に頻発するようになったためです。
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一人で決めるのが怖いです。どう判断しても後悔しそうです。自分を責めることはないという人もいますが、そう思えず、苦しいです。(神奈川・M子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220610-OYT8T50076/
もう少し頑張ればよかった
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これ、絶対NGですね。そして誰もが思うこと。誰もが自分を責める。
私でさえも母のことに関しては自分を責めます、神戸に連れてこなきゃよかった、胃瘻にしなきゃよかった、それが発展してこんな娘でごめんなさい、になるのです。
ケアマネさんや施設のスタッフの方々は口を酸っぱくして言ってくださいました、あなたは悪くない、プロに任せるのが一番なんだ、と。
責めなくてもいいと言われても責めちゃいますよね。もっとしてあげたかった、やる方法があったのではないかと思っちゃいますよね。
今日はサイコロです。
火沢睽の上爻
睽孤/見豕負塗/載鬼一車/先張之弧/後說之弧/匪寇婚媾/往遇雨則吉
自分に危害を加えるものかと恐れていたが、実は和合すべき相手だとわかる
未来を示す之卦は雷沢帰妹、双方に誠意がなく成立しない
解決策を示す互卦は水火既済、享るべきものは既に享っている、これ以上成すものはない
相談者さんはすでに十分にされているのです。
これ以上を目指すことは、もっと、もっとと更にハードルを上げるだけなのです。
責めなくていいと言われても責めてしまうでしょう。
だってそれはご両親を思う気持ちの現れなのだから。
ここは専門家の意見に従うと決めましょう。
そしてご自身の気持ちに沿ってご両親と接する機会を可能な限り持ちましょう。
例え、もっと来れなくてごめんね、とか自分を責めることになったとしても。
その機会はご両親にとってかけがえのない大切なものとなるでしょう。
回答は佐貫葉子(弁護士)さん。
たとえ施設を移られても、ご健在のうちに、できるだけ多く面会に行きましょう。コロナ禍で直接の面会がかなわない場合は、お手紙などで気持ちをお伝えください。お父様はあなたが訪れたことを知ってくださるでしょう。お母様は、すぐにはおわかりにはならないかもしれませんが、あなたを身近に感じれば喜んでくださるはずです。残された時間を大事にしてください。
ほんと、親は恨める方が幸せです。こんなこと言ったら怒る人がいっぱいいそう。
親を恨める人は幸せです