テンバイヤー

ママンの施設の近くに大安亭という市場があります。
初めて行った時はその安さに感激したものですが、人は慣れるもの、今では当初の感激も薄れました。
それでも家の近所で買い物するよりは安いので、施設に行く時は買い物カートを引きずっていきます。
ケアマネさんから、なんでいつもカート持ってるんですか?と不思議がられました。
近所の人にも、カート持ってるとこしか見たことない、と言われました。
たまたまや、たまたま!!カート持ってない時だってあるわ!!
昨日もママンの部屋の掃除洗濯を終え市場に向かいました。
魚屋さんを通り過ぎようとしたら、店主らしき男性と女性のお客さんの会話が耳に入ってきました。
客:新子ちょうだい
※江戸前のシンコではありません、イカナゴの稚魚のことです
店主:はあ?シンコやて?アホか!シンコなんかあるわけないやないか。お前、ほんまに神戸の人間か!シンコがどんだけ獲れてへんか知らんのか!!
※神戸の春の風物詩イカナゴ、今年は絶不漁です
客:○○さんとこやったら特別なルートで持ってはるん違うかな、て聞いただけやん、そないに言わんでもええやん
店主:そんなルート持っとったらこんな小さい店やってへんわ
客:ほんまやなあ、私みたいな安い客でごめんな
店主:来年は100グラム1万のシンコ仕入れるよって、買いに来てな
客:今から貯金しとくわ
私は立ち止まって聞いていたわけではなく、魚屋の店先を通り過ぎる間に耳にしたものです。関西人の正しいあり方を見せつけられたようです。
さて、買い物後のカートはこんな感じ。

これを引きずっての帰路、5人のおっちゃんから声をかけられました。
ネギ食べたら長生きすんで!
喉痛いんか、首にネギ巻いときや
鴨か、姉ちゃん鴨なんか、ネギ背負わなあかんやんか
等々。
私も負けてはいられません。
1本要りませんか?
くれるんか、ネギ。タダは悪いなー、払うで、なんぼや?
2本で150円だったから1本100円で。
高いやんか!!
だって転売ですもん
と、精一杯のボケをかましたところ別のおっちゃんが
転売ヤーやな、姉ちゃん!とお約束のツッコミをしてくれました。
関西ではあらゆるところがボケとツッコミの修行の場です。
※実話です
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