40代のパート女性。高校に通う娘の人間性が心配です。小学6年まではママっ子で、よく手紙をくれたり、手伝いをしてくれたりする、元気で明るく優しい子でした。
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遺伝や環境の問題であれば、さらに自己中心的な娘は手遅れなのか、どうしてやればいいのか教えてほしいです。(岡山・U子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220609-OYT8T50104/
厨二ではなく、もうちょっと遅れてやってきたのですね、その時期が。
カゴの中でかわいくいてくれた時期の甘い思い出が壊されるようで、いてもたってもいられないですね。
と、他所のことなら言えるけど、自分事ならそりゃー心配だった。尽きぬ心配だった。
親から見たら荒れ狂っているとしか思えない言動、もしそれがなくて、いろんな衝動を抑えこんでて、側から見たら御し易いいい子ちゃんだとしたら、そっちの方が心配です。
ご自分の姿と重なるのであるなら、なぜ若い頃の相談者さんはそうだったと思われますか?
今回のご相談のきっかけが祖母さんの死であるなら、娘さんのことではなくご自身の祖母さんへの思いを感じ切ることこそが必要でしょう。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「無価値感」
・では、どうするか「許し」
・得られるもの「セクシャリティー」
・現状「恋人たちの逆位置」
相談者さんこそが、カゴの中の小鳥だったのではないでしょうか。
カゴの鳥であることの不自由さに気づき、カゴから飛び出してみようとしたけれど思い通りには果たせなかった。
カゴの鳥がいいんだ、カゴの鳥でいいんだよ、と言い聞かせてしまったところはないでしょうか。
カゴから飛び立てなかったことへの悔いと、そして望まれるようにカゴの中を心地よいと思えなかった罪悪感、この2つに引き裂かれていらっしゃるかのよう。
自分がして欲しかったのにして貰えなかったことがあるならそれを娘さんに。
自分がしたくなかったのにさせられて嫌だったこと、それは娘さんに強いることなく。
娘さんが蹴っている壁は相談者さんが乗り越えられなかった壁かもしれませんよ。
何より、祖母さんには悔いではなく「ありがとう」を。
思いやる心を残してくださったのですから。
それは娘さんにも必ずや受け継がれていくことでしょう。
回答は海原純子(心療内科医)さん。
そのためにはまず、あなたが娘さんの言動に一喜一憂せず、信頼しているという姿勢を保つことです。あなた自身がパートの仕事に励み、自分を成長させるような学びを生活にとり入れて、すてきな大人としての生き方をみせてあげてほしいとも思います。
ほんま、人にやったら「そういう時期なんですよ」って言えるけど、自分が渦中だったらいてもたってもおれんだろうなあ。
滝詣連続667日目(2022/06/10分)
きょうは貯水池まで行くつもりだったのに、通行止めで果たせず、残念。