「まずい」がわからない妻、「おいしい」がわからない夫

TODAY'S CONTENTS

1:桜はキレイ
2:「まずい」がわからない妻
3:「おいしい」がわからない夫
4:お母さんが作ったものしか食べられない
5:「まずい」がわからなかったのはなぜ?
6:「おいしい」がわからなかったのはなぜ?
7:「まずい」がわかるとどうなる?

1:桜はキレイ

古参の読者さまは憶えていらっしゃいますでしょうか、私が子どもを産んで衝撃だったこと。

それは「桜がキレイ」という感覚は教えないと身につかないということ。

親なりその子より先に生まれているものが桜を指差して

桜がキレイね

と繰り返し語りかけないと、

桜=キレイ

という感覚を持つことができないそうです。

ま、桜じゃなくても、なんか見てなんか感じますよね(語彙。

その感覚が「キレイ」というものである事は「キレイ」という言葉を知ることが必要。

見たもの、見た時に感じているもの、それを「キレイ」という単語に紐付けること、この3つが必要なのです。

2:「まずい」がわからない妻

1)亭主元気で留守がいい

↑こちらに登場のヘルシオさん味への探求がすごいのですよ。

どうすればもっとおいしくなるか。どこのお店のがおいしいか。

味覚のセンサーすごいよね、と言いましたところ、衝撃の発言が!

私、「まずい」がわからないんです、と。

他者が食べて「まずい」と評したものをまずいと思えなかったんですって。

おいしい、まずい、なんて個人差のものですから万人が同じである必要はありませんが、件の他者とはその味覚を絶対的に信用できる方だったそう。

その人がまずいというものをまずいとわからないなんて!とショックだったそうです。

まずいはわからないけど、おいしいはわかる。何を食べてもおいしいと思えるそうで、これはいいことですよね。そして、ちゃんとおいしいものがわかる。

「まずい」がわからないことに、どんなデメリットがあるのか。逆に、どんなメリットがあるのか。

3:「おいしい」がわからない夫

ヘルシオさんの夫さん、つい最近までヘルシオさんの料理を「おいしくない」って却下してばっかりだったんですって!

これには驚き。

結婚当初からずっと、ヘルシオさんが味や栄養を考えて作った料理を「まずい」「おいしくない」って突っぱねるんですって!

ひどくない????

よく離婚しようと思わなかったねー

そりゃもう、心折れてましたよ

ま、そんな仕打ちをされながらも婚姻関係が継続できていたのはなぜかのツッコミは置いといて。

夫さんの実家に行ってわかったんですって。

夫さん、お母さんが作って出した料理をことごとく「まずい」「食べたくない」って拒否るんですって。

ほんとにまずいんじゃないんですよ、条件反射なんですよ、「まずい」って言うのは。

4:お母さんが作ったものしか食べられない

似たケースを思い出しました。

私が幼稚園ママだった頃、同じマンションに住んでた小学生の女の子がよく遊びにきて、そして私が作ったお菓子を出したらことごとく「まずい」
と却下なのですよ。他の子はおいしいって言ってくれます。

それをママンにボヤいたところ、「その子のお母さんが作ったお菓子だよ、って食べさせたらいいと思う」って。

これが大当たりでした。つまりその子は、自分のお母さんが作ったものしかおいしいと思えなかったのでしょうね。

そのお母さん、ちょっと癖のある方でした。そのお母さんのキャラが親子関係にも影響していたのか。

そしてママンがそれを看破したのも驚きでした。

5:「まずい」がわからなかったのはなぜ?

ヘルシオさん、おウチの食卓に出されたものに文句をいう事は許されませんでした。

うっかり「おいしくない」などと口走ろうものなら、作ったお母さんからの鉄拳制裁です。

まずいと言えないことから始まり、疲れて不機嫌なお母さんのために「おいしいね」のリップサービスをすることもデフォとなってしまいました。

ヘルシオさんの世界に「まずい」という言葉は存在しないのですよ。

始めに言葉ありき、「まずい」という言葉とともに「まずい」という感覚もなくなってしまったようです。

しかしヘルシオさんにとって幸いだったのは、親元から離れて本当に美味しいものと出会うことができ、「美味しい」の感覚はどんどん磨かれて行ったことです。

美味しいという上むきの矢印はどんどんと高みに登っていったのですね。

6:「おいしい」がわからなかったのはなぜ?

ヘルシオさんの夫さんは、4に登場したお母さんが作ったものしか食べられない子の逆で、お母さんの作ったもの(だけ)はことごとく拒否なのです。

しかしそのうち、お母さんの作ったもの以外、妻という身近な存在にもその法則が知らずと適用されてしまったようです。

条件反射なのです、「食べたくない」「おいしくない」と言うのは。

ヘルシオさん、それはそれは懇切丁寧に夫さんに栄養指導をしました。

これって体にいいんだよ、これっておいしいんだよ、と。

食べ物が人を変えることを夫さんは目の当たりにし、出されたものを恐々食べてみると「あ、おいしい♪」となりました。

ヘレン・ケラーの「ワラ(water)」が夫さんにもやってきたのです。

夫さんは「おいしい」を取り戻したのです。

7:「まずい」がわかるとどうなる?

夫さんが「おいしい」をわからなかったのは明らかにデメリットでした。

そしてめでたく、夫さんは「おいしい」がわかるようになりました。

では、ヘルシオさんが「まずい」をわからなかったデメリットはなんでしょう。

それは「自分の味覚に自信が持てない」でした。

お料理の腕や味覚を信頼していた人と同じ感覚を持てない、それはご自身の料理の腕や味覚を誇らせなかった原因となっていたでしょう。

味の良し悪しの感覚に蓋をしていたのは「まずい」と言うことが許されなかった、緊張の食卓でした。

「おいしい」はもちろん、感じたままに「まずい」も言うことができる食卓は、それはさぞかし心を許せる場所なのではないでしょうか。

2)亭主元気で留守がいい

ヘルシオさんは「笑顔の食卓」を手に入れることができたのです。

夫さんにも「おいしい」を取り戻してあげることができたのです。

夫さんは「おいしい」と言う言葉を取り戻したのです。

夫婦ってすごいな、と思わされました。

互の穴ぼこを埋めるためにつながっている。

私も来世は夫婦を頑張るぞ!

最後までお読みくださりありがとうございました✨
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