気が利かなくて困る(過去記事再掲)

初出:2016/08/19


まいど!コネクトロン番頭のジャミラウサギやで!!
こないに可愛らしいルックスやけどな、実はわいはおっさんなんやで!!!
さ、今日は兵庫県神戸市在住の55歳Iさんからのご相談や。
さ、Iさん、何をお悩みなんかな?

こんにちは
ジャミラ:あ、Iさんっていまぷはんやのうて生駒はんやったんか!
生駒:アルバイトのことで悩んでいるんです
ジャミラ:なんや、生駒はんもバイトしとるんか。本業も忙しいやろに、よう頑張ってはるなぁ
生駒:修行なんです、バイトは
ジャミラ:なんの修行や
生駒:私、気が利かないんです(きっぱり
参考エントリー:頭がいいってこういうこと
ジャミラ:ほぉー、そうなんや
生駒:人に何をしてあげなきゃいけないかってことに気づかないんです
ジャミラ:たとえば?
生駒:一緒に食事するときなんか、すぐに取り分けることができる人いるじゃないですか、私、それができないんです、出遅れるんです
ジャミラ:ああ、それは最近炎上しとったな。 ◉女の子なら出来ないと本当に恥ずかしいから。お食事の『取り分け』基本ルール確認 なんで女ばっかせなあかんねん!て
生駒:ホテルにバイトに行き始めたのは献血ルームでの接遇に感銘を受けたからなんですけど。 ◉私はなぜホテルバイトをしているのか バイト始めたら、いかに自分が気が利かないかを思い知らされました
ジャミラ:でも、もう2年も続いてるやん?最初の頃よりはだいぶ気ぃ利くようになったんとちゃう?
生駒:最近、新しい人が何人か入ってきたんですが、みなさんものすごく優秀なんです!仕事なんてあっという間に覚えちゃって、2年前の私ってどんだけボンクラだったの?ってビルの屋上から身を投げたくなります!!
ジャミラ:まあ、外に出て働くん、8年ぶりやったんやろ?慣れるまでしゃーないやん
生駒:慣れたのに、2年前よりできるようになってるはずなのに、最近とみに気が利かないことが多いんですっ
ジャミラ:どないに?
生駒:誰かが何かやってて、あ、それやらなきゃいけないって私気がつかなかった、ってなるんです。気がつけなかったことでダメポ沼に沈み込んでしまうんですっっ
ジャミラ:気がつくだけええやん
生駒:そんな気休め!!
ジャミラ:この本にも書いてあったでー


なんて書いてあったんですか?

そのものズバリ、「それでも気づけないと悩んでいるあなたへ」っちゅう章があったで。気遣いは才能やのうて、小さな習慣の積み重ねや、て。意識すれば誰でも身につけられるもんやてな
生駒:2年たっても身についていませんっ
ジャミラ:ほらほら、ここに書いてあるで、「もしあなたが”自分は気がきかない”と悩んでいるとしたら、それは自分に足りないことに気づいているという証です。それはあなたにとって大きなチャンスです。」てな
生駒:それはわかるんですが。気休めっぽさはぬぐい切れませんっ
ジャミラ:なんやー、えらい強情やなー。ほら、こんなことも書いてあるで。「最初は大変かもしれません、そんなとこも見なくてはいけないんだ、と面食らうこともあるでしょう、はじめはうまくいかなくてもその苦しさを超えれば、いつの間にか楽しくなり、それが余裕を生んで、好循環を生み始めます。」てな
生駒:大変なんだー
ジャミラ:ほら、「自分にとっては大変だと思う状況に身を置き、どっぷりつかってみることはとても大切です。その時は大変でも一生続きません。そこを越えた先に必ず新しい境地を手にいれることができます。気遣いは後天的に身に着けることができるスキルです。」やて
生駒:そっかー、気休め言われるよりも、大変です、ってはっきり言って貰ったほうが却って気が楽になりますね
ジャミラ:せやろー、気休めとちゃうやろ。しんどい思いして身につけたものには値打ちがある、いうことや
生駒:今、悩んでいることもいつかは実になるんですね!
ジャミラ:せやでー、だからあきらめんときや
生駒:はい、頑張ります!

でな、なんで自分が気ぃ効かへんのかわかるか?

はい、それはわかってます、して貰うのが嫌だからです、だから人にもしてあげようと思わないんです
ジャミラ:うっかりしてあげて、それに嫌な反応が返ってくるんが怖いんやな
生駒:その通りです、していいのかな?といつも躊躇してしまいます
ジャミラ:生駒はんがなんかしてあげた時に、嫌な反応返してきたんは誰や
生駒:ママ……
ジャミラ:おかあはんか
生駒:ママだけじゃない、おじいちゃんもおばあちゃんもおじちゃんもおばちゃんも、みんなそうだった(涙
ジャミラ:してあげたいけど、してええんかどうか、って悩むようになってもうたんやな
生駒:うん
ジャミラ:だから、悩むのが嫌さに気を配ることもせぇへんようになった、いうことや
生駒:そうですね
ジャミラ:気づいていても、それに蓋してしもうとったかもしれへんな
生駒:ああ、そのほうがしっくりきます
ジャミラ:してあげたい、相手にはそれが必要や、と思うたらしたらええんや
生駒:そうですね、相手のことよりも自分が傷つかないことを優先してしまっていました
ジャミラ:そうや、人の顔色ばかり見とる人が、相手の気持ちを優先してしまう、て言うけど、実は優先しとるんは自分の気持ち、傷つきたくないいう自分の気持ちや
生駒:そうかー、そうですよねー、相手のことを思いやってるフリしてただけですね
ジャミラ:ほんまに相手のことを思うなら、相手にとって必要やと思うことしてあげたらええやん?
生駒:そうですね、そこで断られたとしても必要なかった、ってことだからそれでイチイチ傷つく必要もないんですね
ジャミラ:せや、いらんもんをいらん、て正直に伝えてくれただけや、そこには生駒はんへのジャッジなんかあれへん
生駒:やっぱり恐れていたのはジャッジなんですね
ジャミラ:ジャッジの痛みいうんはほんま人を縛るさかいな
生駒:痛みにヨシヨシしてあげなきゃ

ほんまや、ほんで、大変やろうけど気づけるようになる機会、まわりをみていっぱい増やしていったらええで

失敗して凹むこともあるでしょうけれど、頑張ります!!

まとめ

人の気持ちばかり優先してしまっている、というそこのあなた。あなたが優先しているのは他者の気持ちではなくて、自分を出してそれが受け入れられなくて傷つくことです。傷つきたくない、という自分の気持ちです。実はあなたはものすごく自分を優先しているのですよ。大切にしているのですよ。ただし、過保護になってしまうと、ぶつかることによって得られるものが得られません。
えっと、これを機会損失っていうんでしたっけ?ヨーコさん。
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