夫が施設入所　会えずさみしい［読売新聞人生案内］

2024-04-13

主旨）人生案内をネタに好き勝手書く

６０代半ばのパート女性。３か月ほど前、夫が老人ホームに入所しました。

これまで私が自宅で３年ほど介護をしていたので、介護から解放され、一安心していたのですが、最近は毎日さみしくて、泣いてばかりいます。

私たちに子どもはいません。テレビを見ていても、涙を誘う場面があると、昔の夫との思い出を振り返り、胸が苦しくなります。

月に１度くらいは、友達と会っておしゃべりをして気晴らしはしていますが、家に帰ると夫のことを思い出して泣いています。

夫の面会には週１回は行っていますが、施設でコロナが流行し、しばらく面会できていないことも関係しているかもしれません。

もし、この先、夫が亡くなるようなことがあったらどうなってしまうのかと思います。心の持ちようを教えてください。（東京・Ｂ子）

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ　です。

多くの人に言われることでしょう、離れて寂しいと思えるほど仲のいいご夫婦なのね、と。

思うのです、嫌な人と離れられないことと、一緒に居たい人と離れさせられること、どちらの痛みが強いだろうかと。

失うことを恐れるあまり、手に入れることを躊躇される方もありますし。

いずれにしても、手に入れようと思っても手に入れられないものをＢ子さんは得られたのです。

夫さんと過ごされた日々、それによって得られたものがその価値をなくすわけではありません。

夫さんが目の前にいらっしゃらないからこそ、その尊さが身にしみてしまいますね。

さあ、何をいっても言い聞かせっぽくなってしまうので、カードにアドバイスを求めます。

🔸原因「無意味感」

こんなことしたってしゃーない、と今あるものに価値を見出せません。ここではないどこかを探していますが、青い鳥はすぐそばに居ることに気づけます。問題解決の直前に出るカードです。

🔸では、どうするか「手放す」

意味ない、と思う気持ちを手放してください。そのためには、手にしているものに意味を見出すこと

🔸得られるもの「セクシャリティー」

Not think but feel

夫さんがＢ子さんにインプットしてくださったものの豊かさを、思い出してください。そして、それがなかったら一体どうなっていたか。身震いするくらい怖いことではありませんか。それがないことが想像できないくらい大切なもの、それを得た時の愛喜びを体で思い出してください。

🔸現在「女帝の逆位置」

女帝はあらゆる豊さの象徴、そして女性としての幸せ。

逆位置の場合は、手にしているものの豊さに気づけていない、となります。

カードを参考に、いまぷならこう答える

どんなに美しい花も、いつかは枯れます。しかし、その花が持っていた美しさが損なわれるわけではありません。

Ｂ子さんご夫婦は、幸いにも花の盛りを一緒に体験することができたのです。

種から育てた花を看取る、寂しさも受け止める。それは共に過ごしたパートナーにしかできないことでしょう。

お役目、果たされてください。

回答は大日向雅美（大学学長）さんです。

私たちは生きていくうえで、自分で決められないことがあります。伴侶との別れがいつ訪れるかはわかりません。でも、共にある時の過ごし方は自分次第です。面会できるようになったら、できるだけ足しげく通って、楽しい時を共に過ごされてはいかがでしょうか。その時間の思い出が、もしもの時を迎えたあなたの生きる支えとなるはずです。