4月の読書メーター
読んだ本の数:39
読んだページ数:7184
ナイス数:835
とりぱん(31) (ワイドKC)の感想
非デジタル絵はなんと目に優しいことか!
読了日:04月28日 著者:とりの なん子
くちべた食堂 3 (ビームコミックス)
読了日:04月27日 著者:梵辛
それゆけ犬HKの感想
NHKのWebマガジンに連載されていたもの。NHKの番組のパロディというか、NHKが犬HKというように、ありとあらゆる”い”から始まる言葉が犬に変換されている。巻頭は「100分de名著」をパロった「100分de名犬の著」、たぶんデカルトがデッカイヌとなり、良識が犬識と変換されている。うかうかさんは天才だよ。
読了日:04月27日 著者:うかうか
超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術の感想
苦手なロジカルライティングについてでした。箇条書きと構造化、この2つをやればそれっぽくなるのか(おい。
読了日:04月27日 著者:杉野 幹人
日向(ひなた)の道をまっすぐ行こうの感想
カムカムエヴリバディも見ていなければ、著者が米米クラブの人ということも知らず。筆者が局所性ジストニアに罹患、サックスを諦めたものの後年鍵盤奏者として再起という、いわば闘病記として手に取ったのでした。あにはからんや、闘病部分にはごくわずかなページしか割かれておらず、あとは出会った音楽や人との実に幸せそうな交流の様子でした。楽器は単なる手段でしかない。音楽ですら手段でしかない。ひとつの手段がダメになれば、他の手段はいくらでもある。「日向の道を〜」は著者が自身のバンドのために書き下ろした曲のタイトルでした。
読了日:04月26日 著者:金子 隆博
渡り鳥たちが語る科学夜話の感想
鳥クラスタの私、タイトルに鳥の本かと騙され手にとったことを白状いたします。鳥(だけ)の本じゃなかった!既視感あり、ずーっと昔に持ってたフランス物の博物誌、画像を大切にする書物は装丁も手の込んだものとならざるを得ないのか。参考文献紹介の箇所で「本来書物にあって語るべきことは、注釈や補足ではなく、本文の中ですべて語り尽くされるべきであろう」ってとこに超同意。注釈や補足は本の流れを止めるのですよね。美しい図版と詩のようなテキストにうっとりさせられたままページを繰りました。
読了日:04月23日 著者:全卓樹
舞姫 (まんがで読破)の感想
眉間にシワを寄せて深刻ぶっていれば全てが許されると思っている主人公にぴったりの絵柄です。
読了日:04月23日 著者:森 鴎外,バラエティ・アートワークス
わが闘争 (まんがで読破)の感想
「わが闘争」というよりヒトラーの歴史。わが闘争をリリースしたのが30歳そこそこ、ニュルンベルク法までそれから10年、ホロコーストまでさらに10年弱、人に狂気が芽を出し開花するまで30年、30年前に日本にどんなものが発芽したのか、それを思うと怖くなる。コンパクトにまとめられていて良書。概要を知るには十分。
読了日:04月23日 著者:ヒトラー,バラエティ・アートワークス
イタリア料理の誕生の感想
マンマの美味しいお料理❤️と期待して借りた人がいっぱいいるのかえらいこと予約の順番待たされた。期待は大きく裏切られ、綴ってあるのはひたすら戦争について。戦争、政治がいかに一般人の食生活を左右するかというお話でした。食に事欠く貧しいイタリアを救ったのは新大陸からの食料。日本と同じ。なんつか、蕎麦ってお米が育たない貧しい土地の食べ物じゃないですか、それと同じで(同じなのか?)貧しさを補うための食べ物をいかに洗練させるか、食い意地は文化を発展させる。
読了日:04月21日 著者:キャロル・ヘルストスキー
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術の感想
朝は効率がよいということは散々聞かされていたけど、効率のよい時間帯に効率を必要としないことをするのはムダだという考えはなくて。頭が働いてる時に頭を使わなくていいことをするのはムダだと悟ったので、洗濯を夜にするようになりました。
読了日:04月20日 著者:樺沢 紫苑
「超」メタ思考 頭がよくなる最強トレーニング57連発の感想
社畜養成本
読了日:04月19日 著者:ハック大学 ぺそ
暮らしのムダをなくしてシンプルに なくす家事の感想
これまで読んだ家事本の中ではもっとも同意する箇所が多かった。それは「家事をする暇があれば1分でも代わりにやりたいことをする」という哲学が貫かれ過ぎているから。超絶技巧の収納本でもなければ料理本でもない。いかに家事の時間を少なくするかの工夫。しかし、「平日の料理の手抜きの罪悪感を週末ちょっと手のこんだものを作ることでなくす」ってのは読みたくなかった。なんや、結局手抜きっていうんかい、って。
読了日:04月19日 著者:マキ
捨てなくても大丈夫 (TJMOOK)の感想
粋人たちのイカすコレクションが披露されてると思いきや。どうも終活がテーマっぽい。タイトルの通り「自分が死ぬ前に無理に片付けようとしなくてもいいよ」ってとこに落ち着いてるようです。増え続けるものを手放せないのは、それぞれに理由があって、吉田豪氏の「データは消えちゃうじゃん、僕が持ってないと歴史が消えてしまうという義務感」という熱さですね。赤峰幸生氏の「少ない服を合理的に着まわる、が理解できない」というのも超説得力。手元に残っている物には意味があるんだな。京極夏彦氏の「積読は倒れるから危険、積むな、本棚に入→
読了日:04月19日 著者:
THE BIG ISSUE 453号の感想
(私の分岐点)大島新さんって大島渚のご子息だったのか!(市民科学メガネ)天声人語か、と突っ込みたくなるようなシンクロナイズドスイミングを枕として生物世界のシンクロ現象の説明へ(人権はどこに)自分だけが絶対に泥をかぶらなくて済むということはあり得ないだろう、全て自分ごととして考えることが必要(ドイツ深刻化する子どもの貧困)GDPが世界第4位のドイツでも子ども5人に1人が貧困、貧困ももはや人ごとではない(ストリートエコノミクス)愛なき少子化対策はゲーテの逆鱗に触れる、その通り。
読了日:04月17日 著者:
ギター・マガジン 2023年5月号 (特集:鮎川誠、特別付録:鮎川誠の1969年製レス・ポール・カスタム原寸大ポスター)の感想
付録は鮎川さんのレスポールの原寸大ポスター。こんなの買うしかないでしょ。
読了日:04月16日 著者:
創業社長5 (マンガの金字塔)の感想
ダイエー創業者中内功氏がモデルかと思わされる内容。終戦から大店法が成立するまで、身ひとつで復員してきた主人公が大型スーパーチェーンを築き上げたものの、自身が時代遅れとなり、次世代への交代を迫られるとこで終わる。戦後の苦楽を共にしたものを後継者にするつもりが、諦めていた実子を授かってやはり血の繋がったものを後継者としたいとなり、元々の後継者候補にガッカリ感を与えるとこが創業社長ならではの設定か。敗戦から大店法まで50年、焼け野原の場面から始まって高層ビルの光景で終わる、すごい復興力だけど創業社長と同じく何→
読了日:04月14日 著者:川本 コオ,牛 次郎
創業社長4 (マンガの金字塔)
読了日:04月14日 著者:川本 コオ,牛 次郎
創業社長3 (マンガの金字塔)
読了日:04月14日 著者:川本 コオ,牛 次郎
創業社長2 (マンガの金字塔)
読了日:04月14日 著者:川本 コオ,牛 次郎
創業社長1 (マンガの金字塔)
読了日:04月14日 著者:川本 コオ,牛 次郎
水谷妙子の取捨選択 できれば家事をしたくない私のモノ選び
読了日:04月13日 著者:水谷妙子
池田暁子の必要十分料理の感想
食べることやお料理に特別なエネルギーを費やせない事に罪悪感を持ってしまう方に激オススメ。まずいの原因を2つに大別、食感によるまずいを無くす事にかなりの文字数が費やされており、これはヘドバンレベルの同意。「きのう何食べた?」を究極の献立漫画として徹底的に分析するとこなど、著者のこれまでの作品同様の帰納法ですね。どんな料理本でもうまくやれなかった、という方のファイナルアンサー的な本だと思うけどなあ。
読了日:04月09日 著者:池田暁子
10代の悩みに効くマンガ,あります! (岩波ジュニア新書 965)の感想
マンガは人生の参考書です!と帯にある通り、悩んだ時の答えとなるマンガの紹介。中学生くらいが対象かと思っていたけど、凪のお暇とか大人が性を介してつながる話もあり、キスもセックスももう10代には当たり前のことなのかな。マンガ以外ならこれ、と映画が紹介してありますが、「イケてる人になりたいのになれない時」というお悩みに対して「プラダを着た悪魔」と「アイ・フィール・プリティ」が紹介されてることで、著者の選択眼が信頼に足るものと納得できました。
読了日:04月09日 著者:トミヤマ ユキコ
わたしからはじまる: 悲しみを物語るということ
読了日:04月07日 著者:入江 杏
ザ・トート・タロットの感想
トートの書を読んだ後では、夢のようにわかりやすい!易については全く触れられていなかった。
読了日:04月06日 著者:伊藤マーリン
13歳からのサイエンス: 理系の時代に必要な力をどうつけるか (ポプラ新書 233)の感想
「スーパーサイエンス・ハイスクールの実態」という週刊誌の記事がベースだそう。子どもだってすごいんだぞ!大人のミニチュアじゃないんだぞ!好奇心の芽を育てるって大切なんだぞ!ということのようですが、好奇心の種を育む環境にあった恵まれた子どもたちということで、食うに困る子たちには縁のない話だよなというとこに着地してしまった私を許してください。子どもを育てるのは大人の義務だと思っちゃいました。それが未来につながる。
読了日:04月06日 著者:緑 慎也
闇は光の母 (5) スープとあめだま (闇は光の母 5)の感想
姉に誘われてシェルターにお手伝いにいく少年。初めて接するものに抵抗を感じることも、何をしたらいいかわからず戸惑う様子も、読む人に「同じ、同じ」と安心を与えるものでしょう。飴ちゃんの威力、すごいな。
読了日:04月05日 著者:ブレイディみかこ
トートの書の感想
過去に一度断念したけど再チャレンジ、やっと通読。当然1度では無理だから、何度も読み返す必要極大。易とのリンクが多少助けになる。
読了日:04月05日 著者:アレイスター クロウリー
スピリチュアルマンガ 幸せなスピリーマンの感想
何も知らない頃だったら(何を知ってしまったんだ?)いい話として受け入れてしまったでしょう。胡散臭さのハードルを下げられると、こうも警戒心がなくなってしまうのか。スピくささがあるのにそれを乗り越えていくのって、逆にすごいな、おい。
読了日:04月05日 著者:はづき虹映,鈴木ぐり
頭がいい文章 バカな文章(プレジデント2023年4/14号)の感想
雑誌の文章術特集といえばPREP法が大切だよ、に尽きるのに懲りずに買うバカは私ですよ。しかしこの号はちょっと異色。巻頭の金田一秀穂先生がテンプレに頼るなと言ってくれてるような。そして私の好物のドリル形式100問。プロに誌上相談Q&Aは3人の回答者の答えが同じじゃないことが安心。テンプレ運用至上主義に惑わされなくていいのだね。
読了日:04月04日 著者:プレジデント社
国語辞典を食べ歩くの感想
学者芸人のサンキュータツオさんが、国語辞典に掲載されている食べ物を表す言葉を比較するもの。「栄養と料理」に連載されていたもののようで、これが雑誌のありがたさ(余談:漫画もだけどさ、いきなりコミックスになるのではなくて連載という場があってこその単行本化だから、雑誌って大切)。重要視するポイントの違いが、それぞれのコンセプトを反映しているよう。国語辞典には小型、中型、大型があるということを今更ながら知り、そりゃページ数によって字数も変わるから自分が知りたいことに合わせて辞書も選ぶべきと学習しました。
読了日:04月04日 著者:サンキュータツオ
悪い気は植物が吸ってくれるの感想
榊の効用については特に拒絶感もなく読んでいたのだけど、日本酒の変化で気の状態を確かめるというところで力尽きた。おーい、発酵の専門家、なんか言うたってくれや。
読了日:04月03日 著者:時雨
大切なのは練習や勉強だけじゃない! 絵が上手くなる5つの習慣の感想
これは良書。絵に限らず、やりたいと思っていることがあるのに一歩を踏み出せない人、どうせ続かないと自分を責めているあらゆる人へ。くどいけど「絵に限らず」一歩を踏み出すためのベビーステップ、続けられないのはなぜかなどが「温すぎなく」書かれている。
読了日:04月03日 著者:焼まゆる
THE BIG ISSUE 452号の感想
巻頭インタビューは坂本美雨さん、これからは偉大な人を父に持つゆえの苦悩や葛藤がいっぱいあるんだろうな。「ウクライナ戦争はなぜ始まったのか?」ロシアはエネルギー資源が豊富だから過去の西欧列強のように資源を求めての植民地政策をする必要がない、確かに。ロシアの戦争とは猫が食べるつもりのないネズミをいたぶるようなものか。「コンクリートジャングルで出会う”スキマ雑草”の撹乱依存戦略」、これから俯いて足元を観察しながら歩いてしまいそう。
読了日:04月03日 著者:
週刊東洋経済 2023年4/1号[雑誌](中学レベルから学び直す40〜50代の英語術)の感想
私が英語を真面目に勉強するなら、さぞかし役に立ったであろう1冊。40代〜50代が対象というのがツボ。そう、60代向けならさらに力技を少なくしなくてはいけなかっただろう。室岡健志さんの「経済学者が読み解く現代社会のリアル」不注意な消費者を搾取するサブスク契約で思っきしうなずく。情弱はダメってことですね。
読了日:04月03日 著者:週刊東洋経済編集部
机の前に貼る一行 (朝日小学生新聞の人気連載)
読了日:04月03日 著者:ひきたよしあき
旧生駒トンネルと朝鮮人労働者の感想
大阪と奈良を隔てる生駒の山、難波線が開通して神戸から奈良が通勤圏になった。その生駒の山を穿ったトンネル、その工事の厳しさは在日朝鮮人にとって関東大震災時の朝鮮人虐殺と並び称されるものだったそうで。大林組が人材調達に朝鮮人を引っ立ててきた様子は黒人奴隷と変わらんの違うかと思わされた。アウシュビッツに怪談が一切ないのは、手を下したナチスに罪悪感がないからだそうで、生駒に朝鮮人の亡霊が出るという話は非道なことをしたという罪の意識がある故か。生駒の地に微かに感じていた禍々しさの正体がわかったような気がした。→
読了日:04月03日 著者:田中寛治/川瀬俊治/大久保佳代
ある行旅死亡人の物語の感想
タイトルの「ある」をスルーしてオンライン予約したら、思ってたのと違ってた。行旅死亡人のなんたるかについて書かれたものを期待していた私がバカでした。尼崎で発見された身元不明の「ある」女性のバックグラウンドを追い求めた記者の記録。筆者がであう人、背景を追い求めた人への敬意が行間から常に滲み出ていたことが印象的。「死者の人生を追うって大切なこと」、似たようなことを私もやっているので、ほじくり返すことに多少の罪悪感がありましたが、それが払拭されました。
読了日:04月02日 著者:武田 惇志,伊藤 亜衣
Bollocks presents 日本パンク・ロッカー対談集の感想
読友さんのレビューでこの存在を知る。ボロックス自体初めて手に取ったのが去年、編集者の熱意だけで存続しているのではと思わされる。ジョー・ジャクソンがかつて「ロックスターの最大の敵は老いだ、ロックスターはカッコよくあることが仕事なのに」というようなことを言ってたけど、ロックスターという職業(?)自体人類にとって初めてのものだから、老いたロックスターだって初めて遭遇するものだろう。年老いてもロックをやれることを体現してくれているミュージシャンの皆さんには感謝&レスペクト。→
読了日:04月01日 著者:
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