子の不合格に気持ち塞ぐ［読売新聞人生案内］

さ、みなさんご唱和ください。

子のため、それってほんとは親のため

語呂が悪かったかな。

みなさんご存知のように（知らんか）罪悪感とは相互なのです。

私が悪い、と思うと、相手も「私のせいで”私が悪い”と思わせてしまった」なり、そのスパイラルは延々続くのです。

それと同じで（同じだよっ）「子育ての仕方が悪かった」と自分を責めるつもりでも、その言葉を受け取った子にとっては「自分の存在はまずい子育ての結果なのか」となり、とうてい自己肯定感をあげることにはなりません。

お子さんが落ち込んでいないということは、それが本意なことだったのでしょう。

万が一合格していたら、暗黒の高校生活となっていた恐れが。

勉強以外に、力を費やすことが本意と思えるものを見つけられるよう、いろんな選択肢と巡り合えるようにサポートしてあげるのはいかがでしょうか。

回答は大日向雅美（大学学長）さんです。