作家の兄 収入乏しく不安[読売新聞人生案内/20231030分]

主旨)人生案内をネタに好き勝手を書く

20代の会社員男性。2歳上の兄について相談です。

・実家の兄は公務員として数年働いた後、作家を目指すために仕事を辞めて、電子書籍という形で出版しながら4年以上たつ
・一冊読んだが、中身が薄っぺらいと感じる
・作家として月6万円ほどの収入を得ながら、実家の農作業を手伝い、親から月9万を受け取っている
・私が懸念するのは、50代半ばの父親が働けなくなったら生活をどうるするのかという点
・電話で話した際、父は「75歳まで働く、なんとかなる」と言って危機感が薄い

私は、兄が30歳を迎える前に外で働いて収入的に自立してほしいと考えています。作家を諦めてほしいのではなく、作家活動と並行して父に頼らずに生活できる程度の収入源を確保してほしいという意味です。兄はプライドが高く、人間関係の構築が苦手です。今度帰省する際に自分の考えを兄に伝えたいのですが、どう接すればいいですか。(埼玉・A男)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

お兄さま、山ほど借金作ってるとかじゃないんですよね、堅実な生活なさってるんじゃないでしょうか。

恥ずかしながら一人っ子なもので、兄弟姉妹間の距離がよくわかりません。

自分の子ならいざ知らず、そうも心配するものなのですね。

ごめんなさい、わかんないのでサイコロさんに尋ねます。

・本卦:山火賁 五爻
質素にすることで一時的に謗られるが、最終的に豊になる。

・裏卦(自分の本音):沢水困
なんとか耐えるしかないとき

・賓卦(相手の本音):火雷噬嗑
問題はあっても前向きでいればなんとかなる

・互卦(解決策):雷水解
これまでの苦労があるなら解決する、ないなら新たに問題が出てくる

・之卦(未来):風火家人 五爻
家庭内が充実する

卦を参考にいまぷ だったらこう答える

相談者さんはお父様に危機感が薄いと心配されていますが、お父様は家業(農業)の確固たるビジョンをお持ちなのではないでしょうか。

そしてお兄さまにも。

自身の執筆と農業に対していずれもブレないビジョンがある。

公務員のような待遇は得られないでしょうけれど、それを投げ打っても得たいものが現状ですでに手にされているのでは。

どうしても心配なら、お兄さまが何かやらかしてもご自身には火の粉が降りかからないように対策を施しておくとか。

相談者さんからしたら「プライドが高くて、人間関係の構築が苦手」なお兄さまが、お父様から否定もされずにいることにモヤモヤなさっているのでは、という穿った見方の私を許してください。

相談者さんの生活に差し障りがないのだったら、お互いもう別人格の大人なのですから、迂闊に口出しされないことがオススメです。

回答は藤原智美(作家)さんです。

公務員をやめたのは仕事と創作活動が両立しないと考えたからでしょう。実際、収入を上げるような作品を書くのは、片手間では難しいものです。将来性はないと見えても、お兄様なりの考え、人生観があります。兄弟といえども別人格です。当面は、お兄様のことは遠くから見守るだけにして、あなた自身の人生に集中されるといいでしょう。

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