農家の長男、結婚願望がない［読売新聞人生案内］

賢明な読者の皆さまはおわかりでしょうけれど、このご相談の問題は「結婚願望がない」ことではなく、母親に自分の息子への理解がないことです。

みなさんご存知のように（知らんか）問題解決には３つの方向があります。

１：望む状況が手に入る
２：望むもの以外で代用できると気づける
３：どうでもよくなる

この３つです。

今日のご相談の問題は母の理解がないこと、じゃあ母に理解してもらえばいいのか？

上記の３つのパターンに合わせるなら、２の「父親が助け舟を出してくれる」となるでしょう。

でも。

最も（私的に）望ましいのは、３の「どうでもよくなる」です。

いいえ、どうでもよくありません（どっちやねん。

解決したい箇所は結婚したいことでも母親が理解してくれないことでもなく、ここ。

＞職業柄休みもなく、収入もあまり多くありません。こんな状況では、結婚や子育てをする気になれませんし、相手の女性だって嫌だと思います。
＞私は人見知りで人づきあいが苦手です。女性とおつきあいしても長続きせず、彼女も１５年以上いません。

これこそがビリーフ。

職業柄
人見知りだか

みなさんご存知のように（知らんか）人は自分がもっているビリーフの通りに世界を演出します。

Ｇ男さんは上記の２つのビリーフにより、女性に嫌と思われ、おつきあいが長続きしないという脚本のまま、人生を歩まれているのです。

では、どうすればいいか。

賢明な読（ry）、いつどこで誰によってこのビリーフを植え付けられたのか、それを明らかにすることです。

※ま、どうせお母さんでしょうけど

自分の価値観、人生が単に他者から植え付けられただけのものである、それは手放して自分に好ましい、より自分をハッピーエンドに導くシナリオを生きていいのだ、と気付けたなら、それは新しい幕開けとなるでしょう。

より、ダイナミックなシナリオの人生の。

回答は山田昌弘（大学教授）さんです。