４０代半ばのパート女性。２５年以上前の自分の進路選択を、いまだに後悔しています。［読売新聞人生案内］

ずっと以前にもらった結婚式の招待状に

新婦の過去と新郎の未来は不問で

みたいな事が書かれておりました。男の過去は突っ込んでええんか、女は未来に期待されてないか、と思った記憶があります。

後悔先に立たず、未来に対して抱くのはもちろん後悔ではなく不安。

さて、Ｌ子さんは過去を悔やんでいらっしゃいますが、その後悔が現在や未来にどのように影響しているのでしょう。

過去が気になって現在が手に付かない
過去が気になって未来のことを考えられない

ではＬ子さんの問題とはなんでしょうか。

＞情けないです

自分のこと「情けない」と思えなくなったらいいのかな？

フィードバックが得られれば失敗はない、と言われます。

過去を変えることはできませんが、未来はいくらでも手を加える事ができます。

Ｌ子さんの自分disポイントは

・積極的でない
・自分の意見がしっかり発言できない
・社交性がない
・要領ともの覚えがよくない

というとこですね。

では得られたフィードバックは

・積極的でない
↓
・積極的でなくてもいい場を求める
・積極性を持つ

・自分の意見がしっかり発言できない
↓
・自分の意見を発言しなくてもいい場を求める
・自分の意見をしっかり言えるようになる

・社交性がない
↓
・社交性が求められない場を自分の場とする
・社交性を持つ

・要領ともの覚えがよくない
↓
・要領ともの覚えがよくなくてもいい馬を自分の場とする
・要領ともの覚えをよくする

いずれか、Ｌ子さんにとってメリットが大きい方を選ばれたらいいですね。

選んで後悔しなくていいであろう方をね。

この時点で後悔は大部分払拭できているはずですが、最後にもいっこ。

・積極的でなくてもいいじゃないか
・自分の意見がしっかり発言できなくてもいいじゃないか
・社交性がなくてもいいじゃないか
・要領ともの覚えがよくなくてもいいじゃないか
と、なります。

すいません、最後じゃなかったです。

もいっこ。

・積極的だとか積極的じゃないとか、どうでもいいじゃないか
・自分の意見がしっかり発言できるとかできないとか、どうでもいいじゃないか
・社交性があるとかないとか、どうでもいいじゃないか
・要領ともの覚えがいいとかよくないとか、どうでもいいじゃないか

どうでもよくなるという事が、最も望ましい問題解決です。

そんな事、どうでもええやんけ！と思えるほど、集中できるものを持てる事が最善ではないかと。

好きで好きでたまらない音楽に触れる機会を増やす、とかいかがでしょうか。

音に浸ってる間は、他のことどうでもよくならないですか。

Ｌ子さんを好きな音楽でいっぱいに満たしてくださいよ、他の余計なものが入る余地がないくらいに。

どうでもよくなった後に真っ先にやってきたもの、もしくは最後まで残ったもの、それが L子さんがこれから進んでいく道でしょう。

回答は山田昌弘（大学教授）さんです。