移転した図書館が遠すぎて、通うことを諦めました。本はほぼ買うしかなくなり、いかに安く買って高く売るか、そればっか考えてます。手に取る本が偏りそうで不安です。アンリミで読むことが露骨に増えました。現場からは以上です。
9月の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:5106
ナイス数:652
私が欲しかったものの感想
読んでてほんと辛かった。高知東生の既視感も。かねてよりいろんな症状に病名が付くかどうかの境目がよくわからなかったのだけど、治療が必要かどうか、治療によって更生の余地があるかどうかがその分かれ道であると明記されていたのはスッキリ。万引きのきっかけも再現性があるといっては問題だろうけれど、万人が納得するもの。隠れてやったことに達成感を覚えればそれが大っぴらにできない犯罪に繋がる。隠れてやったことは必ず失敗につながると教育するのが治療というのも至極納得。走るのが楽しい、それだけじゃなぜダメなんでしょうね。
読了日:09月30日 著者:原 裕美子
大蛇に嫁いだ娘 (2) (ビームコミックス)の感想
無料で読んで続きが我慢できず課金して、最終的には紙のコミックスも購入。山の守り神と勘違いされている大蛇と、その大蛇に嫁として差し出された娘の異種婚の物語。なんたって絵がうまい。大蛇と娘の交接シーンときたら昭和の日活ロマンポルノのように汗と体温を感じさせるものでしたよ。
読了日:09月30日 著者:フシアシクモ
大蛇に嫁いだ娘 (1) (ビームコミックス)
読了日:09月30日 著者:フシアシクモ
「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた
読了日:09月30日 著者:ハック大学 ぺそ
目の見えない私が「真っ白な世界」で見つけたこと 全盲の世界を超ポジティブに生きる
読了日:09月30日 著者:浅井 純子
フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 2021年2月 (NHK100分de名著)の感想
『黒い皮膚・白い仮面』を読みたいけど本編には手が出せないのでまずはこちらを。ナチスのように誰もがわかりやすく異を唱えられる差別ではなく旧宗主国とはシレッと残虐なことをしているのだなあ。抑圧された怒りではなく劣等感が植えつけられるというのはうまい手と感心。卑屈と傲慢はセットというのも真理。名誉人種とは「白人への同化願望」、これはあらゆる差別に適応するのでしょう。そうして固有の文化は消滅していく。エリザベス女王が決して謝罪しなかったというのは悪いことしてると微塵も思ってなかったからですね。
読了日:09月29日 著者:小野 正嗣
ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議の感想
紙の本で読んだら違うのかもしれないけど、第一印象が漢字が多いであった私を許してください。2014年とちょっと前の初版のせいかな。最近は漢字をなるべく使わない表記が読者に優しいとか、見やすさ重視で余白が多いとか、ページを白っぽく感じることが多くて。私はこのくらい漢字が多い方が読みやすいです。アンリミで読んだけど購入。広告コピーとは人とモノの関係性の新たな構築というのがとても納得。ここさえ抑えておけばコピーライティングの細かいテクニックは無理に覚える必要ないのでは。
読了日:09月27日 著者:小霜和也
ボビー・ギレスピー自伝 Tenement Kidの感想
パンクとかニューウェーブとかと同じように、プライマル・スクリームとはバンドではなくひとつのジャンルであったのだな。イギリスで新たな音楽ムーブメントが起きるのは労働者階級の怒りが飽和状態に達した時のよう。父親の影響もあるのか視点から政治的な要素が薄れることはなく。新大陸で抑圧された黒人の音楽は海を渡ったイギリスでパンクに姿を変えて貧しい若者たちの魂を救うのだった。
読了日:09月26日 著者:ボビー・ギレスピー
最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常 (バンブーコミックス エッセイセレクション)の感想
当たり前のことだけど斎場で遺族が目にするものってごくわずか、ごくごくキレイなとこだけなのだなあ。以前設計事務所で働いてた時、斎場の改築工事の仕事があって、現場測量に行った時カマの中のベタベタが人の脂だって言われてのけぞりました。焼かれてる最中に生き返るってのは単なる都市伝説だそうで。そして故人の想いに引きずられるエピソードがあるのもやむなし。
読了日:09月22日 著者:下駄華緒,蓮古田二郎
ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく神戸の感想
2015年とちょっと古いので今はもうないお店も。神戸はスイーツとパンのレベルが高いとは言われるけど、それが当たり前になってしまっている贅沢な環境なのかもなあ。関東の人は、高い店が美味しいのは当たり前だけど関西はどこのどのお店に入っても美味しいって言われますよね。神戸牛とか食べたことないですよw 次回他府県からのお客様がこられた時はこの本を参考にしよう。
読了日:09月22日 著者:大日野 カルコ,三好 彩子
勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法の感想
どうしたら勉強が面白くなるかというより、勉強が面白くなれたらどんないいことがあるかということに多くの字数が費やされていた印象。
読了日:09月22日 著者:パク・ソンヒョク
ビジネス書を捨てよ、街へ出ようプロ営業師の仕事術の感想
セールスコピーライターの大橋一慶さんが言及されていたので購入。読んだら捨てろと書かれているのにあろうことか付箋をいっぱい貼って手元に置いて何度も読む気マンマンです。早く捨ててしまえるようにならなきゃ!教養とは初めて会った人と政治や宗教の話をすることなしに30分間会話をできるようになるためのもの、という定義を過去に読み膝の皿を割っておりますが、まさにその教養の大切さについて繰り返し述べられています。教養を獲得するための漁場を机上だけではなく街全体、特に飲み屋での釣果について多く触れられています。
読了日:09月22日 著者:高山 洋平
キルギスに行ってみたの感想
旅行記シリーズが楽しめたので、りえぞうさんの写真シリーズも制覇することに。これはスマホで見てはもったいない。写真の美しさは大きな画面で。途中に挟まれるコメントで、何をターゲットとしてこの写真を撮ったのかということがよくわかる。手作りテイスト満載なとこが味わい深い。
読了日:09月19日 著者:りえぞう
ウクライナに行ってみた 旅行記コミックエッセイの感想
こちら( https://bookmeter.com/books/19806678 )が面白かったのでシリーズの続きを。カタールは50ページしかなかったのにウクライナは190ページも。歴史の重さを内包した圧倒される美しさ。これが戦火で焼かれているなんて。
読了日:09月19日 著者:りえぞう
カタールに行ってみた 旅行記コミックエッセイの感想
旅先で撮った写真の整理のためにと旅行記を書かれたそうで。写真集の方は「写真ばかりでおもしろくないよ」と著者自らコメントされており、確かに水彩テイストのイラストは写真以上に旅情を感じさせるものだった。
読了日:09月19日 著者:りえぞう
実話BUNKAタブー2022年10月号【電子普及版】 [雑誌] 実話BUNKAタブー【電子普及版】の感想
ロマン優光による小田嶋隆センセへの追悼文を読むために手に取りました。初期の小田嶋センセの仕事について触れられていたのは懐かしく嬉しい。私も同じ道を辿った者だから。「そのスタイルゆえに毀誉褒貶があった」というのもまさにその通りで、自分の発言に対してどんな球が返ってこようと頑なに自分スタイルの球を投げ続けるということをする人ももう少なくなっていくのだろうなあ。悲しくはないけど寂しい、と締められていました。
読了日:09月16日 著者:
推しは目覚めないダンナ様です 低酸素脳症になってからの病院生活 (一般書籍)の感想
寝ている間に不整脈で心肺停止、低酸素脳症になった夫を介護する美容院自営妻のお話。夫が推しだという愛、献身ぶり、それも読む者の胸をうつけれど、それらを差し引いても介護の資料として一級品。現場のスタッフさんは頼れば頼っただけ受け止めてくれるのだなあ、というのが印象的。インスタでその後も連載中だそうです。
読了日:09月16日 著者:そら
人生はそれでも続く (新潮新書)の感想
ニュースは「今」を取り上げるものだけど当事者の「その後」を取材した読売新聞の連載の新書。前書きにあった赤ちゃんポストに託された方の「ゆりかごから先の人生も大事だよ」という言葉に生き続けることで得られるものの大きさを感じさせられました。どんなニュースにもその後はある。無責任に「今」を消費するだけでは見えないものが沢山。個人的には甲子園で松井を連続5敬遠された方のお話が切なかったです。
読了日:09月15日 著者:読売新聞社会部「あれから」取材
嘘みたいな本当の話はだいたい嘘 (コア新書)の感想
タイトルがど真ん中。書き下ろしなのかなあ、安倍総理の件と直近のネタから始まったのにはちょっと驚き。陰謀論についてかと思いきや、小山田圭吾の問題に着地した結論は「いかに人はミスリードされるか」だったよう。リードする方がいかにリードするか、される方はどんなメリットがあってそれを受け入れるか。メリットがあってリードされてんだから、どんなに反論したって受け入れてもらえるはずがない。オウムの時もそうだったけど、シャレのつもりでやっていてもシャレにならなくなるので、後からシャレだったんだけど、って言い訳にならない。
読了日:09月11日 著者:ロマン優光
日経トレンディ 2022年 10 月号の感想
「ずるい!文章術」という特集目あてに初めて手にする雑誌。トレンド紹介の雑誌に文章術ということは「書くこと」がビジネスのネタとして取り上げられるということは今後ますます書きたい気持ちが食い物にされていくということか(違)。人気ビジネス書の著者の誌上講義ということで15の書籍が並べてあったのがコピーや表紙の作りなどの違いが一目瞭然で、手にとるか取らないかの分かれ道がどこにあるのかがよくわかった。
読了日:09月11日 著者:
THE BIG ISSUE JAPAN438号 [雑誌]の感想
【リレーインタビュー:斉藤由貴さん】50代といえば”人生のベテラン”と言われるけど当人にしては初めて足を踏み入れる年代、戸惑って当たり前〜そうや、そうや、その通りや! 【マイ•オピニオン:いつもと違う販売者さん】読者の投稿ページ。いつもの販売者さんの口数が少ない、特集のオススメもなし、何か嫌なことでもあったのかな?と思ったら「
今回、僕が載ってるんです‥‥」と。その後会話が弾んだそう。これはほっこりエピソード。購入の際は販売者さんと会話しなくてはね。
読了日:09月05日 著者:ビッグイシュー日本
ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)の感想
メールの返信が来なくてイライラする時、ネガティブケイパビリティの精神で乗り切らなくてはと思わされた(違)。山は登れば次の視界が広がる。この考え方にここんとこ立て続けに遭遇した。先がわからないと進めないってのは占いを必要とする人の精神だな。しかしネガティブだけでは対応できないことも当然あるので、マインドフルネスと同じく”そればっか”の信奉者が増えることをちょっと危惧。
読了日:09月05日 著者:帚木蓬生
噛みあわない会話と、ある過去について (講談社文庫)の感想
初著者さん。どんな方かも全く知らず。コミュニケーションギャップについての内容かと思ったら。描かれていたのは怨念だった。
読了日:09月04日 著者:辻村 深月
エベレスト登頂請負い業
読了日:09月03日 著者:村口徳行
孤塁 双葉郡消防士たちの3.11
読了日:09月03日 著者:吉田 千亜
あなたも保育者になれる: 子どもの心に耳をすますための22のヒント (教育単行本)
読了日:09月03日 著者:青山 誠
僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回
読了日:09月03日 著者:森田 真生
庭仕事の真髄―老い・病・トラウマ・孤独を癒す庭
読了日:09月03日 著者:スー・スチュアート・スミス
読書メーター