5月の読書メーター
読んだ本の数:26
読んだページ数:4250
ナイス数:844
BRUTUS(ブルータス) 2024年 6月1日号 No.1008 [一行だけで。] [雑誌]の感想
読んだのは紙のほうだけど見つけられなかったのでこっちへ。俳句、短歌など1行で完結してしまうものから、詩、三文、小説の長文から抜粋した1行まで。パラパラ開いていると必要なものを目がキャッチするレイアウト。そして表紙のスヌーピー、ピーナッツの4コマ目が黄金のワンフレーズであったことに気づけないバカであったと気づかされた。
読了日:05月31日 著者:
日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術の感想
節水型トイレで大変なことがよく起きるらしいけれど、それと同じで(同じなのか?)水をケチる洗濯もダメなのだ。洗濯の基本は水をケチらない、なのだ。たまたま最近、室内干し100%になってたのだけど、期せずして理にかなったことをしていたと納得。
読了日:05月30日 著者:洗濯ブラザーズ
ライチョウ、翔んだ。の感想
胸熱!!中央アルプスでライチョウは絶滅したと思われていたのに、なんと一羽の雌(飛来メスと称される)が乗鞍岳から40キロも飛んできた。飛来メスが偶然カメラに捉えられたため、環境省の保護増殖事業に弾みがつく。立役者となったのは中村浩志。中村の狂気レベルなライチョウ愛に周囲も引き摺られていく。ライチョウの物語は必ずと言っていいほど絶滅の危機とともに語られる。1羽でも多く生き延びさせなくては絶滅リーチ。絶滅種の増加は、いずれ人類もその一部となるということ。ライチョウを守ることは地球を守ることにつながるという意識→
読了日:05月29日 著者:近藤 幸夫
週刊新潮 2024年 5/30 号 [雑誌]の感想
山崎製パンの記事を読みたくて勝ったのに「特集」というわりにたったの3ページってどういうこと!!「ライチョウ翔んだ」が書評で取り上げられていたので、やっぱ買おうっと(なに、それ。
読了日:05月26日 著者:
ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論の感想
仕事、勉強、遊び、この3つが幸せの大三角形だそう。「三行で撃つ」は仕事、「百冊で耕す」は勉強、そして本書は「遊び」について。しかしこの3つは固定されたものではなく、循環している。遊びだと思ったものが仕事になっていたり。勉強が遊びになったり。想定外の進路が開けることを「事故」といい、その事故が前出の3つの循環につながる。著者が最大の事故だったという、自著の出版、それは遊びだった音楽がきっかけ。私が著者に最初に目をつけたのも、新聞の音楽記事だった。著者の仕事ぶりも遊びぶりも半端なく簡単に真似ができるもので▶︎
読了日:05月25日 著者:近藤康太郎
ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇の感想
ドラゴン桜でブレイクした三田紀房の、漫画家人生のスタート前からコルクに至るまでの軌跡。運に恵まれたとしか言いようのない三田の漫画家人生、運とは単に口を開けて待っているものではなく、受け取る準備のできている人のもとにしか訪れないというのがよくわかる。数々の出会いとドラマがあるけど、最後にコルクに至る経緯が明らかになることで、そうか、テーマは漫画界のシステムを根本から変えたコルクだったのか、となり、三田の作品作りそのものが薄れてしまった私を許してください。
読了日:05月24日 著者:三田 紀房
ちゅんトーク 2の感想
雀の骨格でこんなポーズとれるわけないだろ、とか無粋なこと言う人はいないですよね?ああ、今回も萌えさせられた。そうなんだよ、水浴びサボってると臭いんだよ。そうなんだよ、文鳥でさえクーラーが気持ちいいほどの酷暑なんだよ。ハト先輩が硯で墨すってるとこ、うまいこと誤魔化したよなあ、真面目な人はハトにどうやって墨をすらせるかって悩むんだろな。
読了日:05月20日 著者:初丸うげべそ
江戸の少食思想に学ぶ: 水野南北『修身録』解題 (小学館新書 449)の感想
京都の金戒光明寺まで水野南北の墓参に行った私がやってきましたよ!関西の経済人による水野南北の勉強会のようなものがあるそうで、その方々たちが定期的に墓所の手入れをされてるそう。その方たちにとって南北は、松下幸之助のようなものなのだろうなと本書を読んで思いました。揺るぎない信念のリーダーからの力強い言葉、それは自身の弱さを補って余りあるものがあるのでしょう。要は自律、少食が開運に繋がるというのは、食を厳しく節制する自制心があれば、なんでもできるんやないか?と思った私を許してください。
読了日:05月19日 著者:若井 朝彦
ときめく心 中学生の相聞歌(そうもんか)の感想
国語の授業で作った相聞歌(かっこよく秘密のままで恋心を届ける短歌だそうで)、共同通信の記者さんがそのファンになって相聞歌は広がったようです。いやー、もうキュンキュン 中学生といえば厨二病の年代、こんな風に気持ちを出せたなら、いらんモヤモヤに悩まされることはないかもね。気持ちの言語化、大切。誰の心にも、いつだって、キュンキュンはあるんだよ、きっと。
読了日:05月19日 著者:桔梗 亜紀
あかい たまご?だれの たまご?の感想
ええ話やー、読み終えて思わずそう口からでた。巣作りに勤しむオオバン、ちょっと出かけたスキに見知らぬ真っ赤な卵が産み付けられていました。犯人探しにいろんな鳥が集まって、みんな「自分じゃない」と必死に言い訳。誰の卵であろうと卵は卵、温めてやらなくてはいけない、というミミズクの言葉に黙り込んだ鳥達、そこへやってきたのは赤い卵の真の親でした。さ、誰が親だったのかな? 鳥というのはデザインしやすいのかな、あまり馴染みのない鳥がいっぱい登場したけど、どれもそのままテキスタイルにできそうな意匠でした。
読了日:05月19日 著者:アデレイド・ホール
にんじゃ シジュウカラのすけの感想
図書館で予約してめっちゃ順番待たされた(買えよ!)。鳥が会話していることを発見した鈴木俊貴さん監修。出口かずみさんの絵がかわいくて!萌え倒れた!!表紙裏のモノグラム風のデザインがいかす!シジュウカラが使う言葉を忍者の使う術としての設定、それゆえにメジロのお殿様から重用される。動物の特性を物語にうまく仕立ててありました。なんたって絵がかわいい(しつこい。
読了日:05月19日 著者:大塚 健太
ほうきはわがともの感想
読友さんご感想に惹かれて。堀内誠一みたいって失礼だけど、グラフィカルでオシャレな絵。「黒人掃除夫」が仕事のパートナーであるホウキによって、人間の友人と巡り合う。運命は出会いまで、というシュタイナーの言葉が思い出された。縁はどこにでも転がってるけど、それを繋ぐ/切らさない意思を持ったものには、素晴らしいギフトがやってくる。繋ごうともしない者には何もない。
読了日:05月19日 著者:ローランス ドラビー
THE BIG ISSUE JAPAN478号の感想
香山リカ「むかわ町穂別診療所の四季」〜小さな町でプライバシーを知られていることに抵抗を感じてもビッグデータとして知られてしまっていることに抵抗を感じている人はいないのでは/第三の性「ムシェ」が尊ばれる〜二元論で立ち行かなくなった世界に第三の選択肢とはガス抜きに必要なのでは/オーストラリア・ピルバラ大型運搬車〜DV被害者の女性たちによるロードトレイン、ピンクに塗装されたトラックの素晴らしさよ/リュウグウの石は語る〜リュウグウって直径たった900mなのか!よくそんなとこにタッチダウンできたね、科学の力スギョイ
読了日:05月18日 著者:ビッグイシュー日本
表現を仕事にするということの感想
ただの個人の感想です(めっちゃガード)。クリエイターって言葉ありますやん、それに初めて遭遇したのはmixi黎明期。創造主ってなんやねん!と思ったら、Macを使うデザイン系の方々がクリエイターと自称されていた。創造主なんて名乗っていいのは横尾忠則レベルだよ!と思っていたのですが、すっかり猫も杓子もクリエイター。小林氏の主張、意外なほどに真っ当なものばっかりだったのですが、「表現」の範囲がすごく限定されてませんか?と途中から萎えてきました(ゴメンナサイ、ゴメンナサイ)。”ぼくにとっての”表現、なら納得。
読了日:05月16日 著者:小林 賢太郎
不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方 (文春文庫 ほ 10-1)の感想
ジーザスに惚れているからこんなに何でもできるのだ!すぎょい!それは十二分にわかったのだけど、知りたいのはどうしたらそうもジーザスに心酔できるのか、なのです。
読了日:05月14日 著者:アーサー ホーランド
占い師星子 (3) (ビッグコミックス)の感想
占いをやってますので、占い業界の裏表を多少知っております。占いを非科学的と否定されることが多いですが(ちなみに東洋医学も)、じゃあ、科学的ってなんなのよ?って話になります。あなたの定義するところの「科学的」とはなんですか?って言い方をしたらそれっぽいでしょ!!
読了日:05月13日 著者:岬 ミミコ
占い師星子 (2) (ビッグコミックス)
読了日:05月13日 著者:岬 ミミコ
占い師星子 (1) (ビッグコミックス)
読了日:05月13日 著者:岬 ミミコ
パリピ孔明(17) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
ページを跨ぐ大コマが続くと手抜き感を抱かされるものなのだけど、広いスペースで英子が伸び伸びと歌っているようにしか見えないので、すっかり洗脳されてまともな批評眼は持てなくなっていると思われ。絵はうまいんだと思う。こんなに音が聞こえてくる作品って初めてだよ。策を弄すること、リアルではどこまで許されるものか。三国志マニアならなにやっても無問題って思うのかな。
読了日:05月07日 著者:小川 亮
愛しのゴキブリ探訪記 ゴキブリ求めて10万キロの感想
みなさんご存知のように(知っててください!)私はGがまったく平気です。平気になったきっかけは森達也のテレビ番組です。怖いものの正体ってすべからく「幽霊の正体見たり枯れ尾花」、ちゃんと見れば怖くなくなるのです。G本は何冊か手に取りましたが、いずれもG愛がすごい!世間一般では迫害されているから尚更のことか。昆虫の1種類でしかないんですけどねー。薬剤メーカーが売り上げのためにGに必要以上にネガな印象をインプットしたとしか思えない。創造主がセンスを競い合うかのような昆虫の意匠、Gだってデザイン的には秀逸やと思う→
読了日:05月07日 著者:柳澤 静磨
賢い人のとにかく伝わる説明100式の感想
ビジネス本あるあるで、目新しいことはないのだけど、「伝わっていない」と気づくことこそが大切なのでは、と思わされました。
読了日:05月06日 著者:深谷百合子(著)
しごとへの道1: パン職人 新幹線運転士 研究者の感想
図書館で借りたのですが胸熱だったので購入。うちには何がしたいかわからない、適職ってなんだろ、ってご相談が非常に多いのですが、そういう方の参考になるかと思いました。ブログに書きました。ご高覧いただければ喜びます。「天職ジプシーの方へのおすすめ本」 https://connectron.love/2024/05/book/37596/
読了日:05月06日 著者:鈴木のりたけ
医者がすすめる”大豆ファースト” 主婦の友生活シリーズの感想
めっちゃ美肌の知人に秘訣を尋ねたら「蒸し大豆」だと。なじみやすいレシピと思ったら、レシピ担当は奥薗センセだった。とにかく食卓の皿すべてに大豆をのっけるぐらいの覚悟でやらねばなるまいか。
読了日:05月05日 著者:
JK、インドで常識ぶっ壊されるの感想
親の転勤でインドに。異文化とのぶつかり合いで自分が常識と思っていたことをぶっ壊される。そして帰国後、現地で果たせなかったことのリベンジとして出版を思いつき、出版甲子園に応募。インドに行った女子高生がみなこうなるはずもなし、気づく人と気づけない人を分つものは何なんだろうな。自分たちが当たり前と思っていることに、異文化圏の人は異なる意味を見出すだろう。何が、ではなくて、どんな思いを、というとこにフォーカスせねばと思わされました。
読了日:05月05日 著者:熊谷はるか
大隈重信演説談話集 (岩波文庫)の感想
朝活 「新日本 第四卷第五號 創刊三周年記念號 臨時増刊」冨山房、1914(大正3)年4月3日
中国が欧州列強にやられてたまたま弱ってた時に、日本すごいじゃないか、と勘違いしたのをいまだに引きずっているのではないか。→
読了日:05月04日 著者:
諸家の芸術価値理論の批判の感想
朝活 初版発行日: 1975(昭和50)年5月1日 書写のお題の部分が「私の提出した問題の意味が正しく理解されることを希望するのみ」だったのだけど、まさにそういうことが(どういう?)しつこく書かれている。
読了日:05月02日 著者:平林 初之輔
読書メーター
焼きそばパン買ってこいよ!とジャイアンから言われたら、あなたはどうしますか?
箸が転がっても、私のせいだ、とか思ってませんか?